「我らは、女王陛下が羨むようなことを、できていますか」
(略)
「ええ、もちろんです」
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。
キャンペーン追加タイトルで、対象期間は7月末日まで。
突如出現する魔獣によって荒廃した世界。
レンは、魔獣に対抗するための改造を受けた、特殊な装備を纏う装甲兵アーガスとして奮闘していた。
ある作戦に従事していた所、異世界としか思えない場所に飛ばされて。
そこでは、魔獣から民を逃がすために殿に残った女王イーリスと近衛騎士のアリシアが居て。
周囲の状況は分からないが、魔獣は殲滅するものだ、とレンは行動して……かなりあっさり撃退してました。アーガス強い。
それぞれの事情を知るために、同行して交流してましたが。
レンとイーリスが出会ったのは、お互いに幸運でしたよね……レンが現れなければ、あそこでイーリスは死んでいたでしょうし。
そうなったら、レンは一人で常識が違う世界を放浪する羽目になったでしょうし。
アーガスの外見がこの世界では浮いている上に、さらに魔獣の群れに類似の人影を見たなんて証言もあったりして、イーリスがいなければトラブルは増えていた事でしょう。
……まぁ、亡国の女王なんて他国でも扱いに困る相手で、イーリスの保証も絶対ではないですが。
逃げ込んだ先で、怪しんだ王族によって罠にかけらてましたけど、平然としてるレンには正直笑った。罠にかけた相手が悪かったね、王子様。
自分とは異なるアーガスがこの世界に来ている可能性が浮上して……レンはそれを確かめる為に行動を始めて。
その結果、同型どころか次世代型とタイマン張る羽目になったりして。自分の積み重ねたものを信じて戦い抜いたレンが格好良かった。
あとイーリスも女王の風格があって、ただ守られるばかりではなく戦場に赴く覚悟を示すあり方が光ってて良い。