気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ドラゴンノベルス

悪役令嬢、宇宙を駆ける2 二度目の人生では宇宙艦隊を率いて星間戦争を勝利に導きます

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「私の目的なんて決まっているわ」

(略)

「私は 自分の人生をもう少しマシにしたいだけよ」

 

1周目の知識を生かして、宇宙人からの襲撃から無事に生還したリリアン。

かつてはリーダー格だったヴェルトール達だけが、生還の英雄として取材とかに引っ張りだこだったみたいですが。

今回はリリアンが活躍したこともあって、一般クルーにも注目が集まっているとかなんとか。元々1周目のリリアンは不真面目で、大失敗をした末に左遷されたことで、繰り返ししてる人特有の情報アドバンテージをあんまり持ってないんですよねぇ。

 

悲劇を回避するためとはいえ、目立ちすぎたことをリリアンは反省していましたが。

帰還者の女子たちを広報利用するために、アイドルとして扱いたい要求は立て続けに来ている模様。目下、リリアンが鋼の意思で断り続けているみたいですけど。

……老いた精神を宿したことで、行動が枯れている部分もありますが。必要なコトとは言え、権力持つ親にぶりっ子ぶって要求を通すことも出来るので、やってやれない事はないと思います。リリアンのメンタルは破壊されるでしょうが……。

 

駆逐艦セネカの館長に就任したリリアン、突如態度が変わったことを不審に思う学友はまだいるものの、実績も上げているから評価も上がってはいる。

そんな中で起きた新たなトラブルが、不可視の船を駆る宇宙海賊。

宇宙人に遭遇したと思ったら、今度はロストテクノロジーの兵器と戦う羽目になったり、予期せぬ出会いをする羽目になっているの、慌ただしいですねぇ。

秘匿された歴史とかを見るに、上層部は平和ボケして1周目のリリアンが一度は出世出来るくらいに腐敗してるし、足元に火種埋まりまくっているしで、むしろよくリリアンがポカするまで健在だったな帝国……という感想がちょっと沸いた。

帝国最強のパーティ、突然の解散 可愛い従者を手に入れて人生を自由に旅することにした

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「あ、後からやっぱり殺すなんて事は」

「やらない。心配するな。俺は約束を破られるのが堪らなく嫌いなんだ。だから俺は約束を守る。簡単だろ?」

 

わずか3人ながら帝国最強と呼ばれた冒険者パーティー。

しかし、そのうち2人が結婚を機に引退することになり……主人公のアハバインは突然ソロ冒険者となることに。

天騎士なんて二つ名を与えられるくらいアハバインは上昇志向があって、貴族との交流にも積極的にしていたため、ソロになろうとまだまだ現役として活動するつもりだった。

 

使っている部屋がパーティーで借りていたものなため、新たな拠点を確保する必要が生じて。

名が知れているために、下手な場所には住めず。条件を積んでいった結果、かなり豪華な仕様となり……家を管理する人材が必要となって、高級奴隷2人をパッと購入したりもして。皇女殿下にも認められて重用されているみたいですねぇ。

それだけの実績がある……つまり厄介事ばかり対処する羽目になって、金は稼げてるけど相応に死線も潜っているのはお疲れ様ですって感じですが

隣国の命運を左右するような大事件に巻き込まれて、それでも生還してたのはお見事。だから重用されるんだな、という実力を見た気がしました。

神様の予言書 俺の未来がアニメでは雑魚死だったので拒否します!!

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「答えありきで結果は出せない……と言いたいので?
「はは、偉そうに説教垂れる気はないけど、答えを写し書きしたところで公式は理解できないって事さ」

 

主人公のギラル君は、とある村で暮らしている善良な子供だった。

しかし村が野盗に襲われ……さらにその野盗は近くの町を治める領主とも繋がっていて……頼れるものの無い彼は、結局は自分の村を滅ぼしたのと同じ野盗に堕ちて。

最後には、勇者の強さを示すためにやられるモブキャラとして、死んでいくのだった……。

……という展開のアニメを、野盗に滅ぼされた村から逃げ出したギラル君は、一時的に迷い込んだ異世界で見ることになったわけです。

 

それを見せたのは引きこもってアニメを見ていたニートの青年。ただギラルには、アニメとか異世界の技術なんてものは分からず……未来を垣間見ている彼が「神様」みたいに思えた。

ニートの彼も、子供を放り出すほど冷酷でもなく。容姿が違うからかモブ悪役のギラルとギラル少年が繋がりはしなかったみたいですけど。

家事を手伝ってもらうという労働を与える代わりに衣食住を与え、簡単な勉強も教えてやった。そして少年の純粋さにあてられて「神様」と慕われる自分でありたい、と再起を決意出来たあたり、完全にくさり切ってなかったみたいで良かった。

 

ギラル君、だいたい一ヶ月くらい地球に居たみたいですが、異世界に戻ったとき、現地の時間はほとんど流れていなかった。

「神様」に教えを受けた彼は、苦しくても盗みに手を出すような事はなく……アニメ本来の流れとは違う行動をとったことで、異世界での庇護者を得て成長していくことが出来たわけです。

 

そして三年、鍛えられて冒険者としての実績を作ってきた彼は、恩人が結婚したことでパーティーが解散してソロ活動を始めることに。

ギラルが「予言の書」というアニメ、24話……つまり2クールやるそこそこ力の入った作品らしいんですよね。そして本来のギラルみたいに、悪徳に触れたことで悪役に堕した存在が複数存在するし……大規模な事件だって相応に起きる。

断片的とはいえ未来を知る身で、どうにか対策を取りたいと動いている彼の善性の心が心地よいですね。

 

……とはいえ、物語で言う勇者みたいになにか後ろ盾があるわけでもなく、情報が不足しまくっていて打てる手も限られていたわけですけど。

人探しの一環として盗賊退治をして、匿名で事後処理を国に投げていたことで一部の人々には認知されており……それが、結果として彼が未来を変えていくのに必要なピースとなるんだから、情けは人の為ならずとはこういう事か。

 

悪役側に四天王ポジションがいるみたいですし、その堕落前の姿も何人か目撃できましたから、少しずつそれらの事情に踏み込んでいく展開になるんでしょうね。

……書籍版は2022年刊行で続きないので、打ち切られてしまったっぽいですけど、WEB掲載は続いてて完結してるっぽいので読んでみようかなー。

悪役令嬢、宇宙を駆ける 二度目の人生では宇宙艦隊を率いて星間戦争を勝利に導きます

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「冗談じゃない。いくらあの子に全てを任せたとて、似たような失敗が起きたら結局戦場に駆り出されるじゃないか。いやもっと悪いことになるかもしれない」

(略)

「頭が痛くなってきた……問題山積みじゃないか」

 

地球人類が宇宙に進出し……地球帝国を築き上げたSF世界。

暦が4000年を超えている、トンデモ長命国家になったようですけれど……それだけの長さがある分、闇も深いというか。

テロリストや宇宙海賊という脅威が存在するため、艦隊は維持されていたみたいですけど……国家存亡の危機も遠く、指揮官の座なんかも権力者たちが子供たちの箔付けのために与える事が出来たそうで……わりと腐敗してる。

それでも、平時であれば国体を維持する位はできたのかもしれませんが。地球帝国は、敵性エイリアンと遭遇し、艦隊指揮を十八の小娘が執ったことで大敗。

絶望的な状況から天才が覚醒し、ある程度は持ち直したみたいですが。

 

大敗した指揮官は多くの犠牲を出しながら生き延びてしまい……社会に居場所がなくなった彼女は古びた船を一隻与えられ、パトロールと言う名の飼い殺し状態の末、殺された。

……そのはずが、なぜか79歳まで生きた記憶と精神のまま、18歳の時まで時間が戻っていた、と。

そんな彼女ことリリアン・ルゾールが、この物語の主人公です。

かつては学校のイケメンに恋して付きまとった上、ライバルを辺境に追いやったり、授業も真面目に聞いてない……言ってしまえばバカ娘だったみたいですが。

 

自分がバカだったことを自覚し、帝国の貴重な支えとなったであろう若き才能の芽をいくつも潰してしまった事を後悔し、過去の自分とは違う行動をしようとするわけです。

後に天才指揮官となるステラが登場して盤面をひっくり返す事を知ってるので、一度は「もうあの天才に全部任せよう」とか考えてましたが……もちろん、そうはいきません。

リリアンの愚行にステラが巻き込まれなかったのは、ステラを逆恨みしたリリアンが僻地に飛ばしていたからだし。いかに才能があるとは言えステラが軍のトップに上り詰められたのは、リリアンの愚行で帝国が窮地に追いやられたからで……。

リリアンはバカやらなくても、同じような事をする奴が出てくるかもしれない。だから、どうにか改善の手を打たなければならない、と。

 

リリアンの意識が変わったとしても、それを直ぐに信じてもらえるはずもなく。

これまでの行いがリリアンを刺しまくるわけですが。それでも、ある程度未来を知っているというのはアドバンテージで。

卒業試験で事件が起きると知っていたリリアンは、そのトラブルに際して有能さを示し……認めてくれる味方が少しずつ増えて行ってる感じがして良かったですね。

とは言え、リリアン自身が認めている通り一つハードルを越えたとて問題山積なので、平穏な未来のためにこれからもがんばれリリアン……。

異世界転移、地雷付き。13

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「ナオ君、謙虚ですの」

「でも、若さがないなぁ。もっとがつがついっても良いと思うけど……」

「ヨシノ、良いことを教えてやろう。この世界、調子に乗ったヤツから死ぬんだぞ?」

 

ダンジョンにある崖で罠にはまり分断されてしまったナオとナツキ。

崖に残されたハルカ達もハルカ達で大変そうではありましたが……落ちた方もまた殺意高いというか。

ナオは順序を無視して練習していたレベル8の風魔法『空中歩行』。当然使いこなすことはできていないけど、落下の勢いを殺す程度の事は出来て。

 

それが無かったら普通に死んでたでしょうし……落ちた先は落ちた先で、安息の暇はないぞとばかりに鉄砲水が発生したり、隠密技能を持った魔物や樹木に擬態したトレントなんかが出没する、気が抜けないエリアが広がっていた。

1人で落ちていたら、仮に落下や鉄砲水を堪えられたとしても、野営時に交代で見張りをするなんてことも出来ず、精神ガリガリ削られて破滅しそう。

ナオとナツキは2人いたし、どちらも警戒を怠るようなタイプではなかったので、なんとかそれらの脅威を超えて……帰還装置のある場所を発見。

 

警戒しつつ来た道を辿って戻ってきたハルカ達よりも先に地上に帰還していたのは、ちょっと笑ってしまった。

一足先に帰還したナオ達は地上で「明鏡止水」のメンバーと交流してましたけど。

やっぱり魔法鞄があるのとないのでは狩りの効率が大違いだし、そもそも転移してから今までの間にある程度の信頼と地位を確立して、快適な生活を実現してるナオ達のパーティーはかなり特殊な部類なんですよねぇ。

スキルレベルとかが低いものがある状況ですらコレだから、近くに居て仲良くして恩恵にあずかりたいと考えるのもまぁ自然か。

 

ただ与えてもらうばかりではなく、旅をしてきた経験から知識を提供したり、酒造りに手を出そうと動き始めたハルカ達に、米を仕入れてくる部分を担当しようかと提案してくれたり。

ナオに養ってもらおうとガッツリ外堀を埋めに行ってるユキみたいに、優良物件だからという気持ちも無いわけではないみたいですけど。ただ助けられるだけじゃなくて、出来る範囲で助け合おうとしてくれるのは良いですねぇ。

……タガが外れて暴走している転移者が多かったから、助け合えるのはホッとします。

 

酒造り、ハルカ達は本格的にやるつもりはなかったみたいですけど、心待ちにしてる人が多かったり、代官にまで話が行ってしまったために止まる事は出来ず。

どうせやるなら、冒険者以外の収入源の一つになればと色々試行錯誤を始めることにして。

ハルカ達より周囲の熱意が凄かったですけど、いざやり始めたら楽しそうなのでヨシ!

不死を求める者、これを道士と呼ぶ2

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「高弟だからと言って、修行を怠けている師兄に、怖気づくはずがないでしょ」

 

外弟子から内弟子への昇進を果たしたコウ。

外弟子教育に熱心ではなかったツェン長老が、その役目を解かれることになりましたが虚礼堂を負われるほどの失点ではなかったため、むしろ内弟子になったコウとの接点が出来てしまったのは……なんだかなぁ。

 

内弟子になったことで師事する長老を選ばなくてはならなくなったが、それには一年の猶予がある。しかし、コウが興味がある武術関連を担当するシャンシー長老は内弟子の枠がいっぱいで……。

彼は、宝具作りの名匠であるミンや練丹術の大家であるモンに、素材を提供して技術を見せてもらったり知識を享受する生活を送ることに。

その一方で、内弟子のなかでは先輩が新人を教育する習慣があって。外弟子時代もやっていましたがコウが色々と教える側に回って。

彼を敵視するユウロンは健在だしさらに不真面目な高弟とつるんだりして、自分がやりたいようにふるまうのが上手いですね、ユウロン。修行が雑で、第六階梯にも至ってないのは怠けすぎですが。

 

ツェン長老から相性が悪そうな内弟子がコウの下につけられたりもしてましたが。

実力で黙らせた上で、まともな指導を受けられずに燻っていたユウロンにつけられた新弟子にも指導をして、若手の中でコウの味方してくれる人員が増えて行ってる感じがして良かったですね。

新弟子は内弟子からの教育機関を終えたら、長老か高弟の直弟子になるか、内弟子がつくる部会に参加する必要があって。必要人数の要件を満たせず消えそうな部会にコウと、彼に教えられた新弟子たちとでまとめて入って実質乗っ取ってたのはちょっと笑った。

 

 

仙人たちの修行場所である虚礼堂、国の管理下にはないということですが。ユウロン達みたいな地元名家の子息子女を内弟子にしていたり、どうしたってつながりは切れないし。

妖魔が出た際に討伐依頼が来たら人員を派遣する事はしたり、道士たち思った以上に俗なんですよねぇ。

ミン長老とかは後輩への指導より作品作りに集中したいタイプで、自身の技術向上に熱心な分、馬鹿な高弟みたいに絡んできたりしないのは良いですけど。真面目に修行しているタイプが世俗を離れて行ってしまうから俗な高弟とかが蔓延っていくんだろうなぁ……。

そんな中でコウは自分の不足に気付けば、それを磨くために修行するし。過去の失敗から後輩の指導にも熱心なので、コウの教えを受けたハオシュエンとかが良い流れを継いでくれれば良いですね……。

不死を求める者、これを道士と呼ぶ

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「いいですよ。インジェ師兄、それをシャオタン師兄に、俺の修行に付き合ってもらうことにします、それで学べる事を吸収してください。俺も練習相手が出来てありがたいです」

 

警察官だったものの、政治家の癒着問題を捜査している中で、相棒に裏切られて命を落とすことになった主人公。

彼は魔獣や神仙と言ったファンタジー要素がある異世界に転生することに。

王が統治する国家体制ではあるものの、不死である神仙を目指し修行する『道士』と呼ばれる人々は法の範囲から外れているとか。

……実際には、神仙に至ったならまだしも『道士』の修行期間である弟子のうちは、どうしたって人の世界との繋がりは断ち切れず、近隣の都市から有力者の子女を弟子として鍛えるなんてこともあるようですけど。

 

商家の息子コウに転生した主人公は、道士と呼ばれる人々がいるという話を聞きつつも、当初は普通に奉公先を紹介してもらってそこで働くつもりだったんですよね。

ただ奉公先に向かう途中、野盗に襲われて一人生き延びることになったり。その時に知り合った警備隊長の持っていた道士の修行に通じそうな文献を見て、独自に鍛錬を続けることにしたり。

奉公先ではそこの次男であるユウロンの世話をすることになったけれど、相性が悪く……彼が道士の内弟子となるための試験を受けることに荷物持ちとして同行した際に、これ幸いとコウも弟子になるべく試験を受けさせてもらうことに。

弟子にも長老から直接指導をしてもらえる内弟子と、その人たちの世話も仕事に入っている外弟子とがあり、試験のための費用にも差があった。手持ちがなかったコウは外弟子の試験を受けて……道士の求める基礎学力に不足は有れど、実技で才能を示して合格。

 

コウは前世の時から見たものを写真のように記憶できる『瞬間記憶能力』を持っていたそうで、一度見せてもらったら何度も復習できるのは強い。

転生者な分、精神が習熟しているのもあってか、基礎鍛錬を怠らないのは偉いですよね。

相棒に裏切られた経験から、「かつては一人で上を目指してばかりだったから、周囲の裏切りに気付けなかった」と反省し、同じ外弟子の面々とも交流を良くしているし、教え合いも厭わなかった。

その甲斐あってコウの味方は着実に増えていましたし、彼の力量もしっかり伸びて行ったんですよね。

 

ただ……コウが修行することになった虚礼堂。

ボウシンの街との関係から、有力者の子女を内弟子として招き入れていたり。

外弟子から才覚を示して内弟子になり、さらに現在のトップに気に入られて直弟子になった先人がいるみたいですが……それを快く思わない長老が、外弟子の養育に関して手をぬくようになったり。

コウが才能を示すことを快く思わない先輩弟子が、コウを排除しようとしてきたりだとか。

仙人になるために修行する場所のはずなのに、それにしては人間臭すぎるというか泥臭いというか。未練がましいというのも違いますけど、修行に対して真摯でない輩も多いのがなんともって感じではありました。

ただ環境が悪かろうとコウは出来る事を見つけて、成長していってましたし。外弟子管轄の長老は歪んでましたけど、他の長老たちにはまともな人もいたのはまぁ救いか。

1巻は外弟子としての修行パートだったので、結構地味と言うか地道な展開が続いていましたね。今後出来る事が増えていくと、面白くなりそうな気配はします。ネクストの方では結構話数あるみたいなので、刊行続いて欲しいものですが、さて。


異世界転移、地雷付き。12

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「それにアタシもナツキも、そのうちナオに責任を取ってもらうつもりだしねー」

 

プロポーズも成功して、幸せいっぱいなナオとハルカ。

冒険の際に引っかかったりすると危ないので普段は指輪はネックレスに通してるみたいですけど。日常に戻った時、自然と指に着けているハルカ、普段通りにしてるけど内心かなりウキウキしてますよね。可愛い。

 

……プロポーズ場面に茶々入れたり、指輪を見てニヤニヤしてるハルカ情報を共有するユキは、ちょっとチクチク刺されてましたが。まぁそれくらいはね、しておかないとね。

そうやって羨ましがりつつ、なんだかんだナオ相手へのアプローチも続けて、外堀も埋めて行こうとしてるから、いずれはそうなるんだろうなぁ……とは思います。

ふざけまくって時に失敗もするけど、良い子ではありますしね……。

 

巨大な滝がある避暑のダンジョン21層。そこに挑むにあたって、山道……というか崖を進めるようにする方が良い、それも出来るなら全員が出来るようになっておきたいということで。

トミーにつくってもらってた登攀用具を、前回ナオとユキが指輪の原料を取りに行ったときの経験をフィードバックして新調したりして。

全員で登攀スキル習得のための合宿じみたことを行ったりもしていました。魔物に警戒しつつ、美味しそうなものを探しているミーティアがピクニックを楽しんでるの微笑ましかったです。

まぁなんだかんだミーティア達姉妹も、訓練ちゃんとやってるからある程度戦えるし、ナオ達も一緒にいるから、色々な危険のあるこの世界でもかなり安全にピクニック出来る環境ではありましたが。

 

そうやって諸々の準備を終えて、ダンジョンに挑もうかと思ったタイミングで、ついに翡翠の羽の三人がついにナオ達と対面することに成功。

お互いが依頼を受けに行ったりなんだりですれ違いまくってましたからねぇ……。

同じ故郷をもつ同胞ではありますが。スキル強奪で失敗したり、新興宗教の教祖に成り果てたり、ヴァンパイアに転生してそのスキルで人を操ったりしてる馬鹿どもに比べると、翡翠の羽のメンバーは順当に異世界に馴染んだ組ではありました。……ちょっと変な異名とかつけられてますけど。

 

ただ翡翠の羽のメンバーは各々が特化型のスキル構成にしてるので、協力してるとは言え生産スキルとかも押さえてるナオ達に比べるとどうしたって出来ることに限りがあって。収入源とかも偏ってしまうという状況で。

これに比べるとナオ達って本当に補い合ってうまいことやってるんだなぁ……って感じになりますね。

そんなナオ達が、備えをしていても牙をむくのがダンジョンと言うか。「まだいけるは危ない」んだよなぁ……というか。ダンジョン内で分断されてしまう事態になってしまったのは心配ですね。ナオがナツキと一緒に分断されるかたちになったので、ユキに比べて攻勢弱めだったナツキのターンが来るのだろうか。

 

サイドストーリーは「新たなる旅立ち~サイの冒険 第五章~」ということで、エステルを狙ったバカ貴族と賭けをすることになり、サイは彼女に協力する形でダンジョンに挑むことで。彼のスキルが良い感じに働いているのか、上手く試練を引いて成果も得ていたのは何より。

……一方で相手は馬鹿さを更新しまくってブラックリスト入りを果たしてるのがほんとうにもうなんだかな……。まぁサイとエステルの関係を深める役としては完璧な仕事したよ。

 

異世界転移、地雷付き。11

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「ま、今はハルカが大事だろうし、無理を言うつもりはないよ。でも、将来的には、ちょっとだけ考えておいてくれると嬉しいかな」

 

イリアスの護衛を無事に終え、ピニングに帰還したナオ達。

そこで、街で近ごろ起きている行方不明事件の調査を任されることに。バタバタしていて人手が足りないというのもありましたけど、そもそも命の価値が現世とは違ったり、警察組織とか法律関係とかも違うから、全部の事件が捜査されるわけでもないんですよねぇ。

行方不明になるのも珍しくないというか。「冒険者になると家を出て行方不明の少年」とか「いきなり魔物討伐の依頼を受けてるから、事故で死んでそう」ってハルカ達が判断するケースとかもありましたしね……。

 

そうやって調査を進めていく中で、特殊な才能を獲得したクラスメイトが黒幕説が浮上したり……実際そうだったわけですけど。

全く別件で屋敷探索していたイリアスとミーティア・メアリ姉妹が行方不明になったりする事件が起きたり。子供の好奇心ってすごいですねぇ……。

色々な要素が噛み合ったバタバタ騒動を乗り切って、報酬として「避暑のダンジョン」周辺の土地を、領主が認定するだけではなく、国に申請した正式な私有地として認められることになったのはまぁ良かったか。

行方不明事件を起こしていたクラスメイトしかり、既に退場したクラスメイトしかり、地雷に気付かず失敗した面々と比べると、ハルカ達は本当に堅実に進んでますよねぇ。

 

そうやって事件を解決した上で、ついにラファンに帰還した一行。

ナオはここで、一線を越えた幼馴染ハルカへプロポーズしようと画策して。何人かに相談して、準備をして。

ユキがナオに協力して、宝飾店紹介したり、指輪のサイズをアジャストさせる付与をしてくれたりする一方、アピールもしてきたり……好奇心から冷やかしもしたりと、良いキャラしてますねぇ。ハルカにちょっとお仕置きされてましたが、まぁツッコミすぎも良くないよ。

死ぬに死ねない中年狙撃魔術師

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「どんな魂胆があって、そんなに誠実なんだ」

「誠実で、何の問題があるだろうか。無駄な嘘や欺瞞は対立を深めるだけであろう?」

「道理だ。それだけに、気に入らない」

 

「狙撃」というあだ名で呼ばれる、魔術師の男が主人公。

恋人と共に旅をしていたが、その中で強大な敵と戦う羽目になり……恋人に庇われて、彼だけが助かってしまって。

自分もそのまま死んでしまいたかったが、恋人は死に際に「ぼくの分まで、生きて欲しい」と願いを託されて。さらには星の彼方……宇宙からやってきた生命体と遭遇して。

ヤァータと名付けられたその生命体は、主人公を主としてカラス型の使い魔に化けて傍にいることに。

 

奉仕対象をひとまず主人公に絞っている間は、この世界を観察する期間と定めているので大人しいヤァータですが、その制限がなくなれば「世界を滅ぼす」と言っていて。

ヤァータ的には奉仕するための善意みたいですけど、それを受け入れられる土壌がないんですよね……。

「個」が確立していて、それが相互理解を阻んでいるからその障壁を取っ払いますとか、人類全員素材にして融合させますみたいなこと言ってるので(強制かつ強力なテレパシーで隠し事できなくするとかの方向かもしれませんけど)、そのレベルまで到達することなさそうですけども……。

 

主人公は数日かけてエネルギーをチャージして、それを用いた狙撃で敵を仕留める「狙撃魔術師」と呼ばれる職業についていて。結構な実績を積んでいるものの、「国を挙げて、凶悪な竜を討伐した」といったプロパガンダに利用されるため、彼自身の功績として公に認められることはない。

狙撃に専念できるための囮を国を挙げて行っていることがほとんどだという事もあって、彼はそれを受け入れています。

それにわかる人はわかってくれてますしね。……腕を認めた押しかけ弟子まで出てきたりもしてるんですけども。

 

恋人の死や、異界生命体に憑りつかれていること、狙撃魔術師としての待機時間が多いこと。いろんな理由が重なって一人でいることが多かった主人公ですが。

押しかけ弟子ことリラの影響が大きいですけど、彼女を正式に弟子と認めることになったことから少しずつ世界が広がっていくのが面白いですね。

人類から強大な敵が竜や悪魔、精霊と数多く取り揃えられているんですよねぇ。かつては貴族が命を賭ける生贄じみた術を使って強敵を打破していたのを想えば、狙撃魔術師と言いう新たな形式(数日かけてチャージする必要があったり、最善とはいいがたいけど)を生み出して対処できるようにはなってるので、時間かければまたできる事増えそうではありますけど。

竜種とかの強大さ見ると、それだけの時間が人類にあるのかは悩ましいですが。今まで生き延びてるから、なんだかんだしぶとく生き延びるかもな。



プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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