エステル 問題は残り二つが難しいって事よ。隠せ隠せのオンパレードだもの。普通のパーティーならともかく、このパーティーだと。
シド 公明正大!
サーシャ 正義貫徹!
アルジャン 公正取引!
エステル 正しすぎるでしょう、このパーティ。
PC4人が全員プリーストという異色のリプレイ。
『ラクシアゴッドブック』が出て神聖魔法のデータが整理されたり、新データが掲載されたのを受けてのリプレイだそうです。
3話掲載されていますが、1話でレベル4、2話がレベル7、3話ではレベル10になるという変則的な構成。
冒険者レベルとプリースト技能のレベルが同じになるように取得すれば、後は自由という感じ。
折角なので、各プリーストの特殊神聖魔法が使えるレベルに設定されているようで。
オマケに特殊な構成なので、それぞれの神様に3つ設定されている「格言」を達成するごとにボーナスがつく大盤振る舞い。
まぁ、そのボーナスのお蔭でPCのロールプレイにも熱入った感じがしますし中々面白い試みだったのではないかと。
ティダンのプリーストとして新種族センティアンも登場。
ガメル神官のリルドラケン、制裁の双子女神を信奉するヴァルキリー、そして秘隠神クスの神官の人間、と種族も信念も違う4人がリオスの首都ラスベートで様々な事件に遭遇して調査をしていくリプレイです。
まぁ、神官4人のリプレイならシティ・アドベンチャーになりますよね……
クスの神官が居なかったら、隠し事出来な過ぎてまともに冒険にならなかったんじゃないかというぐらい真っ直ぐなキャラが多くて、ちょっと笑った。
読む分には楽しいけど、これGMで誘導するのは大変そうだなぁ。いや、方針が分かりやすいから逆にやりやすいと言えるか。
折角だからと敵も特殊神聖魔法を使ってきたりして、かなり味のあるリプレイになっていたと思います。
三話のボスはちょっと特殊神聖魔法地味で裏で動いてる分にはいいけれど、表に出てきた途端威厳も何も無くなったな……と言うオチがついたのは少し残念でしたけど。