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ヌル:聖女の死は引き裂かれそうなほど悲しい出来事でした。けれどそれがすべてだと断じるのは早計でしょう。弱いからそう考えてしまう。……まあ、そういう記憶があるわけじゃないんですけどねぇ(笑)。


今回は一言でまとめれば「どうしてこうなった」でいいんじゃないだろうか。
GM魂の叫び。
サーペントはどうしてあんな個性が付いてしまったんだろうか。
TRPGとはかくも恐ろしいだったか。
いや、恐ろしさでいえば、マルタのちょろさとかもあげられますけど。
プロテアが各陣営の地雷を盛れなく魅了しているあたりにも言えたりするのではないかと。

少数精鋭でもって聖女の城へと進んだカタリナたちファンタジア陣営。
しかし、遺跡となっていてももとは聖女のいた都市。範囲は広く、捜索は思うように進まない。
そこに森の民を連れて進軍速度が速いファクトリー陣営が軍隊を連れて参戦。
ファンタジア側の軍隊は、少しで遅れている状態。
そんな会合から始まって、お互いのPCを捕虜にしたり、交渉を行い始めたりと思惑が入り混じっているのはPCの多さとかGMの仕込みとかがあって面白かったですけど。

せっかく8人のPCがいて、国家としては対立していて、ロードがおあつらえ向きに2人いる。
すわ戦争か……と思ったら、なんか思ったよりは地味にまとまってしまったという印象があります。
面白かったんですけどね。薄いから、こういいところで切られた感じがあって、そこはすごく残念です。
ただ、プレイヤーたちがすごく楽しんで参加した結果、この後は各陣営のリプレイ1本ずつで終了予定だったのが、全員参加のリプレイがもう1本加わって残り三冊でるシリーズとなりそうだとか。