「たとえ地獄でも、俺は、好きな人と一緒にいたい」
再読。メグセロ完結巻。
新人君から届いた手紙に「セロンはメグが好き」と記されており、動揺したメグ。
友人のリリアに相談し、セロンに真意を問いただそうと方針が決まったわけですが……「2人きりの時に」と条件を付け損ねたせいで、タイミングを逃すことになって。
メグの恋愛観が、付き合い始めるのであればそれは婚約と同義だから、もう少し後になってからの事だと思っていたことと、好意があるならハッキリ自分から言えないとダメということで、セロンに大ダメージ入ってましたが。
お堅いメグに対して、彼女の弟であるクルト君は、6巻でセロンの妹リイナと電話したときに「女友達みんなにいつも『愛してる』と告げることで、クラスのヒーローになった」とか言う軽さを持っているのが面白い。
この適応力を思うと、そりゃあロクシェに来てからも馴染むの早かっただろうなぁと納得。
メグも弟から教えられる場面がありましたからね……。
そうしてギクシャクしている中で、新聞部にある依頼が持ち込まれて。
今回は展開が露骨に予想できたというか。2×2のパターンで3通りしか想定してなかったので、これは話に出てない4つ目だなとは思いました。
……まぁ結末に関しては予想外でしたけども。セロンがかつて言った通り、メグを守るために動いたのは偉い。
サブタイトルの「婚約者は突然に」が回収されるの、本当に突然で吹いたのを思い出しました。