気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ヨシモト

森で聖女を拾った最強の吸血姫~娘のためなら国でもあっさり滅ぼします!~

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「愚かな王よ。お前は少しやりすぎたわ。私だけならまだしも、私の大切な娘にまで手を出したのだから。曽於罪を償うには命を捧げる以外ないわ」

(略)

「わずかなあいだ、自らの愚かな行いを思い返して悔やみなさい」

 

過去に実際に一国を滅ぼしたことで「国陥とし」の異名を持つ、吸血鬼の真祖一族の姫であるアンジェリカ。

真祖への無礼を働いた国への見せしめとして当主に命じられた彼女は、滅ぼすのは王族だけで良いと言われていたのもあって、滅ぼす前にちょっと市井に繰り出して人間との交流を楽しんだりしていたみたいですが。

……親しくなった相手を、王族の討滅に巻き込んでしまったことで心に傷を負って、彼女はとある王国近くの森に屋敷を構えて暮らすことになった。

 

その王国の開祖が、アンジェリカからしても傑物で協力した過去があったから近くにいた、というのもあるみたいですけど。

人との交流で傷を負いながらも、なんだかんだ人の近くで過ごしているアンジェリカ、他の真祖を見てないのであれですが、割と人間好きなタイプなんじゃないかな……。

そんな彼女が、森の中で赤ん坊を見つけたらそりゃ保護するでしょう。……タイトルにもあるとおり、その赤子は女神の加護を受けた「聖女」の証である紋章を身に宿していたわけですが。

関係ないとばかりにかわいがって。良い親子関係を築いているのが良かったですね。

 

ほのぼの異種交流をしていたのは良かったんですが。

アンジェリカが居を構える森の近くの国の当代国王は愚物で……開祖との縁から定期的に交流があったみたいですが、それを過信して彼女を兵隊か兵器の様に使おうとした上に、それに反発されたことに怒りアンジェリカが可愛がっている義娘パールを攫うなんて手を打ったんだから、そりゃ反撃は受けるでしょう。

……敵対者には容赦しない姿勢は、アンジェリカがなるほど真祖一族の姫なんだなぁって感じでしたが。まーた国滅ぼしてるよ……。

 

とは言え、パールに良くしてくれている人もいるし、王族は愚かだったけれど民に罪はないとみて、体制が整うまでの時間を稼いでくれたのは彼女の人の好さだよなぁ。

その問題が落ち着いたかと思えば、パールが聖女であることに目を付けた勢力からの横槍が入ったりしてましたが。

アンジェリカ、本当に強いし。その薫陶を受けているパールも幼さに見合わない強さを持っているので、結構安心してみてられるのは良いですね。

魔帝教師と従属少女の背徳契約1

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「俺にとっては、自分がどう思われるかよりも、きみたちのほうがずっと大切だったってことだろ」

 

HJ公式レビュアープログラムにて、献本頂きました。

タイトルやあらすじ、帯とかからも想像がつくエロ要素マシマシのファンタジー小説です。の手の作品、何時の時代も絶えないなーと言う感じ。好みから外れる事が多いので、手を出す頻度が少ないジャンルです。

 

こういうのって、エロい事をすることでエネルギー補給する、とか。逆にエネルギーとかスキルの行使に伴って快楽を覚えてしまう、とか逃げ道を用意してるイメージだったんですが。

能力を最大限に発揮しるために「睦み合う必要がある」と、行為を明言してるのは潔いというかなんというか。ラノベでそこまで直接的に書いていいんだ、と変な感心してしまった。

 

魔術が存在する地球を舞台にしてるので、現代異能モノと言ってもいいのかな。

それらを悪用する違法魔術師も後を絶たず、日本では魔術庁の管轄で魔術ライセンスを取得するための学校も設立されて。

ある事情から、地獄に住まう悪魔たちの王――「魔帝」の後継者候補に含まれる主人公ジョセフが、魔術女学院の教師となり生徒たちから従者となってくれる女の子を探す話です。

 

女学院唯一の男性教師と言う事もあって、序盤は警戒されていますが。生徒を狙った呪詛を打破したことで評価が一転、ヒロイン候補の少女達と一気に距離を縮めます。

学院に入ってから知り合った3人に、魔帝候補である事や傍にいる為に必要な行為の事とかを1巻で全員に打ち明けて全員が受け入れる、っていうのは展開が早くてびっくりした。

実際に今回行為に及んだのは一人ですが、残りの二人の好感度もかなり高いので、シリーズ続いていざ必要となれば行為に躊躇いがなさそうというか、下手すると2巻で複数人プレイ書き出すんじゃないか……?

 

指名手配されている今回の悪役と相対したときのジョセフのやり取りとか、相手を疑ってるのに不意を打たれかけてるのはちょっと油断しすぎかなぁ、とか。

ちょっと気にかかる部分もなくはないですが、あらすじとかから連想できる範疇に収まってる作品なので、そこに惹かれたなら期待外れとはならないのでは。

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