気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ファミ通文庫

ナイトウィザードリプレイ 星空のラストリゾート

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「だが、結局は"非日常"の産物、否定されるべき"非日常"だ!」
「違うね、それはそいつだけの"日常"だ。(略)あんたにだって否定できない。いや、このオレが否定させやしない!」

「蒼穹のエンゲージ」のキャラクターを用いたリプレイ。
今回は、サクラの過去が描かれる話と、砕の箒を巡る話の二話収録されています。

第一話「星空のラストリゾート」
 サクラが過去教わった教官がいた。彼女は、訓練中に現れた勢力からサクラたちを逃がすべく囮となり……そして帰ってこなかった。今再び、かつてと同じ猛威がこの世界に迫っていた。サクラは、教官との約束を胸に戦いに臨む。
……嘘じゃないです。えぇ。なんか知らない設定ポップアップしたり、ちょっとあちこちで暴走しているいつもの風味ですけど、大筋ではいい話。演出とモチベーションのために、自分で自分をここまで追い込むか、っていう場面があちこちに。
全く別のリプレイの話ですが、オープニングで勝手にヒロインを出しそのオープニングの間に殺した暗殺者のPCとかいたなぁ、と思いだしました。今回似たようなことを砕がやっていましたけどね。
世界のためにどこまでの犠牲を許容できるのか。切り捨てられないことは甘さかもしれないけれど、それを強さにできる人もいるんだと、そういう感じのリプレイ。

第二話「救世のヒーロー」
 テストの試験部隊であるファイアフライに解散の危機が。ヴァルキューレシリーズを巡る陰謀と、シリーズ通しての敵レオガルスの暗躍が今、再び牙をむこうとしていた。前の話の盛り上がりに比べると今回はパッとしなかったかなぁ。
 前の巻と同じで、立場的にピンチになって…というか今思いましたけど、ファイアフライあちこちで追われたり、捕まったりしすぎじゃないだろうか。功績によって帳消しになってはいるんだろうけど、よく今もなおこの部隊存続しているなぁ。
 まぁ、追われる立場になるように誘導したりしているっていうのもあるんでしょうけど。レオガルス、もうちょっと手札増やそうよ。
 日常と非日常について。砕は、飛ぶことが好きなだけのキャラクターだけど、だからこそ、それを脅かす者に対しては、一歩も譲らない。そういうところは格好いいと思いましたよ。


ナイトウィザードリプレイ 蒼穹のエンゲージ

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「そんな甘さを捨てきれんから、貴様はそこまでなのだ」
告げる言葉はどこかつまらなそうに。
「そんな甘さを捨てたから、あんたはそこで終わったんだ」
対する言葉は悲しげに。

十蔵さんがPC1じゃないのに、かなり格好良かったんですけど、どういうことなの。
いや、PC1以外格好良かったらいけない、っていう者じゃないですけど、その話の主人公である以上、やっぱり見せ場はそっちに回りがちですよね。
ただ、ロールプレイの中で、こういう見せ場が出てくるから、PC1じゃないからと言って油断はできないといいますか。

PC1は大畑顕さん。ベネットみたいな三下キャラを演じてますけど、結構主人公も多いですよね。ただひたすら空を飛ぶことを好む、まっとうな主人公っぽいキャラ。…超方向音痴取ったのでオチまでついて完璧ですね。
PC2は、大竹みゆさん。殺意様。アリアンロッド・サガで知ったので、本当にその殺意のすごさはよく判ってます。今回は、殺意を抑えた正統派ヒロインをやるとの事。
PC3がかわたなこと田中信二さん。試験部隊の隊長を任されたはずなのに、12歳の少女にするとか、さすが。GMのシナリオイメージを崩壊させるキャラを作りつつも、面白いキャラであることには変わりないですね。
PC4が、きくたけこと菊池たけしさん。箒の制作に関係して、そのつながりで試験部隊に出向している技術者。冒頭の台詞を吐いた渋い中年キャラですね。いい味出していました。箒に自爆装置つけたがる、変な癖持った研究者ですが。

あらすじにも書かれていますが、元自衛官という経歴を持つ著者によるミリタリー風リプレイ。そういった要素があちこちに盛り込まれていて、中々面白かったです。
あと、大竹さんが、おおよそ目標を達成していて驚きです。正統派もできるんですね。…たまに殺意漏れてましたけど。

第一話は表題の『蒼穹のエンゲージ』。
新作箒の試験部隊に所属しているPCたちに事件が。
箒の製作者と、PC1の訓練時代の仲間が、強力な「箒」を奪い、あちこちで騒ぎを起こしていく。PCたちは、製作者と少女を止めることができるのか、という話。
砕と古都、A2の訓練生仲間の絆、っていう演出も好きですけど、個人的には、十蔵さんと町方さんのやり取りが好きですね。
面白すぎて、純粋な悪役だったはずなのに、なんか背景設定まで作られていって…まぁ、リプレイだとよくあること。

第二話が「真実のディスエンゲージ」。
一話では、箒を奪った敵を追う側だった彼らが、今度は逃げる側に回るというシナリオ。
大竹さんのPC、茜月古都の設定に絡めて、敵が侵攻してくるようなお話ですね。
逃げ回り、味方を殺せば問題は解決するといわれても、諦めずに前へと進む砕が主人公していました。

バカとテストと召喚獣2 

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「馬鹿者! みっともない言いわけをするな!」

(略)

「先生はバカな吉井を選んだこと自体が頭の悪い行動だと言っているんだ!」

同級生だったらシバいているところだ。

 

学園祭編。

この学校には実は変態とバカしか集まっていないんじゃないだろうか。

たまにいる、一般人っぽい人たちは、不幸な犠牲者という事で。

まぁ、この学院のノリについていけてるあたり、その人たちも割と適応力高いというか、実は同類になれる素質があるんじゃないかとか思いますけど。

 

学園祭の売り上げを持って、ミカン箱という最低レベルからさらに一段下がった驚きの施設を向上させようと動き出すFクラスメンバー。
雄二は1巻でよくこれをまとめて戦争を勝っていったよなぁ、と思えるほどのまとまりのなさ。
明久と美波が司会進行をしていくけど、明久のまとめかたがまたひどい・・・
ウェディング喫茶「人生の墓場」とか、いや、確かにそんな会話挟まっていたけど、混ぜるな危険ってやつだろ、それは。
これは鉄人に怒られても仕方がないレベル・・・というか、割とFクラスの面々はいつでもどこでも怒られているような気がしますね。
 

また、同時に、召喚獣を用いたトーナメントも開催され、試験学校としての見世物も取り揃えている、と。

まぁ、見学客として楽しむ分にはそこそこ楽しめそうな学園祭なんじゃないかと。

 

3年の常夏コンビが結構早い段階から出てきていたんだよなぁ、と読み返していて思いましたけど。

そういえば、こいつらとの因縁も、ここから始まっていたのか。

試験学校という事でいろいろあったりするんでしょうけど、わざわざ学園祭という場所で他のクラスを潰そうとしたり、妨害工作に出たりと、そこまでする事なのかなぁ、とか思ったり。

自分の高校の文化祭とかは、利益が出ても確か自由に使えるわけじゃなかったように思うので、そう感じるのかもしれませんけど。

 

さてはて、馬鹿だけど、大切なものは分かっている明久の行動は結構、みていて爽快な部分がありますね。後始末とか、下手すりゃ弁償物の騒ぎを見ると、遠巻きに見ているのが一番安全だと思いますけど。

そして、常夏コンビとの因縁だけでなく、明久の女装という特技もまた、ここから始まっていたのか。懐かしいな…

 

バカとテストと召喚獣 2 (ファミ通文庫)
井上 堅二
エンターブレイン
2007-04-28
 

バカとテストと召喚獣

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「喜べ吉井。お前への疑いはなくなった」

「お前はバカだ」

 

バカがバカらしくバカをやっているシリーズ。
最近、本編が完結したので、ちょっと読み直しながらちまちまと記事書いていこうかと思います。
しかし、1巻が出たのは2007年なんですね。
もうこんなに時間たっているのか、と愕然としますな・・・
 

召喚獣システムという複数の技術とオカルトを混ぜ込んで作り上げた、テストの点数=実力の召喚獣を呼び出し、それを用いた戦争によって、施設のランクを向上させられるという仕組みがある学校。

まだまだ穴というか向上の余地がある技術で、試験的な学校という意味合いもあるようです。点を取ろうとすればどこまでも取れるシステムっていうのは中々に面白いと思いましたけれど。

 

明久が宣戦布告の使者として赴き二度とも襲われて酷い目に合うっていうあたりが特に笑いました。

悪びれず明久を派遣する雄二も雄二ですけどね。

こういう、軽快なバカげたやり取りがやっぱり本作品の魅力なんじゃないかと。

ゆるーく楽しめる学園コメディ、みたいな感じで。

しかし雄二がFクラス代表になっていたからこそ、この物語は盛り上がっていますけど
……実力的にうっかりすると、雄二はEクラスの最下位とかになっていたかもしれないわけで。
 

実際Fクラスのバカさ加減から見るに、こいつらはどうして進級できているのか不安になるレベルのが紛れていますよね。吉井とか明久とか観察処分者とか。

それと比べると雄二はかつての神童と呼ばれた部分が残っていて、うまく指揮官としてやっていますけど、それが居なかったらFクラスって烏合の衆レベルがさらに向上して危険な領域にまで達していたんじゃないだろうか。

 

まぁ、合間に挟まるバカテストも中々面白いですし、たまにはこういう緩いのを読み返すのもいいですなー。

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)
井上 堅二
エンターブレイン
2007-01-29
 

アリストクライシⅡ Dear Queen

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「女王を信じる兵が、人ではないのは当然だろう? 抗わない者が、人間なものか」
(略)
「化け物に抗わない者など、ただの駒だ。人は人としての誇りを勝ち取って、初めて人になれる。人の身に甘んじ、何もしない人間を……僕は人だと認めることはできないよ」


復讐の旅を続ける、エリーゼとグラン。
一つの領地を滅ぼした彼女たちが次に目指したのは、100年前に村ごと滅び、しかし今もなお人を呑み込むという噂が残り、立ち入り禁止とされた森だった。
その場にあった領地に踏み込んだ二人は、『穴蔵の悪魔』の領地において、永遠に続く戦争を行わされている『人間』たちの姿だった。

相変わらず、悪意を描くのが上手いといいますか。
致命傷ではない限り傷は癒されて、また次の戦争へと繰り出される。
永遠に続く拷問のような場所ですね。
そんな環境にすら、人間は適応してしまうというか。
実際、『穴蔵の悪魔』には人間で太刀打ちできないんですけど。
心を折られ、奴隷のような境遇に甘んじている存在。
途中から登場してきた、相変わらず正体不明の自称「人間の味方」ケンジーは、彼らを人間に含めるかは微妙、といった旨の発言をします。
ケンジーと、ケンジ-の属する組織にもなにやら思惑があるようですが、いつ明かされますかね。

イラストのように、綺麗な世界ではなく、残酷さをはらんでいるけど、エリーゼたちの道行きは尊いと思いますけどね。
復讐に生きているはずのエリーゼが、今回の『穴蔵の悪魔』、ローレルとローエンに向かって、「嗤うな」と自らの意思を突きつけるシーン。
アリストクライシであるはずなのに、彼女はどこか人間臭いといいますか。
「人間の味方」であるケンジーがいろいろと介入してくるのもそのあたりが原因なんじゃないですかね。

決してハッピーエンドではないんですよね、今回も。
しかし、地獄のような村から、殺伐とした戦いを経て、脱出したとき。
その時見えた空は、本当に美しかったんじゃないでしょうか。
重くて暗い展開を重ねて言って、最後に待っているものすら悲劇的であろうと、この作品は綺麗な世界を描いているといいますね、俺は。
逆説的に美しさを教えてくれる、っていうのはあれですけど。
悲劇があろうと、折れずに、目的を掲げて誇り高く生きる姿は、人を引き付けるってことですかね。

エリーゼとグランの二人のコンビが好きなんですよね。
今回はエリーゼがメインだったので、グランの出番があまりなかったのが残念ですけれど。
ノエルとグランの会話は見てみたかったんですが、本編で描かれなかったのは残念。
ただまぁ、ノエルとの出会いでなにか考えることがあったようで、次はグランメインの話になるんですかねぇ。
楽しみです。

アリストクライシII Dear Queen (ファミ通文庫)
綾里けいし
エンターブレイン
2013-11-30

 

バカとテストと召喚獣 フィナーレ記念お蔵出しミニブック

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「ば、馬鹿な! なぜ生きている!」


タイトル通り、最終巻を記念に配布された、非売品の特典。
配布方法は店ごとに違うと思いますが、俺は最終巻買ったら普通にもらえました。

収録されているのは、7.5巻収録の闇鍋エピソードの没ネタ版。
あとは 2巻発売時にFBOnlineで組まれた特集の「キャラクター紹介記事」。

7.5巻の闇鍋エピソードと違う部分は、キャラが少ないのと、諸々考えている部分が削られているというところでしょうか。
福引で良い商品当てて、結果として闇鍋になるのは変わらないんですけど。l
これが第一校で、完成すると7.5巻のエピソードになるのか、と納得できる感じではありました。

しかし、鉄人とFクラスメンバーが二者面談をする形式のキャラ紹介記事の方が面白かった。
あの短いスペースでよくいつものテンションでバカをやれるもんですね。
バカの一年ってことで、後半は高い点数取るようになってしまったので、初期のバカらしいバカな感じは面白いですねー。
近いうちに読み返そうかなー。
 

バカとテストと召喚獣12

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「負けるわけないさ」
坂本はそんな心配を軽く笑い飛ばした。
「お前らが協力してくれるなら勝てる」
(略)
「いいか、お前ら。俺たちは――」
「「「最強だ!」」」


シリーズ最終巻。
三年生相手の「戦争」も佳境で、それぞれの抱えている問題にも決着がついたりします。
それなりには面白かったです。ただまぁ、なんといいますか・・・
この、三年生が、いけ好かないというか。
前回からの、終わりに向けての畳み方が、どうにも微妙に思えます。

合間に挟まるバカテストも、最初の方が面白かったですし。
今回なんて前回までの焼き直しばっかりですからね。
長いシリーズならではの演出とも言えますけど、あのバカテストは一発ネタな面もあるから、こう、切れ味落ちてて。
全体的に、終盤に向けて、どうにも失速してきたように感じていました。
だからこそ、この最終巻でどうなるかには期待していたんですが、 

雄二が本領発揮して、味方を囮にする外道な作戦立ててたりとか。
明久がバカなりに行動力を発揮して、問題解決したりとか。
ムッツリー二は最後までムッツリーニだったけど、一瞬格好良かったりとか。
まぁ、それぞれにそれなりの場面があったので、いい最終回だったようには思います。

ただ、結局のところ「三年生から仕掛けられた戦い」で「二年生は引き分けでもいい」というような話が本文中にもありましたが。
モチベーションが上がる理由が、あまり無いんですよね。
足を引っ張っていたBクラスの根本は排除されてて、愉快でしたけど。
そりゃあ三年の代表が、色々手を出してきて不快だっていうのはあるんですけど。
あの不快さをブッ飛ばすほどの爽快感が感じられなかったのは、残念。

色々言っていますが、バカがバカを理由に、諦めるってことをしないで、味方で潰しあいをしていようと、いざという時には協力し合ってる、学園モノとしては良作ではあると思ってます。
王道で展開も読みやすいですけど、まぁ、バカがバカなりに行動する、っていうところが面白みなんで、それぐらいでちょうどいいでしょうし。
嫌いじゃないんですよ。ただ、嫌いじゃない分、最後のつまずいた感じが、惜しかったなぁ、と思うだけで。

また似たような、大規模なバカを高校生くらいの少年少女がやる話を予定しているそうで。
予定なんでどうなるかはわかりませんが。
次のシリーズに期待しますかねー。

バカとテストと召喚獣12 (ファミ通文庫)
井上堅二
エンターブレイン
2013-11-30
 

ファミ通文庫 感想 一覧

感想まとめ記事。
著者名アイウエオ順。

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ちゃか

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