気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ダブルクロス

ダブルクロス The 3rd Editionn ルールブック2

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浸食するレネゲイドに対抗できるのは人の絆だけ。
ただその光だけが、わずかに人の心を取り戻してくれる。
忘れるなかれ。
あなたを人につなぎ止めてくれるのは、かけがえのない隣人だけだということを――。

ダブルクロスのルールブック。
ここまでが文庫版でルールブック1と2があれば、基本的なことはできるので、買うなら合わせて購入すればいいんじゃないかと。
上級者向けのキャラクター制作方法、フルスクラッチが追加されたりしています。
個人的にはここで追加されたイージーエフェクトがいい感じだと思います。
わりとフレーバー要素強いですけど、状況によっては活用できるいい感じのものもありますし。

あとは、レネゲイドウィルス自体が自我を持ち、行動を始めた存在、レネゲイドビーイングという一風変わったキャラクターも作れるようになっています。
人間と交流するための知性を持ちながらも、自信がレネゲイドの一部であると自覚した存在。
1年前に起きた事件により、今まで存在が限られていた、あるいは発見されることのなかったレネゲイドビーイングという存在が活発化。
多くの存在が、人間のことを知りたいという欲求を持つようになり行動を起こしだした、という設定。
集合体となって意志を持つとか、それ本当にウィルスなのかとか言いたくなりますが、異能を開化させるって時点でトンデモな存在だからなぁ。

エフェクトやアイテム、レネゲイドビーイングとそれに付随した世界観など。
追加された要素は結構多いです。
UGNとファルスハーツ以外にも第三勢力、ゼノスが登場したりと、状況も変化していますし、なかなか読んでいて楽しい。


ダブルクロス The 3rd Editionn ルールブック1

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昨日と同じ今日
今日と同じ明日
世界は同じ時を刻み、変わらないように見えた
だが 世界は既に変貌していた

TRPGのルールブック。
初めて購入して、初めて実際にプレイしたシステムなのでちょっと愛着があります。
高校時代の友人とかといっしょにプレイすることが多いんですが、最近はちょっと時間が合わなくて残念に思っているところで。ドタバタしていて予定を開けられていないのは俺な場合も多いので何とも言えない。

閑話休題。
世界観的には近未来の地球、けれどそこには異能を持った超人がいて、という話。
未知のウィルス、レネゲイドに侵されたものが超人、オーヴァードとなって。
ただ便利なだけではなくて、力を使いすぎたものは衝動に飲まれて、ジャームという怪物に堕ちてしまう。
ジャームは人の形を失う場合もあるが、基本的に外見で判別はできない。
しかし、人の心は失っているので、どんな外道な行いだろうと実行できたりと、要するに狂人になってしまうわけですな。

力を手に入れたから、と自らの欲望に忠実に行動して破壊活動とかいろいろ行うファルスハーツという組織もあったりして、この世界結構裏側はドタバタしています。
基本的にプレイヤーキャラクターは、日常を守ることを理念とするUGNという組織に属することになります。
FHと敵対したり、UGN内部の裏切り者を退治したり、自分の守りたいものの為に苦境をしのいでいく、というのが基本になりますか。
そうして日常を守っていくのは、その守るべき日常を失った時にオーヴァードはジャームへと変貌するから。
そうでなくとも、潜在的なオーヴァードとかもいたり、ジャームの区別がつきにくいから下手に公表すると魔女狩りが起きかねないという事情があったりするんですがね。

オーヴァードの能力は千差万別。まぁ、大別して12種類ですが。
光を操るエンジェルハイロゥ。重力を操るバロール。
身体組織を獣のそれに置き換え、猛威を振るうキュマイラ。
化学物質を作り出すソラリスに、思考能力特化型のノイマン。
例示するとこんな感じでしょうか。
これらの能力のことをシンドロームというんですが、シンドロームは1キャラにつき1~3種まで選択可能です。
1つだけだと、特化したエキスパート。
3種とると、制限がかかったりするものの、3種合わせることで力を増したりもできます。器用貧乏にならないように工夫が要る場合もありますが。

まぁ、要するにまとめてしまえば、現代が舞台の異能バトルもの。
ルールブックも文庫版ですし、とりあえず手を出してみるには優しい世界観なんじゃないかと思いますが。


ダブルクロスThe 3rd Edition リプレイ・メビウス2 微笑むキミに会いたい

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墓守 だろ? だから、マスターと呼ぶな! あと、死亡フラグを立てるな!(一同笑)
GM 「な、なにもしてないのに、ひどすぎます……」と困惑するネズミ。あと、天、GM権限だ。ロイスの表を「無関心」から変えろ(一同笑)
墓守 なンて横暴なGMだ……ッ!(一同笑)
GM 読者も納得してくれるよ(笑)。(後略)

ダブルクロスでループもののリプレイ、2巻。
天さん、なんて豆腐メンタルなの……
確かに、あんなに挙動不審になっていたら、一瞬で秘密ばれるわな。
予想していたのに、あれかーと思いますが、完結後に小説書いちゃうぐらい思い入れあると挙動不審にもなるのか。
あれで無関心だったら、どうすると関心もていることになるんですかってレベルですよね。
ただ、クライマックス戦闘では、さすがのマスターエージェントって感じで格好良かった。

前回ループに関与していたエージェントを倒したが、ループからは出られなかった。
そして、ループで戻った時間は前回より長く、死んだはずの羊坂さんまでよみがえっていた。
新しい「林檎」の持ち主を探すため、このループから逃げ出すために、それぞれ手を尽くしていきます。

紅は、前回にまして突拍子もない行動が増えたというか。
もう一周回って素晴らしいというか。
秘密を途中で渡すという形になっているのは、構成として面白かったと思います。
そして秘密を受け取ったところから、それぞれが、「秘密」を中心に行動を始める。
なので、協力していたはずなのに、妨害行動にでる墓守がいたり。
本心を語れず、距離を取ろうとするアンゼリカがいたりするわけですよね。
秋雨さんは……また怪しい勧誘受けてましたね。

NPCの林檎所持者たちがそれぞれ違った味があっていい感じですねー。
宇津木ちゃんが魔眼をデコっていたのには笑った。ありなのか。
秘密に設定された公開条件を満たし、少しずつ真相に近づいていく面々。
けれど、最後にまたすごい出来事が起きたりするわけで。
秋雨さんはどうなるんでしょうねぇ、コレ。 

 

ダブルクロスThe 3rd Edition リプレイ・メビウス1 キミだけが望むすべてだから

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刺青が蠢き、白い槍が地面から伸びる。まるで墓標のように。
――生あるうちは輝いてろ。
――思い悩むな。
――人生は短く、
――時は常に代価を求める。
小さく漏れるのは、古代の墓碑に刻まれた詩句。最古の歌。



声優・佐藤有世さんが主人公を務めるリプレイ。
あちこちで吹き出しそうになる、笑えます。
有世さんが独特の世界を展開していて、どうしても吹きますね。

矢野:いかん。これ全部突っ込んでたら、それだけで本が終わるぞ!(笑)


とか言われていますし。
これは、すごい。有世さんのPCがUGNのエリートスパイって時点で危険な香りはしていた。
オープニングが、霧谷さんがツッコミに回って、完全にコントと化していたじゃないですか

PC全員がなんらかの秘密を持っている、と言う設定。
PC1は自分で作ってましたけど。
その秘密を探り、異変を探りしているうちに事件は加速して。
いや、結構面白かったです。PC戦闘あったりしましたし。
表紙の二人が、良いシーン作ったりしてましたけどね。

UGNのエリートスパイである、紅。
領域を使い幻惑する、UGNチルドレン、アンゼリカ。
神父として派遣されてきた胡散臭い男、秋雨。
名の売れた傭兵らしい、墓守。

誰が秘密を持っているかわからない状態で怒る事件。
誰も彼もが怪しく見えてくるっていう見せ方がうまかったですね。
PCもGMも楽しんでプレイしているのが分かるようでした。
それぞれのキャラクターメイクも参考になりそうな。
墓守がダブルクロスのPCとは思えないほどの高HPだったりして、面白いです。
秋雨神父も結構気に入っていますけど、墓守がいいですね。
演出の仕方とかが結構格好いい。



 

ダブルクロスThe 3rd Edition リプレイ・メビウス スピンオフ小説 Virtual Light Incognito

2月にでた最終巻で完結した、ダブルクロス・リプレイ・メビウスのスピンオフ小説。
墓守のプレイヤー田中天氏の夢が詰め込まれた夢小説。
富士見書房TRPG ONLINE で公開中。
ネタバレ含みになりそうですし、格納。 続きを読む

ダブルクロスThe 3rd Editionリンケージマインド

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ダブルクロス3rd Editionの新サプリ。
ロイス関係を調整するサプリで「ルール&データブック」になってますね。
エフェクトを調整する「エフェクト・アーカイブ」の後に出ているので、それに準拠した形てDロイスなどを調整しているようです。
それだけじゃなくて、固定ロイスに属性という新要素が付くなど、夢が広がりますねー。

ダブルクロスは、自分が初めてプレイしたTRPGなんで思い入れがあります。
最近はちょっと時間が取れていないですけど、高校時代の友人たちとちらほらオンセしたりもしてますし。

自分の作成したキャラクターのDロイスが効果代わっていなかったり、使い勝手よくなったりしていて、結構ありがたいです。
まぁ、問題は俺一人だけ持っていてもオンセだとサプリ適用しにくいってところですかねぇ。
話のタネにはなるんで、しばらくは待つつもりでいますけれど。

今回は、巻頭のコミックがなかったのが少し残念。
割とあれいつも楽しみにしてたんですけど。


ダブルクロス2nd Edition アウトランド

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ダブルクロス The 2nd Editionの追加ステージ集。

東欧の小国クロドヴァを巡る内乱とそこで起こる争いを扱うステージ、「陽炎の戦場」。
第二次世界大戦前夜、オーヴァードの猛威振るうナチスに対抗するステージ「ウィアードエイジ」。
近未来の宇宙コロニー、閉ざされた空間を襲うイーターと対峙するステージ「The Two Faces of Tomorrow」。

この3つのステージは、シナリオが1本とシナリオフックが掲載されています。

FHが家電屋を、UGNがメイド喫茶を経営する混沌とした街を舞台とする「アキハバラ」。
ワーディングが使えず、UGNが覆面ヒーローじみた活動を強いられる 「マスクドヒーローズ」。
UGNが敗北し、FHが支配する世の中になった「エンドライン」。
動物たちの楽園、野性と脅威があふれる混沌の園「カオスガーデン」。

後半の4つはシナリオは無しで、シナリオフックが多めに掲載されています。

いくつかは3rdにコンバートされてますが、されていないものもあるので、設定的には面白かった。
陽炎の戦場とかは章の頭にステージ紹介のコミック掲載されていて、雰囲気掴みやすいですし。
ダブルクロスは基本ステージしかやったことないんで、こういう他のステージも遊んでみたいもんですねぇ。


ダブルクロス2nd Edition ハートレスメモリー

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TRPGダブルクロス2ndのソースブック。追加のシナリオ集みたいなもんですね。
結構こういう設定とか読むのが好きなんで、最新版が「3rd」だっていうのに、ちまちまと「2nd」のサプリも集めたりしてます。おおよそ揃ったんじゃないだろうか。

死者が蘇る「面影島」を舞台とした、キャンペーンシナリオが掲載されています。いや、しかし、このシナリオのために使われている設定が贅沢と言うか。
5本のシナリオから成る、キャンペーンシナリオ「ハートレスメモリー」が乗っているんですが、当然それ用の舞台とそれ用のパーソナリティーを掲載してます。しかし、パーソナリティーで生き残れたの何人いるよ・・・

いやまぁ、「死者が蘇る島」が舞台である以上、確かに誰か死んでないとそれが証明できないわけで。
それがPCたちにとって 、縁がある、つまりロイスを結んでいるような間柄でないと、シナリオが進まないわけで。
当然のように、毎回誰かが死んでいくっていうのは、ちょっと驚きの構成でした。
それ用の舞台とはいえイラスト付きの公式NPCが何人死んだことか。

レネゲイドビーイングの存在とかが明らかになったり、プランナーが暗躍したりと中々面白いシナリオでしたね。
3rdのサプリである「レネゲイズアージ」で軽い流れは知っていましたが、こうして実際に読むとまた違った楽しみが出来ましたねー。満足です。



プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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