気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ヤングジャンプコミックス

わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)5

ico_grade6_4h

「れなちゃんって…… ……誰にでも優しいよね~」

「それ紫陽花さんが言う!?」

 

真唯に誘われてファッションショーの見学に行ったり、意図せず彼女の母と遭遇したりしてるの面白かったですね。

高名な人物がれな子より背が低いの、なんか良いなぁ。……「それで抱かれたの? それとも抱いたの?」とか唐突に聞いてきたりする、面白ウーマンではありましたね。

 

そこから帰宅したときに、妹の友人ズとバッタリ遭遇して、真唯ママパワーで株上がってたの笑えた。

動物っぽい髪飾りつけてる黒髪の子がデザイン的には好みでした。

ファッションオタクっぽくて、好きなジャンルについて語るときテンション変わってるの可愛いですよね。

 

コミカライズも、紫陽花さんとの交流を深めていくことになる原作3巻へと突入したわけですが。推しの紫陽花さん描写が増えてとてもニコニコしてました。

れな子と遊ぶの楽しみにして、ちょっと気合れちゃうところとか、ゲーム上手いれな子と弟たちが遊びたがって「もー!」ってなっちゃうところとか、あまりにも可愛いポイントが多すぎる。

原作と同じで、合間に視点が変わる「瀬名紫陽花さんのお話」が入ってるのもこだわりを感じて好き。

 

あとは40話扉絵で猫を見つけて、れな子の袖を引いてる紫陽花さんとかも良かった。41話の糸電話持ってるのも好き。ラーメン食べる時、髪型変えてるのもいいですよね……。

諸々あって家出を決めた紫陽花さんは「自分の知ってるところにしか行けない」というものであれど、行動指針は有った。ただ、押しかけ同行者のれな子はテンションバグってたのは本当にもう……「楽しいに決まってるじゃないか……」じゃないんだよ。

わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)4

ico_grade6_4

「わたしは嬉しかったよ」

「そうか では君の選択を尊重しよう」

 

41コマ目から、顔が良い紗月さんに見惚れてるれな子ですが、そのあと紫陽花さんから割と露骨なアピールされてるの、実にれな子って感じですよね……。

困惑して、ちょっと目線下にしてたり、ちょいちょいって袖弾いたり、手合わせてたりするの本当に可愛いんだよなぁ、紫陽花さん。

照れてるの可愛いので言えば、「私の心は私のもの」って言ってる紗月さんとかも可愛い。れな子はいっつもアタフタしてますが、周囲の女性陣に粉かけてるみたいな状況なんだから、甘んじて受け入れてもろて。

 

真唯と紗月の喧嘩を見て、紫陽花さんも仲立ちしようとしてるのいいですよねぇ。

まぁどっちも譲らないタイプというか、我がハッキリしてるのでバチバチになっていくんですが……。

動揺させるために証拠のキス写真提出してるシーン、正直笑えた。堂々とした方と衝撃を受けてる方とで二分されてて良い。

勝負の景品にされかけて、自分も参加することを表明したれな子。

真唯の方もしっかりと準備をして叩き潰しに来てる本気具合なのが良かったですけど、そこから紗月さんが見せた作戦が、友人ならではのもので良かったですねぇ。

 

「安い物だったわね~」の時のコマに移ってる2人のコマ、めっちゃ笑えます。

友人間のライン通話も間には勝ってるんですが、「仲直り成功」を香穂ちゃんに信じられてない流れとかも原作の時から好き。

描きおろし37.5話は、プレゼントのお礼を紗月さんが友人たちに伝えるエピソードで、保管キャラのリアクションも含めて楽しめました。



花は咲く、修羅の如く1

ico_grade6_3h

「勝ちたくないなんて嘘だろ

 負けるのが嫌だからって 自分の気持ちをなかったことにすんな

 誰より朗読が好きな癖に」

 

離島に住む少女、花奈は幼少期にテレビで見た朗読劇に憧れて、それ以降自分でも朗読会を開いたりしていた。

島には中学校まではあるけれど、高校は本土に行くほかなくて……けれど、帰りのフェリーの時間もあるから、部活に入るのも難しい。

そして島の子供には花奈と同世代の子はおらず、「みんなのお姉ちゃん」として振舞わなければならない彼女は、我儘も零しにくい環境があった。

だからか、花奈はだいぶネガティブというか自分に自信がない少女なんですよね。

 

そんな彼女の朗読会を聞いた本土の高校の先輩が、花奈の声質を評価した上で放送部に誘ってきて。

勧誘のためにグイグイ来て、花奈の家に泊まりに来たりするあたり行動力が凄まじいですよね、瑞希先輩。

島育ちだったこともあって花奈の朗読技術は我流だし、放送部の全国大会「Nコン」の存在についても知らなかった。顧問に「(声に力があるのは間違いないけど)今は声質でごり押ししてるだけ」って言われてましたしね。

好きだから朗読を続けてきた花奈でしたが、大会を目指すスタンスの同級生の姿などを見て、揺れることになります。

 

いつも一人でやっていたから、同じ方向を向いて頑張れる仲間がいる環境は楽しい。

でも、同時に普通に勝ち負けという物差しを持っていて、それは今まで自分が持っていなかったものだから、怖さも感じていた。

そんな彼女の背中を押してくれる瑞希先輩が格好良くて良かったですねぇ。

……花奈が幼少期に見とれた朗読をしたとある人物について、家で暗黙の了解があるとか、色々不穏さもあるんですけど。花奈の持っている「好き」を失わずに進んでほしいと応援したくなる作品でした。

久保さんは僕を許さない4

ico_grade6_3h

「楽しかったんだ…

 ふいうちだなあ」

 

新学年スタートで行われる委員会決め。

白石君は手を挙げても気付かれないから、最初から「余ったやつで……」と諦めきってました。

そんな彼は去年環境委員会で花壇を担当していたとか。そこもしっかり押さえてる久保さんは、本当によく見てますが……「何もしてないのに雑草が生えてこない花壇」っていう七不思議になっていたとか、なんでよ。笑うしかない。

 

自分は気付かれにくいけど、自分が世話した花には多くの人が気付いてくれる。

それが結構気に入っていたみたいで……久保さんが環境委員に立候補して、白石君も引っ張っていくことに。

環境委員の顧問してる先生が、手を挙げていたのには気付かなかったけど、去年も担当してくれてた花壇は綺麗だったと言ってくれたのは良かった。

 

自己肯定感最低値な白石君、放っておくとドンドン沈んでいきますが……。

久保さんの前で「友達いない」と言ってしまって、ぷくーって顔膨らませてる久保さんがとてもかわいかった。

白石君の中でちょっと認識少し進んだけど、久保さんはずっと(友達かぁ……)ってなってしょげてるのがちょっとかわいそうだけど可愛い。

それがあったからか久保さんの距離が近くなってきたというかアピールが増えた……か? 変わらないかも。

でも映画デートして白石君も結構意識してたっぽいし、どんどん変わっていくよなぁと微笑ましかった。

 

エピソード44は、久保さんが白石君を認識してからの話。あまりにも見つからないのに、自分は見つけられて……スルーされまくってるのを遠くから見守っていた模様。

その後に描き下ろしの短編で、白石くんから久保さんにあいさつするきっかけになった1年生の頃の話が描かれているので、本当に仲が良いというか。困惑してる白石くんと、楽しそうな久保さんがとても良かったですねー。

久保さんは僕を許さない3

ico_grade6_3h

「いろいろなことに気付けなくてごめん」

「…私のこといっぱい考えてくれたんだ?」

 

エピソード2132までを収録。

熱を出した白石くん。先生から声かけられるまで存在にクラスメイトは気付いてなかったけど、久保さんは気付いていて。

メッセージを送りたいけど「なんて送ったら迷惑じゃないかな」ってもじもじしてる久保さんが可愛いですね。

次のエピソードで、久保さんが熱を出して保健室に行く場面で遅刻した白石君が送っていくので、心配する構図が対になってていい感じ。

 

白石君の存在感の薄さを試す実験として、相合傘を提案して来る久保さん、かなり彼の事好きなんだよなぁ……。

「一緒の傘に入ってバレるかどうか」の実験風景はなかなかに微笑ましい。

誰にも見られないように遠回りしようとした白石君に「もしかして狙った?」って言う場面の久保さんが可愛い。

 

久保さんの従妹の沙貴との接点が2巻で出来てましたが、今回も出てきて。

彼女の心に刺さる言葉遣いを白石君がするものだから、また良い反応してくれて楽しいですね。

花見の買い出しに久保家の面々が出掛けたスーパーで、白石君を見つけて吸い寄せられるように近づいてきた構図も面白かったし、流れで一緒に花見してるのもいい感じでしたね。

進級してクラス替えもあったけど、同じクラスで隣の席に慣れた2人の微笑ましい様子をこれからも見守りたいですね。

 

久保さんは僕を許さない2

ico_grade6_3h

「できないことをさ できるようになろうと頑張ってるのを笑ったりはしないよ」

 

エピソード1120までを収録。

存在感が薄い白石君。けれど、久保さんはいつも彼を見つけてくれた。

年越しの瞬間、「あけましておめでとう」と友達に送りたいから起きていたい久保さんの提案で電話してみたら、慣れてない白石君がテレビ電話をかけてしまって。

びっくりしちゃったと言いつつ、パジャマ姿で出る久保さんが可愛い。彼女が一番最初にあけおめって言ったの、白石君何ですよねぇ。いいなぁ。

 

違う靴下はいてきちゃった日に、久保さんが珍しくタイツを履いて来てた日とか「足見てたんだやらしー」のコマとか、久保さん生き生きしてるんですよねぇ……。

バレンタインとかも、気付かれない白石君にとっては影響が全くない日だったはずが、久保さんから贈られて。

仲良い女子が彼女しかいない時点で気づいていいようなものですけど、これまでの積み重ねが彼から自信を奪っている……。

机の引き出しにこっそり入れられていた品を見て、「誰か! 僕の机にお菓子置き忘れてるよ!」って真っ先に思ってしまう時点でもう涙が止まらない。

 

ちなみに久保さんは料理音痴らしくて、そんな彼女が贈りたくて頑張って作ってるのいいですよね。

お姉さんがちょっかいを出したくなる気持ちとか、久保さんの女友達たちが微笑ましく見守ろうとするのが良くわかる。本当可愛いんですよ。

セーブ&ロードのできる宿屋さん~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~4

ico_grade6_3
「勝手に『狐』の名前を使った事を訂正していただきたく思い参上しました」

(略)

「『狐』の名前は俺だけのものなので」

 

アレクの経営する宿。そこが『狐』と呼ばれる盗賊団のアジトだと目星をつけ乗り込んできたモーリン。

偵察目的なので、日記を付けていたわけですが……宿の快適さに驚き、修行の苛烈さによってどんどん変化していく様は涙なしには見られません。

最後には改心したというか、修行によってアレクを崇めるようになって、当初の目的を自白するまでに至ってましたが。

 

そもそもモーリンの過去が胡散くさいというか。厳密には彼女を保護した相手が怪しいんですよね。

魔族であるモーリンを差別用語である「亜人」と呼称していたり、女王陛下からの覚えも悪いとかなんとか。……手続きすっ飛ばして一番上に相談に行けるアレクのフットワークの軽さが凄いと言うべきか。

 

特殊すぎる訓練を積んだアレクの手にかかれば、門番が居ようと素通り出来てしまうんですね!! 未だに何をしてるのか分からないぜ……。「歩いていけるところを歩いて行っただけ」みたいなこと言うしな、アレク。

理屈を捏ねるなら、こう意識の隙間と言うか瞬きとかで死角が生じる瞬間に合わせて通り抜けた、みたいな感じになるんでしょうか。

 

そして保護者がやっていた悪行を指摘しに行ったわけですが……。まぁ因果応報の類でしょう。

モーリンや同じように保護され妹の様に育った子ども達が救われたのは何よりです。……その過程でモーリンは何度も死ぬような目に会ったわけですけども。最終的には助かってるからセーフ……?

 

 

セーブ&ロードのできる宿屋さん~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~3

ico_grade6_3

「あなた方にもゆずれない部分はあるでしょう それらを一つずつそぎ落としてこちらの要求を呑ませるのが俺の目的です」

 

ロレッタが風呂場で、ドライアドのホーの話を聞こうとしますが……結論から言うと凄惨なため細かい事情を話すのは憚られる顛末に。

読者は回想と言う形でホーがどんな経験をしたのかを見ることが出来ますが。

ちょっと強がって、祖母と上手く交流の出来ない少女が、アレクの手によって恐ろしいパワーを秘めた存在に化けてしまうとは想像もつか……いや、想像は出来たわ。

 

客が修行を望んだ時に、アレクがそれに全力で答えてくれることは分かり切ったことですしね。

それが姪のように思ってる相手でも死を前提とした修行を課せる辺り、色々ネジ外れてるよなぁアレク。いやまぁ、自分に出来たんだから出来るでしょみたいな考えのところあるし。なんなら妻と養女相手にもやってるから、ある意味で平等なんですけど。

 

普段は強がっているホーが、何度か死に戻りをしたあと幼児退行してしまうのも仕方ないと思ってしまう。

それを見てるはずなのに、平然としてるアレクが凄まじくて震えますね。ギルド長の孫という彼女の立場に目をつけ、借金取りが絡んできた思考は分からないではないですが。……ただただ状況が悪かったですね。アレク流の交渉に遭遇してしまったのはご愁傷様です。

「誠心誠意お話をしましょう」のコマがマジ悪人の顔ですよ、アレ。怖いよ。

 

この後魔族の少女、モーリンの修行が始まるみたいですが……今さらですが、WEBとは順番が変わってますね。WEBというか小説だと、2章がモーリン3章がホーの修行編でしたが……これは魔族の情報の出し方とかを考慮した結果なのだろうか。

巻末には書き下ろしSS「昔の恋の物語」を収録。ギルド長という立場にあるクーがかつて経験した恋の話で、短いながらも良い余韻の残る話でした。

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~2

 ico_grade6_3h

「あーくそ やられた」

本日の勝敗 白銀の完敗

 

「好きになった方が負け」。

勝ちたいが為、相手に告白させようとする白銀とかぐやのバトルは今日も絶好調。

最近までスマホ不要論を唱えていた白銀と、ガラケーを使い続けてるかぐや。

生徒会組の二人、この情報化社会で良く生きてこられたな……って言いたくなる。まぁ、スマホがなくても死にはしませんけども。

全く別の話ですが、私は過日自分のスマホぶっ壊して大分混乱しました。固定電話の回線引いてないので、連絡手段が断たれると中々に辛いものがありますね。

 

恋愛頭脳戦を繰り広げてるのを知っている早坂から、質問されたかぐやが困ってるのとかとても可愛かったです。

「しょうもない理由で行われている訳では無い事をご理解いただきたい」みたいに書かれてましたけど、うんうんそうなんだね、と微笑ましいものを見る目になった。

 

1巻では白銀が男子から恋愛相談を受けてましたが。

今回はかぐやが女子から相談されて。まさしく1巻のイベントの結果付き合うことになった女子の方みたいです。

「あ―――……」ってなってるかぐやの顔が笑えます。意外と顔芸が達者だ。

藤原書記の乱入でわちゃわちゃしてましたが、まぁ良い落としどころに辿り着いたのではないでしょうか。面白枠の彼女に負けそうになって奮起してるかぐやが面白い。


かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~1

ico_grade6_3h

「うかうかしてたらな~んにもないまま卒業ですよ!」

四宮と白銀の心に80のダメージ

 

秀知院学園。名家の令息令嬢が多く通う名門校。

白銀御行は、平凡な家の生まれながら勉学一本で敬意を集めて生徒会長まで成り上がった。

そんな彼の隣には逆に、名家中の名家である四宮の令嬢であるかぐやが居て。

この二人は生徒たちからも大人気で。付き合ってるのか注目されつつも、近づくこともおこがましいと偶像化されてるほど。

意外とミーハーというか、面白い生徒多いですよねこの学園。

 

この二人、どちらも相手から告白して来たら付き合っても良い、と考えてアプローチを待つこと半年……なにも進展が無く。

意地になり「如何に相手に告白させるか」と言う方向に思考がシフト。

明晰な頭脳を何に使ってるんですか、というのが中々愉快です。

 

映画のペアチケットをお譲りしましょうか、という展開から映画を見に行く前でになんであんな紆余曲折があるんですかね。二人とも意地っ張りだからもう……。

定期的に「本日の勝敗結果」が表示されるのも笑えます。すれ違って両者敗北とかするしな……。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ