気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ファミ通文庫

黒鋼の魔紋修復士8

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「男も女も命の重さには変わりないんじゃないかな?」
「……そういうセリフは、ふつうはもっと人道的な話題の時に使うものじゃありませんかね?」


あれー、なんかラブコメの香りがしますよ……?
1巻読んだときは、そっち方向には発展しないだろうなぁ、と思っていたのに。
ヴァレリアとディーが互いに距離を取ってぎくしゃくしている、という描かれ方は結構よかったんじゃないでしょうか。
ただ、この作品で言い続けてますが、ディーは好きなんですが、ヴァレリア苦手で……
恋愛色がそっちに向かうと、ちょっとなぁ……

だって、ヴァレリアあちこち酷いじゃないですか。ぐぬぬがコンセプトとはいえ。
今回もまた凄い失態しますしね。
最近まともになって来たかなぁ、と思ってきたところだったのに。
状況が状況で、ちょっと不安定になっていたとはいえ、下手打ったなぁ、という感じで。
本当にどうしてカリンが首席じゃなかったのかと。
アーマッドは神巫を働かせるなら、その辺の事情についても呑み込ませる教育した方がいいと思います! 
安定・安心のカリンの活躍を待ちたい。
ヴァレリアの言動は読んでいてひやひやするので。

しかし、1巻ごとのクオリティは高いと思うんですけど、どんどん風呂敷広がっている感じはしますよね。
あちこちで断片だけ描かれている、ネレイダの行動原理とかが結局よく判らないというか。
なんか秘密持っているみたいですし、ダンテとかと接触するとか色々動いてはいるみたいですがねー。
ディー達と間接的にしか関与していないから、そろそろ対面してもいいんじゃないかなーとか。

他にも気になっているのは、いくつかありますけどね。
前回逃げた、変態の姉の思惑もそうですけど。神話に関する考察もまた気がかりではありますか。
少し前にダメダメだったのに最後逆転とまでは言わないでも、なんか剣とか回収していた王子もいましたし。
そこの国に関して言えば偽りの神巫もいましたよね。逃げ延びてるだろうけど、再登場はいつだろうか。

アーマッドだけじゃなくて、それぞれの国の考えが入り乱れているのは結構凄いと思いますけどね。
イサークはイサークで食えない皇太子で、味方にしてると心強い面はありますが、今回ディーにやらせた任務とかも合わせると、しっかり黒いしなぁ。

しかし、振り返ると割とあちこちで撃ち漏らしているといいますか。
ディーと戦った相手は結構死んだりしてますけど、立場ある手前、監禁とかで済んでるんですよね…
ダンテとかもそうですけど。それがのちのちの禍の芽になってるみたいですけど、どーなることやら。

黒鋼の魔紋修復士8 (ファミ通文庫)
嬉野秋彦
エンターブレイン
2013-12-26

魔王殺しと偽りの勇者2

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「わざわざ『もう会うこともない』とか格好つけて別れたというのに、まさかわずか一日で会いにくるとは思いもしませんでした。せっかくの名シーンが台無しですよ、台無し」
「いや、そんなことを言われても……」


はたして勇者はいったい誰なのか。
大魔王を殺した勇者を探す2人のやりとりが中々。
エレインもあの行動力ばかりあったところから少しは成長しているようですね。
ユーサーが個人的には結構好きですよ。

今回の勇者候補は、傭兵と魔術師。
ひとまずの平穏を見ているらしいこの国において、傭兵は、野党崩れになった元傭兵を食らって名を上げたりすることが多いようです。
5つの傭兵団を食らったと上に、不死身の噂すらある、傭兵ダリオン。

かつて国に使え、その知識と魔術によって、国境線の守りを司っていた老魔術師。
その実力をもって、魔術を不審がる人物たちを黙らせていたそうですが、王の代替わりによって城を追われることに。
そんな老人の元には、門前の小僧の如く勝手に魔術を覚えた天才の弟子がいて、荒い歓迎をされる。

エレインが傭兵にからかわれていらだったり、ユーサーがのらりくらりしたり、先述の通り魔術師の弟子に襲われたりとイベントはちまちまとあります。
でもやっぱりユーサーとエレインのやりとりで、謎を解いていく、というか勇者は誰かという真相に迫っていく様子がやっぱり一番面白いですね。
4人と会った後に、ユーサーが「勇者が誰かわかったけど言いたくない」とか言い出した辺りは中々愉快でした。
この国の人々と魔族との間にはいろいろと因縁があるようですね、というのが分かったのがいいですね。
前の巻でも描かれていましたけど、魔族、魔王、勇者。
そんな言葉から連想される、わかりやすい英雄譚では決してないというのが、個人的には気に入っています。

この巻で、目的としていた勇者探しには蹴りがつくわけですが。
続く構想もあるようなので続いてほしいなー。
ま、人気しだいという事で、「お察しください」な方向にってしまうかもしれませんが。もし続きでたら買います。

魔王殺しと偽りの勇者2 (ファミ通文庫)
田代裕彦
エンターブレイン
2013-12-26

異能使いリプレイ 鳴神の巫女

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ヨビ:い、いいんですかっ!? こんなてきとーな名前でっ!?
GM:問題ない。インパクトもあるし、“影”の要素も入っているし。
ヨビ:うおおおおおっ!?(笑) き、菊池さんっ! あんたって人はネタとインパクトさえあればそれでいいんスかっ!?
GM:いいよ。
ヨビ:あなたという人間がよくわかりました。
GM:そうほめるな。


キャラクター作成が面白そうでいいですねー。
真名システムは要素としては結構面白い試みなんじゃないかと思います。
ただ、これ敵からしても名前で能力バレバレで対策とられやすいっていうんじゃないだろうか、みたいなことを少し考えた。
まぁ、天老院の天武八家出身っていう時点で、バレバレな奴もいますけれど。

著:菊池たけしの『鳴神の巫女』と著:矢野俊策の『漆黒の顎』の2本を収録。
それぞれ別の場所に収録されたリプレイをまとめて文庫かした商品ですねー。
『鳴神の巫女』は異能使いのサプリメント『悪夢奏者』にも掲載されていましたし。
『漆黒の顎』は『ゲーマーズ・フィールド』誌に掲載されたサプリメントの紹介っていう意図を含めたリプレイ。
まぁ、どちらも単発のリプレイっていうことと、その企画意図からして、シナリオとしては割とわかりやすい部類ですねー。

『鳴神の巫女』は、PC1が叔父に唆されて、今は亡き父の故郷に帰ってみたら、そこは地図にも載っていないような、古い因習を今に残している村だった。
『地図から消えた山奥の村。封じられた旧き神。神降ろしの儀。閉ざされた村で主人公に嫁ぐために育てられた和服の少女』と和風の雰囲気をだそうと、これでもかと盛り込まれたわかりやすいリプレイですねー。

『漆黒の顎』は、サプリメント2種を使用して、夜族っていう吸血鬼やら獣人やら、妖怪やらをPCとして採用できるようになっています。
で、異能使いと人間と妖怪と、その関係みたいな演出がされていくわけで。
こっちはこっちで中々面白いリプレイでしたね。
「妖怪妖怪」叫んでいたPLの人が、ハンドアウト見て、他のPCやろうかな、と言いだして他の人からツッコミ入っているあたりとか面白かった。
で、結局妖怪をやることになって、演出で自分から負けていくのがまた。アリアンロッドのベネットに通じるものを見たぞ。
F.E.A.Rの中には三下ロール技術が伝えられていたりするんだろうか、みたいな。

異能使い リプレイ 鳴神の巫女 (ファミ通文庫)
菊池 たけし
エンターブレイン
2005-09-30

バカとテストと召喚獣5

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「日本の諺にはこういうものがありますよね」
「何!? また余計な事を言うの!?」
「バカな子ほど可愛い、と」
「諦めろ明久。世界でこの人ほどお前を愛している人はいないぞ」
「待って! それは僕が世界で一番バカだって思われてるってことなの!?」

明久の姉が、明久の一人暮らし監査として送られてきた。
減点方式で監督される毎日。どうにか脱したければ、試験でいい点を取るしかない!
という事で、勉強に臨む明久。
まぁ、日ごろの行いによって、多くの先生から保健室息を勧められることになるんですが。
身から出た錆。

せめてもうちょっと人間らしい生活していればよかったのに。調味料だけで生きていこうとするから、こういう時に焦る。まぁ、逆に、そんな極限生活で生きていけて、姫路料理を乗り越えられる明久が人間の範疇かというと……姫路料理は本気で死が待っていると思うんですが。

とはいえ、勉強が出来ようとも常識がかけているあの「姉」だと明久の苦労もひとしおか。
まさか、バスローブ着用で外から訪問されようとは。
うん、アレは恐ろしい。世間の目的な意味で。

大量に減点を食らったので、その分だけ成績を向上させないといけない、ということになり勉強に励む明久。
Fクラスメンバーの家に放課後集まったりして、勉強しています。なんだかんだで、理由が付けば勉強しようとするんですね。ここまで切羽詰らないとしなかった、という見方もできますけど。

しかし、明久は、点数が向上してきていても、バカなことに変わりはないんですよね。
……なるほど、こうやって、試験で点数は取れるけどバカ、っていうバカテス世界の成績上位者が出来上がっていくのか。彼ら彼女らは、明久ほど追い込まれる前に勉強をしているんだね、うん。
個人的に納得がいった。

バカとテストと召喚獣5 (ファミ通文庫)
井上 堅二
エンターブレイン
2008-11-29

バカとテストと召喚獣4

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「雄二! 雄二も何か反論しなよ! このままじゃ僕らは焼死体だよ!?」
「てめぇら……! やるならコイツだけをやれ!」
「雄二……ありが――違う! その台詞、よく考えると僕を売って自分だけ助かろうとしているだけじゃないか! 自分だけよければいいのかこのゲス野郎!」
普通は『やるなら俺だけをやれ!』だよね。あまりにも格好良く言うから、一瞬雄二に感謝しかけたじゃないか。

Fクラスのとっても楽しい異端審問会(=公開処刑と同義)からスタート。
雄二と霧島さんのやりとりもあるんですけど、雄二も大変ですね。うん。

美波が暴走して明久にキスをしてしまったことから、状況が混乱していますね。
『雄二よりも』と頭についていても好きと言われたことが嬉しいのはいい、けど明久のバカさを知っているんだから、自分でブレーキを……すみません、Fクラスにブレーキは基本的にありませんでしたね。

まぁ、そんな感じでクラス内で争いが発生している……隙をついて戦争をしかけられそうに。
Fクラスに対する武力制裁、という感じのようで。
雄二が、どうにか勝ち目のある方向へ持っていこうと画策していますが。
相手側も結構策を弄してきていますね。
勉強外、システム外での暗躍はどのクラスも結構やっていますけど、それでいいのだろうか。試験校とはいえ、自由度高すぎないか。

どうにかこうにか、Bクラスとかの上位ではなく、まだ勝ち目のありそうなDクラスとの戦争に持ち込むことができた一同。
明久の周りはちょっと危険な空気になったりしているけど、それでも、やるときはやるバカっていうのは、最後の一線を守れているという意味でいいんじゃないかと。

雄二が解決の為に打った手が中々アレでしたけどね。
さすが、明久。期待を裏切らないというか、残念なヒーロー。笑えるので、良いですけどねー。

バカとテストと召喚獣4 (ファミ通文庫)
井上 堅二
エンターブレイン
2008-05-30

聖王剣と喪われた龍姫 Ⅰ

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「お前が何者だろうと知るか! 目の前で殺されたりなんかしたら俺の気分が悪いんだよ。それだけだ。お前が厭だっつっても勝手に助けるからな。もう文句はきかねえ。あきらめて助けられてろ!」

あちこちで説得力が微妙に足りないかなーというような感じ。
あと、詰め込みすぎ、ってのもあるかなー。
大筋でいうと、記憶喪失の少年と、迫害された種族の少女。
二人が出会った時に、叛乱の狼煙があがった、とまぁそんな感じなんですけど。
 
一冊で因縁ができすぎてる。
記憶喪失の少年がつまり主人公なんですけど……幼馴染と決別して、なんか思考凝り固まった保安局の局員に恨まれて、で、エピローグでさらに上乗せ、と。…どれか一つでよかったんじゃないかなぁ。

龍血統が、捕まっているっていうのがよく判らんのですよね。
膨大な霊力を持っていて、それで飛べるというのなら、飛んで逃げればいいのに。
一時的でも〈魔銃〉の効果範囲外の高度にも逃げられるようですし。そもそも〈魔銃〉を持っていなかった、龍血統が繁栄していた時代においてなら、逃げるのはなおのこと容易だったんじゃないかと。
あとは煮炊きのための火を熾す道具だったり、雨を降らせる道具があるんだったら、武器が無いはずがないと思うんですけどねぇ。農作物の敵は、野性の獣だと思うんですが。それを追い払う工夫もあったはずなんじゃないかと。
ロジオンが得た剣は、汎用性もないし、象徴的な意味合いが強いんで、微妙なところでしょう。
あとは、文字を持たずに、そこまで繁栄できるんだろうか。絵画によって残された情報もあるようですけど、それが出来て、日常の用途に〈神具〉を使う頭があるなら、文字位ありそうなもんだとおもうんですけどね。

あとは、あれだけ理性なく暴れた末に、ドミートリィが生きているのが不思議でならない。
全員殺してしまって、亡骸に、いったい何がしたいんだよ、お前らは……とぼやくぐらいの方がまだよかったんじゃないかなぁ。

さて、叛乱の狼煙はあがり、少年少女は行動を開始しましたが。
道行きは……あまり気にならないかなぁ。続きが出ても、手を出さないような予感がします。

聖王剣と喪われた龍姫I (ファミ通文庫)
三門鉄狼
エンターブレイン
2013-12-26

アルシャードセイヴァーRPG リプレイ ミッドガルド 旋風少女と熱砂の罠

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「お前の考えは間違っている。お前は悪だ。私が断罪するべき存在だ。"皇帝の剣"として、真帝国皇帝の名と真帝国公認クエスター、ミカド・ラインダースの名において、カイラス・グーデリアン、お前を裁く」

PLは、今作のイラスト担当、中島鯛さん、フリーのイラストレーター、みかきみかこ。
F.E.A.Rの社長の鈴吹太郎、と副社長の菊池たけし。
演じるPCは、それぞれ以下の通り。
犬を連れた傭兵団の出身の少女、ウルエラ・ウルヴス。
一度死に豊穣の神としての力を得て蘇った、砂漠の緑化を目指す女性ファーナ。
記憶を無くした若き放浪の賢者、テム。
帝国公認クエスターとして、"皇帝の剣"として敵を裁くミカド・ラインダース。

中島さんのPC、ウルエラが、すごくまっすぐな少女で、格好良かった。
ミカドは……格好つけというか、ボンボン。だけど締めるところは締められる、良キャラ。
緑化志しているはずが、良い間違えて度々緑茶化させようとするファーナと、記憶を無くしながらもしっかりフォロー入ったりしているテムとで、結構いいチームだったと思いますよ。
なんか珍しく、キャラ作る場面とか、アフタープレイとかも細かく描かれていましたね。

第一話 旋風少女と大砂虫
第二話 旋風少女と熱砂の罠

スズリ砂漠という場所を舞台に、砂漠の天災、サンドワームを巡る物語。
1話は、帝国の部隊の一つが、どうも「砂漠戦艦」なる秘密兵器を勝手に作っているとかで、それの調査にミカドが行ったりします。飛空艇でいったらうっかりというかやっぱりというか撃墜されるのもお約束。
で、墜落した場所で出会ったファーナと一緒に、サンドワームに呑み込まれてしまう。
まぁ、他の2人もサンドワームに呑み込まれているんですが。
合流場所は、サンドワームの胃の中です。……嫌だなぁ、こんな顔合わせ。
で、シナリオクラフトのチャートを参考にした「楽しいダンジョン」チャートを用いながら、PCたちはサンドワームの中を突き進む。
……いや、しかしサンドワームってどれだけでかいんだ、って気分になりますなー。
そしてラスボスには加護によって逃げられてしまう。
決着は次回に持ち越し。

2話は、砂漠の別の街に舞台を移す。
ウルエラは壊滅した傭兵団の目撃情報を追い、ようやく兄貴分と出会うものの、彼は怪しげな行動を起こそうとしていて。
仲間と、街の人々のことを考え、その上で出した結論の快い事。
そうやって信じるところを突き進めるまっすぐさが眩しいですねー。
またしても、サンドワームが利用されようとしていますが。
……こんな短期間にいろいろやられて、サンドワーム、よく切れないなぁ。冷静な意識っていう者もあってありがたい事です。うっかり怒りに呑まれて街滅びてもおかしくなかったような。

バカとテストと召喚獣3.5

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「いいか。今から言う日本語を英訳しろ。『私は所有者の許可なくプールを使ったことを反省しています』」
(略)
雄二が書いていた英文をほぼパクったのだから、間違えようがないはずなんだけど。
「訳してみろ」
「『私は所有者の許可なく貧民層の人々を使ったことを反省しています』」
「貴様は奴隷商人か」
「あ、あれ!? どうしてそんな文章に!?」

短編集第一弾。
巻頭にFクラスの日常編で、秀吉、雄二、明久の登校風景が描かれていますが、後ろ二人は絶対に普通じゃない。
あと、秀頼が8時に登校しているのに、雄二は8時に投降していて、学校に間に合うのだろうか。投降したのちに折檻くらって、飯くって、となると遅刻コースも見えると思うんですが。

掲載は「バカとテストと召喚獣~予習編~」、「僕と暴徒とラブレター」、「俺と翔子と如月ハイランド」、「僕とプールと水着の楽園」、「僕とバイトと危険な週末」の5本。

それぞれの間には「バカテスト日本史/楽市楽座を行った人物の名前」、「文月新聞/明久が1位をとったランキング」、「坂本夫妻の(マル秘)恋愛テクニック講座」、「工藤と土屋の性活小噺」、「~特別コラム~ 鉄拳人生相談」が掲載ー。

各話について簡単に。
「バカとテストと召喚獣~予習編~」
明久がいかにして観察処分者となったのか。うん、これで観察処分で済むんだったら、結構温情があるんじゃないかなぁ。正直、作品全体振り返っても、明久は器物破損の実行犯とかで罰金刑とか言ってもおかしくないけど。鉄人の特別補修とか、肉体労働によって許されているんだろうから、まだ……

「僕と暴徒とラブレター」
明久がラブレターをもらったことが、Fクラスに広まり-まぁ、目撃した雄二が公言したんですが-明久がFクラス一同に追いかけられることになる話。うん、Fクラスのこういう時だけ一致団結できる行動力っていうのはすごいと思う。

「俺と翔子と如月ハイランド」
実績作りというか、「ここで告白するとカップルが~」みたいな伝説を自作自演しようとするスタッフに、翔子に連行された雄二が追いやられる話。おい、明久とかいったい何やっているんだ、というか。うん、まぁ、ここでちょっかい出してこそFクラスのような気もしますが。Fクラスメンバーは携帯壊しすぎだと思うんだ。

「僕とプールと水着の楽園」
罰則としてプール掃除を仰せつかった雄二と明久。掃除する代わりに、ちょっと遊んでもいいといわれたので、いつもの面々を招集したり、いつも通り仲間割れというか死線をくぐったり。秀吉が合宿の時特別扱いされた理由がこんなところに……

「僕とバイトと危険な週末」
ちょっとお金なくて、単発のバイトをすることに。接客の日雇いっていうのは結構チャレンジャーな気がしますがねー。まぁ、あのおやじさんだと、それもありなのだろうか。……恐ろしかった。あのレベルで娘の話題に反応しているとすごく生きにくいんじゃないかなぁ、とか思うんですけど、どーなんですかねー。

バカとテストと召喚獣3.5 (ファミ通文庫)
井上 堅二
エンターブレイン
2008-01-30

バカとテストと召喚獣3

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『あなたの秘密を握っています』

合宿回。
窮地を脱しようと、競泳用水着愛好会が導き出せる明久の思考回路が分からない。しかも、そこまでやっていてなお本人的には「少しだけ僕は自分の脳が不安になってきた」そうなので、色々と、本当に、末期。
 
クラスによって待遇に差が出るため、最下位のFクラスは――現地集合。
まぁ、電車内で、旅行のお約束じみた交流やっていたから楽しめていいんじゃないですかね。
…他のクラスは送迎のバスの中でやっていたんでしょうけど。
明久が「姫路料理」という劇物によって前世の罪を懺悔しはじめたシーンですけど…合宿所まで放置していたのか、それを。そこまで来てようやく、電気ショックをやってあげたのだろうか。まぁ、ギャグの場面に細かくツッコミを入れちゃいけませんな。
…本人たち命がけだけど。というか、後の巻でレシピが出ているもの有りましたけど、割と本気でアレ、死ぬと思うんですけど、どうして彼らは生きているんだろうか。
 
まぁ、この愛すべきバカたちが合宿なんてイベントに赴いて、何も事件を起こさないはずがない。
今回は最初だけは被害者でしたけど。
そこからの解決策が予想斜め上過ぎて、もう……
あぁ、こいつらはやっぱりFクラスなんだなぁ、という感じで。
Aクラスの久保君を抱き込んで、どうにか女子に口利きしてもらって確認してもらうとか。
あれだけおおっぴらに録音機器を駆使している以上、工藤さんがそうした危機に詳しいっていうのはAクラスのメンバーなら分かっているだろうから、そっちに協力してもらう未来っていうのもあったんじゃないだろうか。
いや、石抱きやらされた後だったら、何が何でも自力で、ってなるのかなぁ。
 
色々と残念でバカばっかりな愉快な合宿でしたけど。
最後にちょっとした爆弾が投げられて、騒ぎが起こる、という展開。
さらば、明久永遠に……

バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫)
井上 堅二
エンターブレイン
2007-08-30

ナイトウィザードリプレイ 愛はさだめ さだめは死

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死は、逃れられぬ“さだめ”。
だが、少年の想いは、その“さだめ”を超えた。


タイトルは古典SFの小説にあやかっているそうです。
原作は読んだことないんですが、こういうあやかりを見るとちょっと気になりますね。
田中天さんの頭おかしい(褒め言葉)リプレイは好きです。
奇抜なデータ構成の敵キャラだったり、明らかにネタだったはずなのに、最後はシリアスだったり、いい話になったりするあたりは、さすがプロの技。
プレイヤーでいると、どう転ぶのか予想もつかない地雷原のようなお方ですが。
まぁ、PL時のはちゃめちゃ感も好きですが、GMとしての田中天さんも結構好きです。
 
さておき本編。
一人のウィザードが魔王と戦い、命を落とした。
敵である侵魔の力を借りてでも、大切なものを護るために蘇った少年。
しかし彼がみたのは、かつての戦いから1年がたった世界と、ある絶望だった。

PC1は、魔王に殺されたものの、敵の力を借りてでも蘇った、落とし子の少年、夜見トオル。
PC2は、PC1とかつてともに戦い、今はPC1の幼馴染の傍にいる陰陽師の少女、鳳来寺麒麟。
PC3は、封印を守る使命を帯び、 転生を重ね、イノセントに寄生している謎の生命体、ゲシュペンスト。
PC4は、脳みそスライムだけど、ウィザードとして、ヒーローとしての心を持つ熱き男、橘輪之助。

この4人とが、とあるものを封じた封印、そして、PC1と戦った魔王を取り巻く事件に挑んでいくことに。、
魔王モッガディートは結構いいキャラだったよなぁ、と思います。
その葛藤だったり、演出だったり、その懐の広さだったり。
腐っても魔王、というか、王の風格が確かにあった。
けれど、どこか人間臭さもある、一風変わっててるいいキャラでした。

そして、後半第2話。
正直、単なるネタ要員だとばっかり思っていましたよ。
まさかという感じで、驚かされました。
フラグとかそういうイメージで、ここまで怪しいと逆に、っていう発想があったとは思いますが、しかしそこからさらに超えていかれるとは。
個人的にはこの話のボスのデータが結構面白くて好きです。
あと、うっかり今回予告を書き忘れて、その場の勢いで考えて実行できるGMが好きです。さすが。

ウィザードたちの葛藤が上手く描かれていて、いい話だったと思いますよー。


 
プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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