気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ハヤケン

剣聖女アデルのやり直し~過去に戻った最強剣聖、姫を救うために聖女となる~2

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「やれやれ……それよりも姫様。ここにいる皆、姫様を頼りにしているのは確かですが、姫様お一人に全てを押し付けるわけでは御座いません。何かあれば私も必ずお支え致します。どうかご安心を……」

「アデル……はい、ありがとうございます」

 

タイムスリップしたら女性化していた剣聖アデル。

女性だからこそ扱える戦技も会得し、研鑽に余念がないアデルですが……。本来聖女は、神獣と契約し使役する存在であって当人の戦闘能力が求められていないので、護衛がおかれていたわけですが。

……アデル、元剣聖なのもあって普通に強いんですよねぇ。護衛要らないんじゃ、という発言が出てくるのも頷けてしまう。

 

そんな彼女が、国境付近の破損した聖塔の調査に赴くことになって。

国境付近であるために、他国の軍もまた対応・調査のための部隊を派遣していて、現地で鉢合わせてましたが……マルカ共和国の代表の女性、苦手なキャラだったな……。

あまりにも自信がなく明け透けすぎて、すぐに泣き間延びして喋る……なんで国境地帯に派遣される代表になってるんだ……。

と、思ったら後に演技でしっかりと思惑あること分かったので、すっきりしましたね。いや、そうですよね。怪しいですよね!!

 

さらに帝国からも部隊が派遣され、聖塔が壊れたことで出来た未開領域に踏み込んでおり……そこに帯同していた帝国の皇族トリスタンとアデルが遭遇することになります。

彼は、前世においてアデルが主と仰ぐユーフィニア姫の死に関与したとされ、さらには大戦を苛烈にした原因でもあるため狂皇とまで呼ばれた人物で。

かつての時間軸ではユーフィニアの婚約者でもあったそうですし、狂皇という来歴を知り討伐したアデルだからこそ、今のうちに排除できないかな……って思考になってるのは、姫第一主義の彼女らしかったですね。

 

それでも仲間が傷つく可能性を放置してまで排除を優先するでなく、姫からの命令もあったとはいえ助けに行くんだから、なんだかんだアデルも人が良い。

実際に交流してみればトリスタンは前世と違う性格をしていて……。戦の大聖女の方は、この時代から後ろ暗い活動していたみたいですけど、トリスタンの方はまだ救いがあるのだろうか。

今のトリスタンから伝え聞いた話によれば戦の大聖女を伴った遠征の予定があったそうですし、以前はそこから闇に落とされたのかもしれない、とは思いましたね。

 

かつてのアデルは盲目であったことや、主を亡くして復讐に囚われてしまったことで見えていなかったことも多くあったようで。

前世における「剣聖アデルが着ていた鎧の来歴」、「前任の護衛メルルの去就」などなど、その真実と対峙することになっていましたが。

メルル父の業が深かったですね、というか。アデル達が放り込まれていた闘技場といい、この世界そういう場所が多すぎないか……? という不安は沸いた。

そういうアレコレが絡み合った結果として、前世では大戦にまで発展したのでは疑惑。

聖女アデルの存在がいい感じに状況を変化させていってるので、運命に負けずよりよい未来にたどり着いて欲しいものですね。

剣聖女アデルのやり直し――過去に戻った最強剣聖、姫を救うために聖女となる――

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「はい、何があっても私が姫様をお守りいたします。ですから、あまり一人でお悩みになられませんように……」

「はい。気を付けますね、アデル。ありがとうございます」

 

かつて奴隷として囚われ、違法な人体改造を施された上で戦いを強いられた主人公のアデル。その戦いの中で無数の傷を負い、両目も潰れてしまった。

それでも生き延びていたあたり実力は確かで……ある日、ユーフィニア王女によって救われ護衛として取り立てられることに。

 

彼はユーフィニアを篤く慕う良い騎士だったようですが。世界を南北に二分した大戦が起きてしまい、姫様はその過程で落命。

ユーフィニアの願いにそぐわないと知りつつもアデルは復讐の戦いを辞められず……対戦を勝ち抜き英雄となった。

そんな彼の前に謎の存在が現れて、その行いは立派だったから願いをかなえてあげると言われ、迷わず姫を救うことを希望して。

そのまま蘇生させることは叶わないけれど、アデルをユーフィニアが生存していた過去に贈ることはできると言われ、迷わず受諾。

 

そして過去に戻った時アデルはなぜか少女の姿になっていた。

剣聖として戦い抜いた経験と知識はそのままに、さらにはこの世界で特別な存在である聖女としての力にまで目覚めていて。

前回とは違う形ではあれどユーフィニア王女と出会うことも出来て、騎士として傍に居られそうな状況にはなりましたが。

アデルが聖女としての力を持つために、教会から横槍が入ってくる一幕もありました。しかし、大聖女の一人がユーフィニアの仇であったり、アデル達が捕らわれていた闘技場の裏に枢機卿が居たりするみたいですし、どうにも信用しにくいんだよなぁ……。

 

1週目の世界では死んでしまった存在を助けられたりして、現状では良い方向に進んでいるように見えますが。アデルを転生させた存在によれば、運命には強制力があるため前回とは違う道を辿っても同じ結末にたどり着きやすいそうですし、油断は出来ませんな。

女性になった自覚が薄く、日常の振る舞いとかに課題はありますけど、戦闘方面でアデルは本当に頼りになるし、ユーフィニア王女も良い子だったので、結構楽しんで読みました。

英雄王、武を極めるため転生す そして、世界最強の見習い騎士♀

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「いや、青春って言うのこれ? 違うような気が――クリスは悩まないの?」

「うん。考えてないから。自分が強くなることだけ考えてたら、悩まずに済むよ? ラニもそうする?」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

一代で大陸全土に渡る大王国を作り上げた英雄王イングリス。彼は神の加護を得て人の身を超越した『神騎士』として困難を打破し、多くの臣民に慕われていた。

超人ではあったものの、あくまで国と民のために一生をささげたイングリス。死の間際に彼は功績に報いる為に願いを叶えると言われ……今度は武のために捧げて生きたい、と遠い未来での転生を願う。

 

その願いはかなえられ、彼は自らが作り上げた国の情報が発見できないくらいの未来で、新たな生を受けたものの……どうしてか、女子になっていて。

成長にともなって美人になっていくのを、孫娘を見るような目で着飾るのを楽しんだりはしていますが。精神的に男性の意識が強く、交際相手として男を見ることは出来ず、女子となら結婚してもいいなぁと思ってる辺り、ヒロインを攻略してくことになるんだろうか。

 

天使の見た目に武士の心、みたいな事も言われてますし。転生した理由も相まって、武を極めることに専念してるイングリス。

王であったため、色々な問題についても察しがついたりはしますが、今世は武に捧ぐと決めてるために、強い相手と戦えるかどうかが判断基準に来てるのは笑う。

 

イングリス視点から見ると、今の時代はかなり歪になってしまってるようですが……大陸に覇を唱えた大国の片鱗すら見つけられず、更に彼に加護を与えた神の気配すら窺えないとなると、なにかしらの断絶が生じてそうですよねぇ。天上人、とかいうあからさまに怪しい連中もいますし。そちらと戦っていく方向になっていくんでしょうか。


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