浸食するレネゲイドに対抗できるのは人の絆だけ。
ただその光だけが、わずかに人の心を取り戻してくれる。
忘れるなかれ。
あなたを人につなぎ止めてくれるのは、かけがえのない隣人だけだということを――。
ダブルクロスのルールブック。
ここまでが文庫版でルールブック1と2があれば、基本的なことはできるので、買うなら合わせて購入すればいいんじゃないかと。
上級者向けのキャラクター制作方法、フルスクラッチが追加されたりしています。
個人的にはここで追加されたイージーエフェクトがいい感じだと思います。
わりとフレーバー要素強いですけど、状況によっては活用できるいい感じのものもありますし。
あとは、レネゲイドウィルス自体が自我を持ち、行動を始めた存在、レネゲイドビーイングという一風変わったキャラクターも作れるようになっています。
人間と交流するための知性を持ちながらも、自信がレネゲイドの一部であると自覚した存在。
1年前に起きた事件により、今まで存在が限られていた、あるいは発見されることのなかったレネゲイドビーイングという存在が活発化。
多くの存在が、人間のことを知りたいという欲求を持つようになり行動を起こしだした、という設定。
集合体となって意志を持つとか、それ本当にウィルスなのかとか言いたくなりますが、異能を開化させるって時点でトンデモな存在だからなぁ。
エフェクトやアイテム、レネゲイドビーイングとそれに付随した世界観など。
追加された要素は結構多いです。
UGNとファルスハーツ以外にも第三勢力、ゼノスが登場したりと、状況も変化していますし、なかなか読んでいて楽しい。