気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

タカヒロ(みなとそふと)

鷲尾須美は勇者である

ico_grade6_3h
「突っ込むのが仕事……か。もしかしたら、私達って、あまり仲良くならないほうがいいのかな……」
(略)
「銀が竜巻の中に飛び込んだとき、心配で……心配で……動き鈍くなっちゃったから」
(略)
「だからもっと仲良くなろうよ、須美。アタシ須美から仲良くならない方がいいって言われたときグサッときちゃった。そっちの方が敵の攻撃よりこたえたって」


「第一話 わしおすみ」から「第八話 ともだち」まで。
昨秋にアニメ化していた結城優奈は勇者であるの過去編、その小説版です。
いやぁ、前半と後半の温度差が激しいなぁ。

最初の方は、神樹様に選ばれた勇者という事に誇らしさがあって、必死に戦い、友情をはぐくんでいた。
結末を知っている分、前半の暖かさは読んでいて辛かったなぁ。
四話での着せ替え人形にされている銀の場面とか。
楽しそうで、幸せそうな日常が確かにそこにあったのだけれど。

中学にもとどかない少女たちに背負わせるのにはあまりにも重い役目だと思うんですがね。
それでも、自分たちにしかできないことだと奮起していた中で、喪失があって。
失ってからも日々は続いていくのだから、より一層気合を入れていますが。
侵略者に何を言っても無駄でしょうが、もうちょっと空気を読んでもいいんじゃないかなぁ。
お約束を守っているという時点では、ある意味空気を読んでいるといえるかもしれませんけども。

アニメ版でのシステム。精霊という存在は中々厄介だなぁ、と正直思ったものですが。
けれど、精霊が存在しなかった初期においては、守れなかったものがある。
そう思うと大赦も、神樹様も決して何もしていないってわけではないんですよね。
ハッキリと名前付きでは出てきませんが、あちら側でも手を打ってはいる。
それでもじわじわと苦しくなっているのが現状のようで。
楽しそうに過ごしていた三人が離れていってしまった結末が、寂しい。

鷲尾須美は勇者である
タカヒロ(みなとそふと)
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2014-12-19

鷲尾須美は勇者である1

ico_grade6_4

これは3人の勇者の物語 神に選ばれた少女たちのおとぎ話

いつだって神に見初められるのは無垢なる少女である

そして多くの場合 その結末は――

 

昨年秋アニメの「結城友奈は勇者である」の過去編。

そのコミカライズです。

アニメは取っていたはいいものの、忙しさに追われてさっぱり見れてなかったんですが。

この間ようやく時間がとれたので視聴終了。

いやぁ、魔法少女ものとかは設定として王道ですよね。

どこぞの「僕と契約して~」とかに始まって死ぬ可能性がある残酷方面の話とかもちらほらあります。

 

それを想えば、アニメの方の精霊設定は、パッと見優しいようでいて、まぁ、下手に死んで終わるより残酷かもしれない。

鷲尾須美の小説版も読みましたが、このコミカライズは結構いい雰囲気でまとまっているように思いました。

キャラクターデザインしたBUNBUNさんの特徴的な絵の雰囲気が壊れてないように思えますし、それ抜きにしても結構好みの絵柄。

 

神樹さまの力を得て戦う勇者。

小学生とは思えないほど落ち着いていますが。

まぁ、時代とか家柄とかいろいろ影響してはいるんでしょうねー。

日々が楽しそうなだけに小説版読んで結末知っているとちょっと思うところがありますな……

鷲尾須美は勇者である (1) (電撃コミックスNEXT)
moo*
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2014-12-19
 
プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ