「それに私 亡くなった母に誓ったんです
メイドになるって そしてなるからには世界で1番素敵なメイドになるんです
そのためにはもっともっとがんばらないと!」
15~19話を収録。
パーティーへの襲撃事件が起きたことで、王立学園が全寮制になることに。
そのための設備を作るため2か月の長期休暇が与えられることになって。さらには、寮に使用人を帯同できるとあって、ルシアナと一緒にメロディも一緒に学園に通うことが決定。
しかしそうなると、屋敷を見る使用人が居なくなってしまう問題があって。
募集はかけているものの、貧乏貴族という噂は根深くなかなか新しい人が採用できずにいた。
最悪メロディ分身できるし、髪色変えて変装も出来るし、何とかできそうな感じはしますが。実際メロディが分身魔法を応用した人工知能を宿した人形を生み出すことで、解決してましたからね……。
休暇中はほのぼのできるエピソードが多かったですね。
メロディがシンプルに着こなしているメイド服が可愛く見えて、ルシアナが着てみたいと言い始めたりして。メロディが仕えているお嬢様に使用人の服を着せるのは、と常識的な反応をしたところ、ルシアナの父が一日体験メイドしてみればと言い出してしまうのが自由だな……。
ルシアナが知らなったメイドの裏側、主人たちに見せないように諸々片付けているという話を聞いて、大変だろうと思ったルシアナは常識人だし、それを良い笑顔で肯定しているメロディは相変わらずのメイドバカ……。
街に出た時に、ゲーム知識を持っている転生者令嬢のアンネマリーと遭遇して、メイドトークしようとデートに連れ出されたりしてるの、メイド一直線すぎるな……。
メロディの秘密に気付いてしまったレクトは実に頭が居たい事でしょうけども、頑張ってもらって……。仮に真実が明らかになったしても、メロディのメイドバカは治らないよ。多分メイド業務出来ないと体調崩すよ、そのスーパーメイド。
アンネマリー、ゲーム知識ガッツリあるから孤児院助けたり、イベント先取りしてるから、舞踏会の時にシナリオ崩壊に衝撃受けてたけど、そりゃメロディがメイド狂い発症してなくても展開変わってただろ、と思う部分もチラホラあるよな。
後は、ルトルバーグ伯爵家に努めていたものの腰痛で職を辞した前任のおばあさんが、正式な退職の手続きをするために来訪したエピソード、メロディの超常スキルで磨き上げられた家に戸惑いつつも、ルシアナと良い関係を築いていたのが分かる話でほっこりしました。