気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ソード・ワールド

新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz 2 競争・怪盗・大湿原

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GM ええ、大変です。ですがこんなに長い雨は久しぶりで、降り始めのころはこうなるとはわかっていませんでした。なかなか止まない雨、来ない依頼、どんどん軽くなる財布。空いた時間だけが過ぎていきます。
ディケイ おい、最後の「財布」は聞き捨てならないんだが、GM?
GM いやあ、はっはっは(そっぽを向く)。 

先生のロールと、子供たちのロールの温度差がなぁ。
子どもたちの和気あいあいと入している感じは嫌いじゃないです。
ただ、どうにも先生の善人っぷりの部分に違和感を感じたり。
孤児院のネタがPCたちの根っこになっているようなんで、それを取り入れていくようにして演出されていくのは良いですね。

第四話 「老夫婦と鹿毛の馬」
第五話 「オークションと宝石泥棒」
第六話 「かけおち娘のマリッジブルー」

結局どれも根本にあるのは人助けなんだよなー。
あまり冒険をしていないリプレイに思える。折角の小国が集まった西武諸国ということで、国を移動したり、順調にイベントやら依頼やらはこなしているはずなんですが。
まー、その分PC同士の絆は強くて、読んでいてほのぼのできますがねー。
 
第四話は、ラバンという西武諸国の中でも最も新しく、規模の小さい国に赴く話。
チャリオットレースを見学したいという商人の護衛をして言ってみたら、変な老婦人に絡まれて、レースに参加することに。
この老夫婦。アイルを捕まえて、息子だと、持て囃す。
それを見ていた、ブランシュは、信じられないというのと、関係が崩れる可能性とで、ちょっと困惑気味。
こんな中でもナジカの善人ロールは輝いています。
万が一があったら、後悔するんだから、とりあえずは、という感じでかかわっていくわけですが……
ナジカ先生を詐欺にひっかけるのって凄くちょろそう。
善意の信奉者であるのは構わないけど、最年長なんだし、もうちょっとどうにかならないものか。

第五話は、四話で円があった商人の友人宅で行われるハウスオークションに行く話。
破産したので資産処分して一からスタートだ、という感じですね。
まーハウスオークションでなんとか補てんして、出発できる程度の落ちぶれ方で済んだのはよかったんじゃないかなー。一家離散とかにはなってないんだし。
で、オークションの品を盗もうとしている動きを 察して阻止したりと色々やってます。

で、第六話。
ハウスオークションをやった家の娘は、何時は逃亡していた。
オークションにかこつけて、若手の資産家も呼んだし、気が合うようだったら、とお見合いに持っていくことも視野にあったそうで。
想い人がいて、無理やり結婚は嫌だと、逃げ出した少女の安否を確かめに行く話。
しかし、あってみるとマリッジブルーなのか、ちょっと気分が落ち込んでいるようで。
浮上した後の行動力はちょっと、自重しろって感じでしたけど。
危険地帯に踏み込むなよ。もうちょっと考えようぜ。運が良くてよかったね。


新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz 1 旅立ち・お祭り・子供たち

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ディケイ (厳かに)俺は今、人生で大事なことを覚えた。
GM ん? 何?
ディケイ 持つべきものは、コネ(断言)。
一同 わはは(笑)。

ソード・ワールド2.0はルルブもリプレイもそこそこ読んでます。
で、版上げ前の旧版リプレイは初なんですが、結構システム違うんですなー。
世界観とかも違うっぽいですし、変更点多いように見えます。
職業でシャーマンとかいう2.0ではないものとかもあります。
冒険者レベルでダメージ軽減とか、面白そうな感じですが。
戦闘システムも違う感じですねー。これで採用されている「SEコンバット」は2.0と変わりないように思いますが。
先制取った方の陣営が集中して攻撃して、相手のターンに動くあたりは同じ。
まー、他の戦闘方式もあるようですが。旧版のルルブもいつか読んでみたいものですな。

第0話 「生まれ出でるキャラクターたち」
第一話 「青い皿と酒飲みゴブリン」
第二話 「祭りと迷子と誘拐と」
第三話 「遺跡と人のいい依頼人」

アレクラスト大陸にある、西武諸国を舞台にしたリプレイ。
十の都市国家が群立する地方で、小国の集まりと他国からバカにされることもありますが、それぞれの都市に独特の文化があるため、文化や技術は成熟している面もあったりするそうで。

そんな地方を冒険する5人は、同じ孤児院の出身。
長命なエルフの先生、魔術師のナジカ。
年長者として、チームのまとめ役をする、シーフのディケイ。
幸運神の神官で、弟属性全開とキャラ紹介で書かれているような優しい少年、アイル。
わがまま且つ小悪魔的らしい、シャーマンの少女ブランシュ。
火力担当、普段はのんびりしているが、やるときはやるファイターのキーナ。
孤児院の近くの村が大凶作。年長組には院を出てもらって、冒険者として生活してほしいと院長に送り出された3人。
まぁ、それでは不安だからと、既に独り立ちしているディケイと、諸事情から一緒に院を出た先生、ナジカの5人でいろいろと任務をこなしていくことに。
 
全体的に嫌いじゃないんですけど、先生の善人ロールが厳しい。
困ってるなら助けるよ、という精神は悪くはないでしょうけど。
GMが報酬で困惑しているじゃないですか。
ロールプレイ重視も大事だとは思いますけど、レベルに応じた報酬はきちんと受け取らないと装備とか大変だと思うんですがね。
他の4人のPCは結構好きな部類に入るんですがねー。

1巻という事もあって、今回の冒険は結構大人しめ。
ちょっと山小屋に立てこもったゴブリン退治したり、お祭り中によからぬことしてる奴らとっちめたり、ちょっと遺跡探索したり。
オーソドックスに冒険者として経験を積んでいっている感じ。


ソード・ワールド2.0リプレイ 拳と魔封の物語3

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ルルック 蘇生を拒否したんだ。どうして?
GM/ログナー 世界は、そのとききちんと生きているヤツのものだからだ。十年前、俺は死んだ。そこで俺という人間が世界に関わることは終わったんだ。俺は、死ぬってのはそういうことだと考えている。死ぬまでになにができるか、どれだけ俺として生きられるか。そう思って、俺は生きていた。

リプレイ完結巻。
結構驚きの展開だったといいますか。
あらすじにも「大切な仲間との別離」とかありますしね。
アンはやっぱりそういう選択をするのか。
しかしまぁ、入れ替わりが激しいというか、結構コロコロメンバーが代わったので、その点は残念かなぁ。
あとは、口絵1枚目でネタバレかますのはどーなんだろう。アレはちょっと正直微妙なトコだと思いましたがね。

第七話 「別離のとき」
第八話 「蒼空の決戦」
最終話 「a dreamscape」

いつも通りこぼれ話と歩き方も収録。
イベント戦闘として処理するのなら判定させなければよかったのに。
ダイスを振らせると予想もしなかった方向に話が転がったり、GMの思惑超えてくることはよくあります。

シリアスなイベントが発生した、クライマックスの中でログナーさんの発明品が清涼剤。
ドラゴンに飛行装置つけてみようと設計図引いてるとか何しているの。まあ正確にはドラゴン用のジェットエンジンみたいですけど。ユニークというか、紙一重でバカな発明しているような。

GM たしかに、クリムゾンローズとホワイトリリーはログナーの作品です。それをミレスにあげて、「今日からお前は『紅薔薇と白百合のミレス』だ! わはは!」と言い放ち、最初にぶん殴られました(笑)。

とか遊び心を忘れない人だったんだなぁ、という感じ。


ソード・ワールド2.0リプレイ 拳と魔封の物語2

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カラト ルルック。フラーゲンに帰るのは、もう少し先になりそうだ。
ルルック どうして?
カラト 言わなきゃダメか?
ルルック ううん、そうなると思った。やっぱ、それでこそカラトだよね。だからカラトと一緒にいるの、好きさ。

第四話 「尋ね人は……?」
第五話 「過去に出会う場所」
第六話 「再会のとき」
の3話収録。今回もこぼれ噺と歩き方が乗っています。

アンがライズが絡んだときにポンコツになるというか、自分をもてあましているロールプレイをしているのが中々。
それがあったからこそ、最後の方で、組織に利する行動について悩みが出たりするんでしょうし。
カラトとルルックの、「パーティー組んでる理由がなくなったけどどうしよう」っていう悩みはなるほど、そういうこともあるのか、と思いましたがね。

最初にNPCとして出てきたライズのデータが、PC紹介のときに一緒に掲載されているのはどーかなーと。パーティーに加わるときに乗せてくれた方が良かったんじゃないかなーとか思ったりしますが。

さて、ログナーの伝言を元に、不思議な仇名をもったミレスさんを探すことに。
ただまぁ、伝言を残したログナーがいたずら好きというか結構お茶目な人だったようで。そんな恥ずかしい仇名の人がいるのか、と手がかりがまったく得られず。
仇名のない「ミレス」さんの噂なら聞こえてきたので、ログナーの悪戯心なんじゃないだろうか、という疑いを持つPCたち。
調査のなかで何やら、不穏な、というか意外な事実も発覚したりして、イベントを順調にこなしている感じですねー。

ソード・ワールド2.0リプレイ 拳と魔封の物語1

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GM ひとしきりまくし立てたあと、ログナーは「なにがあったか知らねーが、とりあえず王都に行って、こいつに会え」と人の名前を口に出しました。
ルルック 誰さん?
GM 「紅薔薇と白百合のミレス」という人物です。
一同 なんだそりゃーっ!!

第一話 「拳闘少女のファースト・ステップ」
第二話 「ブラック・メイド」
第三話 「父と鍵の迷宮」

の3話収録。
「拳と魔封の物語」こぼれ話だったり、ラクシアの歩き方とかも掲載されていて、わかりやすいリプレイだったと思います。
こぼれ話とかは結構個人的に好き。どういう考えがあったのか、とかこうするとやりやすいとか色々書かれているので参考にもなりますし。

結構丁寧なつくりだなーと言う感じ。
10年前に壊滅した街の生き残りの少女、エイベル。
事件に関係している組織の密偵、アン。
近隣の街の冒険者、カラトとルルック。

グラスランナーの無駄な行動力の高さがよくわかるリプレイだったというか。
まぁ、そこそこ笑えました。
エイベルがグラップラーなので、拳は分かりますが、「魔封」ってなんなんでしょうね。
封印された魔剣の事だろうか。魔剣のダンジョン潜ってたし。

ソード・ワールド2.0リプレイ マージナル・ライダー1

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プレイヤーB (扉を開けて)やっほ~。
プレイヤーC 貴方も、拉致されてきたようね。
GM 拉致とか、人聞きが悪いなぁ。ちゃんと快諾してもらえましたよ。
プレイヤーA 先輩、事典で「快諾」って言葉の意味、調べてくださいよ!

タイトルにある通り、主人公はライダー技能持ち。
目指せ竜騎士、みたいな感じになるんですかねー。
馬フェチすぎてどうしようかって、レベルですけど。

GMとPLの間で設定について話す部分とかあって、脱線とかもあまりない、割と真っ直ぐなストーリー。
PC入れ替え式というか、話によってメンバーが代わるような構想もあるようで。
実際2話と3話で一人ずつ増えてますしねー。
その辺のギミックもわりとうまく働いていたんじゃないかと。

第零話 「竜の国のプロローグ」
第一話 「馬フェチ緊急発進」
第二話 「駆け出し冒険者」
第三話 「懲らしめ馬泥棒」

第零話っていうのは、キャラクターメイクとか、GMとPLの間でちょっと話し合って設定すり合わせたりとかしている様子が描かれている、準備の話ですね。
実際のリプレイとしては1~3話収録。

ルールブックⅢに掲載されている、デュボール王国という竜騎士の国の近辺を取り扱ったリプレイですなー。
第一話は、PCたちが冒険者じゃないところから始まっていきます。
放牧をしている一部族の族長の息子にして、驚異の馬フェチ、ラファル。
そんなラファルに拾われたルーンフォーク、ナハト。
同じくラファルに拾われ、なぜか竜の子を連れているメルティー。
女の子2人も拾ってくるとか、これでラファルが馬フェチじゃなかったらフラグとか色々立つだろうに。今のところバキバキおられている音しか聞こえない。
しかし3話でマギテックが仲間に加わって、魔導バイクでテンション上げたりしていましたし、少しずつ変わってきてるの、かな…? 幅広くなって悪化したというのかもしれないが。
仕込まれているギミックがどう活用されていくのかが個人的には楽しみ。


ソード・ワールド2.0リプレイ アシュラウトの無限工房

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タスク「で、でたぁぁぁ! アリッサのおっぱい斬りやぁぁ!」
アリッサ「このまま一緒に師匠を斬ってもいいっすか?」
GM「本来なら多人数に近接攻撃するには特別な《戦闘特技》がいりますが、特別に許可しましょう。ダメージどうぞ」
タスク「いや、GMホンマ勘弁してください(土下座)」

このあたりのやり取りで笑った。気心知れた中で、設定一緒に考えているからこそできる会話だよなー。
ちなみに、別バージョンで、

アリッサ GM、今すぐ師匠を全力で切っていいっすか?
GM(真剣な顔)許可しましょう。特別に追加ダメージ+一万していいですよ。
タスク いや、ホンマ待って。俺が悪かった。戦い終わったら土下座するから、ホンマ許してください。

ってのもあります。追加ダメージ一万って、何百回しねるんですか、それ。
ネタとはいえ盛ったもんだなぁ、みたいな感じが。

さておき本編について。
エイギアの工房都市、アシュラウトを舞台にしたリプレイですねー。
巻末には、アシュラウトを舞台にして遊ぶための"合成術"サプリが収録されています。
サプリ部分が100P近くあるので、3分の2くらいがリプレイ本文になりますね。

アシュラウトは、最近発見されて、入植者とかを募っている、これから発展していく街です。もともとの住人が30人前後で、最近は入植者とかも含めてようやく100人前後まできた、というところらしいです。町っていうには、まだ少ない感じですねー。
世界がもし百人の村だったらを地で行ける場所、というか。

最近まで蛮族の支配下にあったエイギア地方にて発見されたアシュラウト。魔導機械などを駆使して、なんとか侵攻を阻止し、ようやく発見された場所。
そしてこの場所には、合成術という独特の術が形成されていて、その術を用いれば、最終的には飛空船のコアすらも作れてしまう、という魔法の技術。
ま、当然コアを作るためには貴重なアイテムとか集めないといけないわけですけど。

冒険者として、街に赴き、最近開業したばかりの合成術師の手伝いをする、というシチュエーションでのリプレイ。
サプリ使ってプレイした場合は、別の新人合成術師の元に行くという感じですな。

ハイマンのお嬢様、ミザリィ。
その従僕のルーンフォーク、ディスティン。
冒険者でナイトメアのタスク。恥ずかしい二つ名がある、という経歴を振り、漆黒のスケベ野郎と呼ばれているという設定が生えてました。ロールプレイもそれにそっていて、ツッコミはいるとこまでワンセットになってましたねー。
で、そんなタスクを師匠に持つ人間のアリッサ。タスクへのツッコミ役。

素材アイテム集めて、街を発展させたり、新しい武器やらアイテムを作るっていう場所なので、スカウトとかレンジャーが多いと良いらしいですねー。
実際に4人中3人が、スカウトかレンジャーもってますからねー。

サプリ込のリプレイなので、ちょっと説明が多くなりがちというか、物語のオープニングを見せて終わり、な感じ。
その辺はちょっと物足りないかなーと思うけど、アシュラウト入門書としては上々だったんじゃないでしょうか。


ソード・ワールド2.0ノベル 堕女神ユリスの危機

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「我ら騎士団が折っているのは、卑劣で凶悪な誘拐犯だ。我らの平穏を妨げんとする巨人を討伐に向かう勇者を、必要以上に足止めする理由はないからな」

世界の危機が頻発する小説。
この近辺、そういうネタ多すぎないか。
ザウエルがソロだったところから、パーティーとしての行動を意識してきているのがいいかなー。

主人公たちが特に報われることなく終わった前回と違って、今回は最後にちゃんと報酬が出ていたので安心しました。
ただ、報酬の割にどれだけ活躍していたかと言うと。
借金のために金策に走り回っていたら、世間知らずのお嬢様と出会う。
で、護衛の依頼を受けることになったわけなんですが、謎の集団の襲撃を受けて。
実際、良いところのお嬢様だったようで、誘拐犯疑惑を賭けられて逃げ回る羽目に。
呪われた剣持っているソロプレイヤーで、ぼっちだったザウエルにも、ちょっと手を貸してくれる人とかが出来て良かったねーと言いますか。

タイトルに関されている通り、これはユリスを巡る物語、と言う感じで。
その神官だった兄貴の関係者とかも出てきて、なにやら引っ掻き回してましたけど。
舞台の近辺に世界の危機が多すぎるというよりは、この近辺にユリスが封印したものを残しすぎだというか。
もう少し遠ざけておけばよかったのに。
さて、次回どうなりますかねー。

 

ソード・ワールド2.0ノベル 堕女神ユリスの奇跡

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「私が神になった暁には、ああいう子ばかり集めて神の軍団を作ろう……」
「ジェラルディン、あんた神になりたいのか……?」
「うむ。ちょっとザイア様に認められたからといって、小神になった小娘ごときにたぶらかされた兄を見返すためにな」

呪いを負ってソロで活動している冒険者と、その兄が信仰していた女神とが出会い、かつて兄がその身をかけて封じた竜を再度封じるべくチームとして動き出す。
主人公チームの動きは、割と好きなんですよね。
主人公が、金に困って神殿を知り合いにうっぱらって冒険者の店にしてるあたりとかも笑えたんですが。

あとは個人的にツボだったのは、ルーフェリアの大司教様の妹が出てきていたところでしょうか。最近『新米女神の勇者たち』を読んだところだったのでタイムリー。
えーっとバトちゃん呼ばわりされてましたが、本名バトエルデンでしたっけ。
妹さんは、メインはプリ―スト11の、ファイター10他多数と基本は盾役・回復役。

敵対者として出てきていた、ジェダとかそのあたりの行動がどうしても、なぁ。
読んでいて面白くない上に、敵になった上でおいしいところだけもらっていくとかふざけんな、っていう。
もうちょっと憎めない要素を盛り込むべきだったんじゃないかと。
全体的に駆け足だったのは否めないので、もう少し要素削るとかやりようあったんじゃないのかなーって思ってしまう。

あとは、巻末にデータ載っているんですが、ザウエル、セージ10、スカウト9持っている割には間抜けすぎないか。落とし穴に落ちるし、戦況を見間違うし。
どうにもソロで活動してきた割には冷静さとか状況分析が十分ではないというか。うーん、嫌いでは、ないんですけどね。

ソード・ワールド2.0リプレイ たのだん3

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「世の中、人族と蛮族なんて、大した違いはないとガートルード様はおっしゃっていた。どちらかが正しいなら世の中には一方しか残っていない。それがまだ両者ともに健在なのだから、どちらが正しいとかそういうものではないのだと」

まぁ、身もふたもない言い方すると、ゲーム的に敵が滅びては世界が成り立たないって話ですが。実際に生きる人族からすれば、たまった話ではないんだろうなぁ。

第7話 とんでもないおおしごと
第8話 わるものたちのしま
第9話 じんせいはぼうけんだ!

なんとたのだんは「キネティックノベル」にもなっているそうで。
それのセッションを挟んでいるので、前回のおわりよりも成長しています。
冒険者レベルも6~7に。能力値も上昇して、なんかシャーリィがフェンサーとは思えないボーナスの世界に入ってるそうですよ。追加ダメージ+10だとか……あれ?
で、今回は、リプレイ完結刊の上、全編書きおろしってことで、全体通して一つのシナリオ、みたいな感じですね。
7話で敵地に潜入して、8話で一つの依頼を果たし、さらなる陰謀を知り、9話で、その陰謀の阻止に動く、とまぁ、そんな感じ。

蛮族と通じているという噂のある、クーデリア侯爵領、その調査に赴き連絡の取れなくなった密偵を確保しに行く、というミッション。
以前、自分たちを助けてくれたカサンドラさんを、逆に助けに行くっていうシチュエーションは美味しい。
ただ「たのだん」……つまり「たんしいだんじょん」ということで、ダンジョン探索ばかりしていたPCたちは、その勢いのまま突っ走って。
街での探索とか向いてません、という猪突猛進ぶりで。
いやぁ、あそこまで一直線だといっそ気持ちがいいですけど。
情報収集とかせず、手がかり得たら、そこに突撃かますという、後先考えていないような戦法で臨むメンバー。ちゃんと途中であれ、色々手落ちじゃ、と気付きますが時すでに遅し。
うっかりまた捕まるとかにならないでよかったですね。

で、なんとか依頼を果たしてみると、どうやら、依頼主というか、現地協力者にシャーリィは見覚えがあるようで……まぁ、ここで設定拾って元婚約者だしてくるのも、お約束展開と言えばそうか。
どうにも好きになれないキャラクターでしたけど。
散々冷やかされていたレクサスとの関係が落ち着いたのは、よかったかなぁ。
プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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