気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

リュート

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい8

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「ヒロはなんだかんだで毎日自己鍛錬を欠かさないわよね」

「勘が鈍るのは良くないからな。俺は死にたくないし、クルーも死なせたくない。命張ってるんだから手を抜かないのは当たり前だよな」

 

皇帝からの無茶ぶり御前試合を制覇し、帝都での仕事を終えたヒロ達。

城を離れて整備し姉妹と合流してから、ダレインワルド伯爵から声かけられていたクリスと直接会う時間を設けて、屋敷に滞在を許されるあたりは流石というかなんというか。

中佐への昇進を果たしたセレナから、結晶生命体の件時に交わしていた武装購入についての紹介状を貰ったりしたりして。

 

その後、ダレインワルド伯爵からクリスが主導して行う領内の入植作業の護衛という依頼を受けることになって。

入植作業を眺めながらの休暇になるかと思っていたら、作業に使う資源を狙った宙賊がやってくることもあるっていう不安材料の提示がされたりするし。

ドウェルグ社と契約していた取材についての話が持ち込まれてくることになったりもして。……ドウェルグ社とヒロ、毎度なにかしらのトラブル起きてるので相性悪いんだよなぁ、って感じでしたが。さすがに何度も繰り返したからか、マシな人材が当てられた感はあってよかった。

 

ダレインワルド伯爵の案件とタイミングが被ったこともあって、貴族対応に慣れた人員が派遣されてきて、逆に気が抜けない感じも出ましたが。馬鹿が暴走するよりはマシだからまぁ……。

宙賊対策ということで案の定セレナもやってきて。厄介ごとの対処の為に別の原生惑星に直で乗り込む羽目になったりしてましたが……生還してるのでまぁ……?

諸々終わった後のクリスとの交流とかが加筆されていたのも良かったですね。
……途中仕事があまりにも終わらな過ぎてちょっと壊れかけている場面もあったりしましたが。
想いは変わらず、恋する乙女としてより強かになっている部分もあって、いつか本懐を遂げそうな気配はある。

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい7

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「今更お前を手放す気はないから。お前のためなら多少とは言わず面倒事ぐらいいくらでも受けて立つし、なんなら勲章も名誉も全部放り捨てて拐って逃げても良い。これで伝わったか?」

 

勲章授与の為に帝都訪問が決まったヒロ達。

そこからエルマの様子がおかしいことに気付き……メイの調査結果を受けて、本人と話した見たところ彼女が実は法衣子爵家とは言え貴族家の令嬢であることが発覚。

今更エルマを手放す気はないぞ、とヒロがハッキリ言葉にしたのは偉い。手を出した以上、自分の女、身内としてしっかり大事にするスタンスなのはヨシ。

 

ヒロも今回授与されるだろう勲章によっては、名誉男爵ないし名誉子爵相当の扱いを受けることになるから、建前上は同格になれるという点は安心材料でしたね。

勲章授与に伴って、傭兵ギルドのランクも最高位のプラチナまで引き上げられることになっていましたし、困難に遭遇しつつも収支的にはプラスになってるのまぁ良し。

……もっとも母と姉はそれで納得してもシスコンでガチガチの白刃主義者の兄が納得するかどうか……みたいな不安になる情報も同時に投下されたわけですけど。そして実際絡んできたので懸念は正しかったわけですけども。

 

エルマ兄はともかく、他の親族との通話での顔合わせはひとまず問題なく終わったので良かったなぁ……と思っていたところ。

過日助けた貴族令嬢であるクリスから、そのままにはしておけない情報を聞くことになって。同時期にセレナ少佐も気付いて行動してくれたことで、秘密裏に話を勧められたのは良かったですけど。

これまで貴族がミミ相手になんか変な態度取ることがあった真相が明かされて、まぁさすがにちょっと驚きましたね。

 

そこから皇帝とかと対峙することになっていたのは……ヒロの悪運引き寄せもお見事というか。

長く続いた国のトップであることもあって、ヒロの経歴しっかり調べた上で話を聞く構えになっていたり、彼みたいなイレギュラー存在についての対処についても一家言あったり、それはそれとして許される範囲でちょっと無茶ぶりしてきたりするの、貴族らしい強かさが見えて割と嫌いじゃないです。

振り回されるヒロ達からするとたまったものじゃなかったでしょうけど。お疲れ様でした。

ご主人様とゆく異世界サバイバル!7

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「結局、全部任せきりにするのも、全部俺一人でやるのも違うと思うんですよね。俺も解放軍の一員なわけですし」

「コースケ様は責任感が強いのですね。でも、貴方は一人の人間です。稀人であっても、神の使徒であっても、コースケ様はコースケ様。一人の人間なのです。神ならぬ人の身で背負えるものには限りがあります。あまり多く背負いすぎたりはしませんように」

 

7巻発売直後にセールやってたのもあって、興味を持って買ったんですが。

6巻は2021年発売で、7巻が2024年なので23年経ってるんですねぇ……だからか、イラストの雰囲気が少し変わった感じがしましたね。これはこれで好き。

聖王国の討伐軍を一蹴したシルフィ達。稀人コースケの能力を知らないイフリータからすると「朝出て行って夕方に帰ってきたら終わったと言われた」という、なんとも拍子抜けする展開ではあったようですけど。

 

敵に甚大な被害を与えたことから、いったんは大人しくなるだろう、という考えから内政の充実を図る方向に切り替わったわけですが。

解放軍側は負傷者も居ないから、聖王国との戦争に限っていえば戦後処理は楽な部類ではあるものの。20年の聖王国の支配によって揺らいでいる国内の平定が急務となって。

コースケの能力を存分に使って区画整理しているの、コミカルで好き。

何をしていようと問答無用で一回更地にしてから新居建築をするので、「クカクセーリが来たぞー」とか住人に言われてるの、笑っちゃった。

 

コースケの存在はこれまで以上に重要なものになっており……キュービに搔っ攫われた前科があるため、シロの外には極力出ないで、出るにしてもグランデやメルティといった戦力を連れ歩くようにと言われてましたが。

そんな折に、キュービを伴った他国の使節がやってくるんだから、ねぇ。まぁ相手にも神託という指針があったようですけれど、あれだけ威圧されてちょっと屈辱を味わう位で済ませてもらえたのは、大分温情あるのでは。

 

他にもドラゴニス山岳王国の使節も来てましたが、グランデとコースケの存在を貴んでくれたのは良かったですね。無理に2人を引き離したり、子どもとの政略結婚をガツガツしようって言う感じでもなく。

むしろ始祖と同じことをしてる尊い存在を害するなんてとんでもない、と厄介オタクみたいになってるの面白い。布教するために絵姿や、出会いの物語を広めることを主目的としてる当たりそれっぽいし。

ちょっと平穏な時間があった関係で、コースケとヒロインたちの関係で新たに進展していった部分も多いですけど。

ご主人様とゆく異世界サバイバル!6

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「さぁ、やるか」

この手で敵を撃つ覚悟はとっくに完了している。後はやるだけだ。

 

教典を携えて聖女エレンと会うべく、コースケはメリネスブルグに踏み込むことに。

グランデが同行しているのと、今回は内部にいるライムやエレンたちと協力できるので、まぁ前回みたいな事故は起きなくてホッとしましたが。

ライムと再会した時に歓極まった彼女に飛びつかれて、コースケが窒息しかけたり。敵のスパイに後を付けられて、コースケが人を撃つ羽目になったりする一幕こそありましたが。

 

グランデ、コースケに「普通にめっちゃ可愛いと思う」とストレートに言われて、照れて暴走しちゃうの可愛いね……。

メロメロチョロドラゴン。冷静になった時、隅っこで体育すわりしちゃうところも含めて、なるほど可愛い。

エレンと会った事で、敵が六万の大軍を動かしていることや、中央を離れたエレンを「魔女」としてつるし上げようとする動きまであるなんて情報が出てきたりもして。

 

けれど、コースケの能力とアイラのタッグによって生み出されたエアボードが量産されていたり、銃器も機関銃にアップグレードされたりして。

メリネスブルグの軍を蹴散らして、シルフィ達は城に乗り込み……その上で、封じられた王族を開放することに成功。

国王陛下はその封印の為に身命を賭した結果、死んでしまっていましたが。シルフィの母と姉たちが無事だったのはひとまず良かった。

20年の情報格差や稀人のコースケの存在があって、ちょっと判断基準がズレる場面もありましたが。それでも、一つの目標を果たせたのは良かったですねぇ。

敵の本命である六万の大軍も一蹴出来てましたし、敵側の聖騎士団の団長の描写とかが増えていて、聖騎士団は他の聖王国とは違うスタンスっぽいのを感じましたねぇ。



ご主人様とゆく異世界サバイバル!5

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「天才魔導士はいざという時の備えを怠らない」

 

グランデが竜娘と化したけれど、それはあくまでコースケの番となるためのもので。

彼女が竜の体を持っていた時からそうでしたけど、解放軍の戦力としてカウントするつもりがないコースケの姿勢は結構好きですよ。

それはさておき、聖王国とは膠着状態に陥っていて。敵の方が大国であるのは間違いないので、向こうが本腰を入れてくると面倒くさい。

そんな状況を打破するために、コースケは聖女の属する懐古派への援助も込みでオミット大荒野での教典探しを始めることに。

 

運営に必要だし、コースケと2人きりの時間を取っているんだから、とメルティとシルフィを前線に残して、しれっとついていくことを決めたアイラが強かで好き。

ハーピィ達やグランデ、冒険者として過去に縁のある鬼族のシュメル達も同行することになって。

アドル教の競技が改変されていた通り、エルフの長老たちの根切りは不十分で……かつての避難所だっただろう場所で、リッチと化した人物と対峙する羽目になったりしていたの、長老衆はよぉ……。

いや実際、最後操るための魔術が稀人のコースケに飛んできたから事なきを得ただけで、危うい場面ありましたし。WEB版よりもリッチ君奮闘してましたが、まぁそれでも備えが甘くて封じられることになっていたのは自業自得だよなぁというか。

 

別の遺跡から教えが変えられる前の教典を見つけることに成功してたのは、良かったですけど。

それ以外にも、グランデに頼らない高速移動手段を造ろうと考えて、アイラのサポートもあって割とすぐに形になっていたのはお見事。製作途中は失敗もして酔って吐いたりする場面もあったようですが。

 

目的を果たしてから帰還した後、聖女エレンと通話して。彼女は彼女でコースケと会えずに寂しさを抱えていたの、可愛くて良いですねぇ。

後は、グランデが人と交わるドラゴンとして人の傍にあることを聞きつけて、ドラゴンを信仰するリザードマンのお世話をされている場面もありましたね。

過去に竜と結ばれた人の末裔がいるドラゴニス山岳王国の人も交じっていて。グランデとその伴侶であるコースケに支援を惜しまない、という言葉まで出てきたので状況が動きそうな気配がしますな。



ご主人様とゆく異世界サバイバル!4

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「もう勝手にいなくなっちゃダメ」

「うん、気をつける」

 

敵に攫われた先で、メルフィと合流できたコースケ。

しかし帰還する道中で聖王国側の兵隊と鉢合わせてしまって……危険な山越えルートを通ることに。

魔人種であるメルティはスペック高いし、コースケも武装が整ってればワイバーンでも蹴散らせるくらいの戦力ではあるんですよねぇ。

そんな2人の前に、グランドドラゴンという魔法も使える知性を持ったドラゴンが現れて。

 

稀人であるコースケは異世界の言語を理解する能力もあって、ドラゴンと意思疎通できることが発覚。

そこから考量して、グランデという雌竜の力を借りてついにシルフィたちと合流を果たすことに成功。グランデとの交流を進める中で、彼女の血液を少し分けてもらい、自分の為に角を折って見せたメルティの為の再生薬を造ったりもして。

……表紙や口絵で明らかなんですが、グランデは彼女を尊重してくれるコースケの事を少しずつ慕うようになっていって……。

 

亜人と違って流石に巨大な竜の体であるグランデとコースケでは、叶わぬ想いかと思いきや。かつて竜の中に、同じように人に恋して人に変じたという伝説があって。

長老たちがそれを実行した結果、人に変じることが出来たことで関係が進展したのは……まぁ良かったんじゃないですかね。

シルフィたちとの久しぶりの交流を果たしたり、自分のクラフト能力を伸ばすために工夫したりしてましたが。

ランダム付与とは言えエンチャントまで使えるようになって、コースケの底上げ能力が凄いなぁ……。



ご主人様とゆく異世界サバイバル!3

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「他力本願なのね?」

「自分一人で何もかも上手くやれるとは思っていないだけだ」

 

メリナード王国に入り、砦を二つ陥落させたコースケ達。

あくまで亜人排斥を訴える聖王国とアドル教がシルフィたちの敵であって、聖王国統治下の新メリナード王国民は弾圧したくない。とは言え旧来のメリナード王国民の感情も思うと、まったくのおとがめなしという訳にもいかない。

色々と悩みを抱えている状況で、奪取した砦の一つに義勇兵がやってきて交通の要衝まで押さえることには踏み切ったわけですが。

 

内政官であるメルティは手を広げすぎると、その後の統治が心配だと言っていましたが。

要衝を押さえられる重要性を取った形。

作戦に移ったシルフィたちと、コースケとアイラは別行動になって。コースケはその間馬車をアップグレードしたり、ミスリルを用いた伐採斧やクワを作って開拓要因となったりしていましたが。

そんなある時、キュービが接触してきて……実は他国のスパイであった彼に、コースケはさらわれてしまうことに。

 

そして彼が連れていかれた先は、メリナード王国の首都メリネスブルグであった、と。

キュービはコースケのインベントリから危険物を言葉巧みに取り出させて、危険性を削ろうとしてましたが。それを受けた敵視犀が凡愚で忠告をろくに聞かず牢屋に放り込み……簡単に脱獄されていたのには笑っちゃいました。

 

脱出した先でコースケは、下水道に棲んでいたスライム娘たちと対峙することになって。旧メリナード王族に忠誠を誓っているため、敵対者には容赦ない存在でもあったわけですが。

亜人を忌避せず、スライム娘であろうと受け入れるコースケは彼等と親睦を深めることに成功して、不足していた資材を得て動き始めることが出来て。

 

シルフィたちの同行が心配だからと外に踏み出して……流れで真実を見定める目を持つアドル教の聖女を助けることに。

彼女の目にはコースケが、凄い光輝いて見えるそうで稀人だというのが早い段階でバレたりしてましたが。アドル教もまた一枚岩じゃないとわかったのは良かったというべきか。

コースケの所在をなんとか調べ上げて、メルティが自身の角を斬ってまで乗り込んできたのは、思いの強さ……というか重さを感じましたが。

アドル教の主流派の態度を見ると、まぁメルフィ達の心配も納得できるものではありますな。

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい6

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「結局やるのね……というかあの中に突っ込むのね」

「エルマさん、いつものことです」

 

ドワーフの整備士姉妹を新たに同行者に加え、母艦を得たヒロ達は輸送依頼なんかにも手を出そうとしたわけですが。

そこで振られたのが、結晶生命体と戦う帝国軍の前線基地への輸送任務で……疑問点もありつつ足を運んでみたところ、案の定というかなんというかセレナ少佐と再会することになるわけです。

 

結晶生命体との戦いに即座に参戦するつもりは無かったわけですけど、帝国軍と戦っている場面に鉢合わせて、結局介入することになっているあたりヒロの悪運は相変わらずというか。

奮闘して助けた後に、縁のあるセレナ少佐の存在に気付いたわけですが。彼女が居たことで話が早かったのも確かではありますよね。ヒロとセレナ少佐が同じ場所にいると、大きなトラブルが起きるというジンクスじみた状況になってはいますが。

 

結晶生命体相手の戦闘で功績大なりと認められて、名誉爵位が付随し、生きているうちに貰う人は稀とまで言われる勲章を貰ったヒロ。

それに恥じない活躍を、この後もするんだからもう……傍から見るとクレイジーなのは納得してしまった。

この世界はヒロがプレイしていたゲームに酷似しているものの、彼が知らないシップメーカーなんかも存在する状況で。それでも、ヒロのゲーム知識が通用する場面も多々あるんですが。

 

そんな中で彼が思い出していたのは、ゲーム時代のアップデートで結晶生命体が追加されてからの各種クエストで判明する、結晶生命体についての生態の情報で。それを知っているヒロからすると結晶生命体の発生源なんて場所が決まっているそうですが。

情報収集してみると現地ではまだ発生源を捜索中であるとのことで。「この世界では結晶生命体の研究が進んでいないのかもしれない」という可能性に気付くことに。

 

有用そうな情報を「噂」としてセレナ少佐に流したりもしてましたけど。

途中でポロっと情報を零してしまって……結局は、「噂」としてではなくてしっかり彼の知ってる情報を提供することになったりもしてました。

ヒロがそれをもとに戦った結果、大戦果を挙げつつ帰還してるので「9割がた正しい」というのも納得。その具体的すぎる情報の扱いにセレナ少佐は苦慮したみたいですが。

綱渡りのような想いをして、多少の犠牲が出そうでも作戦を完遂できそうだったあたり有能ですよねセレナ。

 

まぁ、状況がヤバそうだと判断したヒロが突貫して、最終的に成果横取りされたかのような結果になってしまったのは……運がなかったというか。巡り合わせがアレだったというか。

大戦果を重ねたヒロは、またしても勲章を授与させられることになって。そのために帝都へと足を運ぶ必要が出てきたのは……自身の行いの結果だから受け入れてもろて。

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい5

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「ちょっと見直したわ。あんた、交渉もそれなりにできるのね」

(略)

「あー、どうかな。ベストだったかどうかはわからんが、ベターであったとは思いたい」

 

輸送能力の向上のために母艦を購入するべく、ブラド星系の企業に足を運んだヒロ達。

ドワーフが多いスペース・ドウェルグ社を選定したわけですが。

兵器開発をしている関係で、周囲の星系で試し打ちをしてる関係で宙賊が片付けられてる「クリーン」な場所であるそうです。

ただ技術に関心が強い人材が多いエリアでもあるようで……それだけに、特殊な機体であるクリシュナは注目の的で。

 

ただ近づいているだけで民間の船からスキャンを受けまくって、初手からヒロ達は不快な思いをしている始まりではありました。

さらにはドッキングしてからも撮影したり、機体に触ったりするような人物まで出てくるのはやりすぎだろ……とは思いましたね。

スペース・ドウェルグ社との交渉については、データとか優先交渉権をくれれば値引きもしますよー、という話がまとまることになってましたが。

 

傭兵とかに撮影班が同行したドキュメンタリーはコロニー定住民にとっての娯楽になっていて、その取材対象としてヒロ達を見込んだ模様。

自分たちがヒロと深い関係にある事が周知されることにエルマは躊躇してましたが、ミミはどうせ既にギルドの人とかに知られているし、今更でしょうとあっけらかんとしているのは性格が出ましたねぇ。

 

新技術に関するドワーフの熱量をヒロが侮っていたというか……さすがに上客相手にあそこまで暴走するとは、そりゃ思わんわなぁ……。

相手もお偉いさんが出てきて交渉で決着出来たのは何より。トラブルの引き金引いたドワーフの双子姉妹を、整備員として同行させないかなんて話になってきたのはヒロクオリティか。腕前を見て、クルーとの相性を見て、損得を考えた上で受け入れることにしていたのは偉いというか。ヒロ、寝覚めが悪いからあんま過激な処罰にはしないでくれとか言ったりする甘い部分はあるけれど、しっかり線を引いてる部分もあるのは良いですよね。



ご主人様とゆく異世界サバイバル!2

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「戦いに使われるとわかっていて武器を作って、渡して、使わせて、僕は作っただけです、直接殺してないから無実です、なんてのは通らないだろ」

(略)

「やり始めた以上、筋は通さないとな。俺はやるよ」

「……そうか。ありがとう、コースケ」

 

森での開拓とギズマの群れの討伐を終え、シルフィは「メリナード王国の奪還」を目標に掲げて。避難民たちとも打ち合わせをして、そのために動き始めることに。

そのための第一歩として、彼らが住んでいる黒き森とメリナード王国の間にあるオミット大荒野に拠点を作るという話になって。

……つまりは、コースケのクラフト能力が存分に活躍するわけです。

 

防壁作成のためにブロックを置きまくっていたら、実績が解除されてコースケの能力が成長。左右対称で同時に展開できるようになったりして、ますますビルダーとしてのチートさに磨きがかかっていってましたが。

いや無限水源とかポンと作れたり、植物の育たぬ荒野となっていた土地を農地にポンと転用出来たり、彼の関わった農地ではトンデモ速度で収穫が出来たりと、常識がどんどん壊されていく音がしましたね……。

 

ミスリル鉱石をふんだんに使った武器をシルフィに贈ったことで、戦闘に秀でた幹部枠のレオナールやザミルからも頼まれたり、ハーピー達からも彼女達が使える武器を求められたり、コースケの能力が汎用性高いこともあってあちこちで引っ張りだこですねぇ。

この世界、一夫多妻制であるらしくてシルフィとの関係が確かでありつつも、他のヒロインたちもジリジリと詰め寄っていましたが。手を出すまでは腰が引けつつも、一線を越えてからはちゃんと大切にしようとしているのは、コースケの中での軸がハッキリしててわかりやすい。

 

コースケ達が拠点を拡充しているタイミングで、聖王国から派遣されている司祭も兵を動かす準備をしていて。

今までより規模の大きな戦いとなっていましたが。コースケが自分の作った武器が、戦争に使われることに対して、覚悟を持って向き合おうとしていたのも良かった。



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ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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