気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ホトソウカ

不死鳥への転生~ドラゴン倒せるって普通の鳥じゃないよね?~

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「ふふふ……ありがとう、鳥さん。助けてくれて!」

 

闘病中だった少年が死に際、「鳥になれたら、どこまで行けるんだろうか」という長く病院生活をしていた憧れの感情を思い出して……。

気が付いたら、本当に鳥になっていた。天井の一部が抜けた、謎の鳥の像が置かれた洞窟で一羽佇むことになって。

教え導いてくれる存在もない中で飛ぶ練習などをしていた時、なんと火を吐き出せることが発覚。

 

タイトル通り「不死鳥」だからこその特殊性なんですけど、主人公目線だとそういった情報が無くて、手探りすぎるから序盤の進行がじっくりペースなんですよねぇ。

不死鳥ゆえか基礎スペックも高くて、自己流の特訓の末にドラゴン討伐まで成し遂げていたのは凄かったですねぇ。

 

ドラゴンを倒したことで一念発起して人里近くまで飛んで行ったある日、魔物に襲われている少女シエルを助け、彼女に名付けられたことで契約が成立。

シエルに連れられて街に入ったことで、ようやくこの世界の事情について理解が深まっていくんですが。

 

この世界の空には自然に晴れない黒い雲が広がっていて。

その影響を受けて魔物が凶悪になった世界らしく……かつてはテイムした魔物を伴う冒険者などもいたようですが。

黒雲発生以降にテイムモンスターが暴走する事件が起きたために、気軽に魔物を連れ込むことはできない状況になっているとか。

 

キョースケことキョーちゃんと名付けられたことでシエルと契約が成立していたことも影響して、主人公は無事に入れることになって。

幼いながらも不死鳥という存在だからか、契約によってシエルへキョースケの力が流れ、強力になったりして良いコンビになっていきそうな雰囲気だったのは良かったですね。

イラストの雰囲気は結構好きです。ふわふわらしいキョースケを抱き締めてるS級冒険者のアイリが可愛かったですねぇ。動物好きなのかキョースケ連れていこうとするのは困りものですが。実力は確かだったし。

 

合間の他者視点を見ると、この黒雲を敢えて発生させている組織が居て、その内部もまた一枚岩ではなかったりするとかで、厄介極まりない状況ではあるようです。

魔神を殺す力があるかを気にしてたから、その復活とか目論んでそうで、シエルたちの道行にはでっかい障害が多そうです。

妨害に負けず黒雲晴らすまでたどり着いてくれるといいんですが……WEB更新長期止まってる作品だからなぁ……。



勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う3

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「でも、レインがいるから大丈夫だろうな

「そうですね。必要以上の心配はいらないと思います」」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで1231日まで。

悪徳領主の逮捕に貢献し、冒険者ギルドのランクが特例でCにまであがることになったレイン。

これからもホライズンを活動拠点にして良くつもりだけれど、パーティーの人数が増えて来て宿が取りにくい。そんな問題を抱えていたレインたちは、ついに家を買う事に。

女性陣の要望が多くて、中々条件を満たす物件は見つかりませんでしたが。

最後に辿り着いたのが訳アリ物件ではありましたが。多芸なレインが幽霊すらテイムしてしまったのは草。

 

レインの言う「完全には習得していない」のレベルが高すぎるのでは……? 疑惑。

今のレインを見てるとテイムした相手との仲も大切にしてるのに、滅びた里の面々は通常時誰もテイムしてなかったっていうのは疑問が残るというか。

喋れる最強種だからこそ、の部分はあるのだろうか。防衛意識、大事でしょうに。

いやまぁ、確かにレインがやるみたいに大量の鳥テイムを常時してたら、食費とかの維持費用も掛かるからテイムしてないって言われたら納得しちゃいますけども。

 

拠点を構えたものの、領主と汚職していた騎士が捕まった直後と言う事もあって、街も手が回っていない所が多いとか。

密猟業者の調査とか本来は騎士が担当する領域の仕事まで冒険者に回ってくるくらいには、大変な様です。

と、そこまでは同情の余地があったんですけどね。

 

依頼を受けたレインたちですが、ギルド側の伝達ミスでダブルブッキングしてしまって。さらにその先に居たのが、妙に強気な先輩冒険者で。

レインのパーティーメンバーが最強種だっていうのには気が付いたのに、そんな彼女達が慕っているレインの事を妙に下に見た癖に、競争に敗れた後に保身に走って手柄を奪おうとしたりするのはなぁ。

 

レインは同レベルに落ちたくないから、相手にしない。ギルドにも報告を上げない、という選択をしたわけですけど。流石にそれは甘すぎるんじゃないかなぁとか思うんですけどね……。

まぁそうやって助けられたことで、反省してくれる人達だったのだけが救いですけど。

反省できずにいる勇者一行のことは……諦めるほかない



勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う2

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「……ん。レインと……一緒が、いい」

「わかった。なら、一緒にいよう」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで1231日まで。

猫霊族カナデに竜族のタニア。ルナとソラの精霊族の双子、と中々豪華なパーティーになってきましたね。

でもレインも彼女たちの主として、相応しく在ろうとする心意気を持っているのがいい感じ。

 

今回は装備を更新しようと足を運んだ先で、鉱石不足の悩みを聞くところからスタート。

問題解決のために足を運んでみたら、そこでトラブルに遭遇していくことになりましたが……。

鍛冶屋に全く非がなかったかというとそうでもないですけど、反抗する手段が違法なのはダメでしょう、としか。

 

レインたち一行はパーティー間の仲も良好だし、久方ぶりの人間の里を楽しんでいるソラとルナが可愛かったりして、微笑ましいんですけど。

勇者たちは反省してないし。特に勇者はレインへの恨みを募らせて暗躍始めるし。

彼らが拠点としているホライズンの領主の息子が権力をかさにきた愚物な上に、父親もそれを咎めない。それどころか監察をするハズの騎士団まで抱き込んでいるとか、闇が深い。

 

少数派になりながらも不正をただそうとする騎士がいて、レインたちに協力してくれることになって、最低限の良識は守られたかな……。

領主の息子が人質を取っていいなりにしていた最強種の少女を保護したり、魔族と言う脅威が現れた時に退治したりして、パーティーも豪華になるし名声も獲得するしで止まらないですね、レインたち。

……暗躍してる勇者の株が下がり続けるのも、止まりそうにないですけど。

勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う

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「できる限り……いや。俺のことはともかく、カナデのことは絶対に守るよ。それが、カナデの主としての務めだ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで1231日まで。

ビーストテイマーの能力で偵察や荷運びなどを担当し、魔王に対抗する希望であるところの勇者をサポートしていた主人公のレイン。

しかし、勇者一行は彼のそうした貢献はまったく考慮せず、戦闘時に役立たずだという理由で追放。

装備も回収されたレインは一人、冒険者になることを選び……たまたま、猫霊族のカナデと遭遇。

最強種の一角である彼女と契約を果たしたことで、レインの基礎スペックも向上する事に。

それでも急に得た力におぼれず、冒険者としては新米だからと地道に薬草採取の依頼から始める辺り堅実で良し。

 

カナデと出会った事でレインの物語は急激に動き出すことになります。

竜族や、いまや伝承にのみ名を残す精霊族などなど。最強種と呼ばれる少女達と出会い、契約を交わしていくことで、どんどんパーティーとしてもレイン個人の能力も伸びていくのは頼もしいですけど。

 

……一方でレインを追放した勇者パーティーは、彼に頼り切りだったことで探索に障りが出てきたのに、なおも彼の貢献を認めず。

自分達が苦労してるから、やむなく彼をもう一度だけ迎え入れてやろうじゃないか、みたいな上から目線の態度とれるとか、どんな神経してるんだ。

 

この世界の人々には成長限界があるけれど、勇者にはない。だからこそ、鍛え続けれることで勇者はいつか魔王を倒せる、という貴重な才能ではあるようですけれど。

……だからこそ、勇者の才能を持っている人材にはしっかり苦言を呈せるお目付け役をつけるなりしないと駄目じゃないかなぁ。

傲慢な勇者が自分に逆らった事を罪として「国につきだして重罪人として捕えてもらおうか?」とか言ってる時点で性根が腐り切ってるじゃないですか。これ、魔王倒したところで次の魔王になるだけじゃないですか……?

徹底的に切り捨ててきたのはそっちの方なんだから、もう戻る気はないよと言うレインに一回叩かれた後、恨みを募らせてる時点で色々とダメ。
最強種の少女たちからレインの才能、その可能性について示唆されてるので期待したいところですが、どうなるやら。

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