気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

マッグガーデンノベルス

覇王になってから異世界に来てしまった~エディットしたゲームキャラ達と異世界を蹂躙する我覇王~

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「今、我々は不測の事態に見舞われている。だからこそ、今までと同じやり方、同じ考え方では致命的なミスを犯しかねない。各々が明確な意思を持ち、何が最善かを考えて行動せねばならないのだ! 絶対に思考を止めるな! 我々が大陸の覇者であったのは過去の事と考えよ! 再び我らは歩み始めなければならないのだ!」

 

一つの国を選び、そこから大陸の覇者を目指す戦略シミュレーションゲーム「ソードアンドレギオンズ」。

主人公はその周回プレイを始めようとしたところ、異世界転移して。大陸の覇者となった時間軸のゲーム時代の拠点で目覚めたものの、素直に「ソードアンドレギオンズ」の世界にやってきたわけではなく、さらに別の世界に迷い込んでしまったという形の模様。

まぁ、シンプルにゲーム世界転移だと覇王になってる……大陸統一してるから、敵いませんからね……。

 

ゲームから現実になったことで、味方NPCもかなり生き生きと行動するようになってはいるんですけど。NPCキャラ達はこの世界に適応しきってないというか。思考がかつてのゲームシステムに縛られている部分もあって。

魔法や召喚などの能力は変わりなく使えるけれど、この世界の常識についても分からないことが多い。そんな中で主人公は試行錯誤していこうとしてるのが良いですね。

 

この世界には魔王と呼ばれる存在が居て、その魔力が世界中に広がり……それに影響を受けやすい種族は目が赤くなり狂暴になる狂化という現象が存在していて。

フェルズ達が持つ技術でそれに対処できることが早い段階で分かったのは僥倖でした。それまで対抗手段がなかったため、絶望の中に居た妖精族の救いになるでしょう。

一方で、突如として異世界から1つの城と、超常の力を持ち国という共同体の意識がる集団が現れて、武力衝突する羽目になったルモリア王国の騎士の方々はお疲れ様です……というかなんというか。

なんかフェルズ達の国エインフェリアの城が転移した場所、この世界の人々から禁測地認定されてる危険エリアという情報が放り込まれてましたが。フェルズ達のスペックヤバそうだから、なんか脅威とかあっても一蹴できそうな安心感がある。

オリビア魔石宝飾店へようこそ~家と店を追い出されたので、王都に店をかまえたらなぜか元婚約者と義妹の結婚式に出ろと言われました~

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「いやいや。久々に笑ったな。世の中にそんなことをする奴がいるとは思わなかった」

(略)

「……でもよ。これってじつはすごくねえか?」

 

父の指導を受けながらカーター魔道具店で働いていたオリビア。

デザインにこだわりがある彼女の作品にはファンもいて、若手への期待を示す賞を受賞したこともあるとか。

しかし一年半前に両親が亡くなり……失意の中に居た彼女の弱みに付け込んだ叔父夫婦が、彼女の持っていた資産等を少しずつ奪っていって。おかしいと声を上げた従業員をクビにしたり本当に好き勝手していたみたいですが。

最後には、叔父夫婦の娘カトリーヌが「オリビアに今までデザインを奪われていた」と虚偽の報告をしたことで婚約破棄され、店を追い出されてしまうことに。

 

オリビアの部屋にあったものは叔父夫婦に奪われてしまいましたが、銀行の貸金庫に預けていたものの中に、父が遺した手紙があって。

父の兄弟弟子であるゴードンを頼れ、と言うメッセージを見たオリビアは故郷を離れ、王都にまで足を運ぶことに。

まだ若く、地方にある小さい店で働いていたオリビアは知識や経験が不足している部分もありましたが……王都で店を構えているゴードンを納得させるだけの腕は持っていて。

これまで触ったことのない大型魔石の加工とか、先輩職員が失敗前提でやらせたものを、粗こそ多くても一回目から形にしてましたし。

最初から全て上手くいくような天才ではないけれど、根気強く積み上げるのを惜しまない職人らしさがあって良いですね。

 

カトリーヌに実績を奪われた形になったオリビアは、ゴードンの薦めもあって新しいコンテストに挑戦することになったり。

機能性ばかり重視されてデザインが無視されている中で、デザインを主眼に「どうやったら実現できるか」を考えているのは良かった。……擦れてなかったからか、トンデモない力業で解決してたのには笑いましたが。

王都という人が多く集まる発展した場所で、オリビアの前には度々選択肢が現れて。彼女はその度に迷うことになっていましたが……良い縁に恵まれて、少しずつ前に進めるようになっていったのは良かったですね。

……それはさておき、サブタイトルで触れられている「元婚約者と義妹の結婚式」云々の下りは今回登場しなかったので、2巻のネタになるんでしょうけど。正直いやな予感しかしないんだよなぁ……。

化物嬢ソフィアのサロン~ごきげんよう。皮一枚なら治せますわ~

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「この、力の及ぶ範囲の不思議なほどの浅さを、癒師に取り立てられはしないことを、あなたの僥倖であると思いなさいソフィさん。この手はきっと彼らを救う、尊い市街の手になりましょう。己とその力に誇りを持ち決して慢心することはなく、大切に、適切に使うのです」

「はい、先生」

 

幼少期から皮膚の病に侵されていたソフィ。

裕福な商家に生まれ、様々な薬や治療を試してもらえはしたがどれも効果を発揮することはなく……彼女は「化物嬢」として迫害されることに。

だからソフィは学校にも通わず、自宅に家庭教師を招いて学習を続けていた。そんなある日、ソフィに魔術の才能があることが発覚したものの……彼女の扱える回復魔術で直せるのは薄皮一枚程度だろうと言われた。

自分の病を治すことも出来ず、淡い初恋も実らず、自ら死を選ぼうとしたが失敗。その際に、前世の記憶を取り戻したことでソフィは少しだけ強く生きられるようになったわけです。

 

回復魔術を使える物は貴重であり国に召し上げられる形になるが、薄皮一枚程度しか治せないソフィは流石に対象外だった。

魔力に限りがあるため癒師は命に係わる怪我を優先して直して、表面的な部分はどうしても手が回らない部分がある。

しかしソフィ自身が人に移ることはない皮膚病で奇異の目で見られ「化物嬢」と呼ばれているように。物理的な傷は表面的なものに過ぎなくても、心に深い傷を負ってしまう事例はありふれている。

ソフィの力の及ぶ範囲は狭いけど、だからこそそういった人の救いになれるだろう、と教えてくれる師匠に魔法を教わることが出来たのは幸いでしたね。

 

王宮にちゃんと回復魔術が使えると申請し、力が弱いため断られたという事実を作った上で、ソフィは自分の力を活用するサロンを開くことに。

そこには基本的に「皮一枚分」でありながら、当人たちにとっては深刻な悩みを解決していくことになるわけです。ソフィの力でなんとかならない問題もありましたけど、ソフィ結構勉強も頑張っていて、知識を活用してアドバイスできていたのはお見事というか。

電子版限定書下ろしSSとして、相談に訪れた人々の「その後」が描かれていて、治療に訪れた人々もそれぞれ前に進んで行けるようになっていたのが本当に良かったです。

 

初登場時の癒師クルト、過去に壺を売りさばくような悪質なサロンがあったため調べるために来たという点を差っ引いても人の心について疎くてイラっとしましたが、ソフィがちゃんと言い返してくれたのは良かった。

あと人の心分からないなりに癒師としての誇りはちゃんと持ってて仕事しっかりしてるのは加点ポイント。

ちょっと無理したソフィの事を𠮟るべきところは叱り、認めるべきところは認めてくれてましたしね

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ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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