気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

リュート

ご主人様とゆく異世界サバイバル!1

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「精々ご主人様に見捨てられないように頑張るさ。この世界に迷い込んで、帰る方法も分からない。今のところはそんなに帰りたいとも思ってないけど……とにかく、行く宛の無い俺を拾って、命も救ってもらった以上はその恩を返すまでは一緒にいるよ。少なくとも、シルフィが望む限りは」

 

空腹度だったり渇き度だったりの体調を示すステータスがあったり、採取や採掘で素材を集めて拠点を作ったり敵を倒したりするのが主眼となったサバイバルゲーム。

ブロックで構成された世界で遊ぶものが有名なものではありますが。

主人公はそのゲームを好んでプレイしていた日本人の青年コースケ。

 

……彼は気が付いたら異世界の森の中に放り出されて、途方に暮れることに。

最初は石と石をぶつけて割って石器を作ったり、靴紐を使って弓きり式で火を熾したりと、まぁ原始的な方法で生き抜こうとしていたわけですが。

ちょっと落ち着いたタイミングで、ゲーム操作みたいにインベントリとか開けたらなぁ、と思ったところで、まさしくゲームのようなクラフトメニューだったりが出現して。

武器を生み出したりもできて、より安心できるようになったかと思いきや……ゲームならまだしも、自分で動いて狩猟するとなるとなかなか上手くはいかず。

 

そんなタイミングで彼は、褐色の肌を持つエルフのシルフィエルと出会うことになります。

この世界ではエルフや獣人のように、人とは違う形質を持った亜人も多く存在していて。

聖王国と呼ばれる大国が人間至上主義というか、亜人を奴隷として扱っており……その苛烈さで、亜人と人間が融和していた国が攻め込まれ失陥したなんてこともあったとか。

シルフィエルはまさにその攻め込まれた国の姫であり……コースケが遭難した先で出会った亜人の人々は、そんな過去を持つがゆえに人間に激しい敵意を持っていて。

 

最初にシルフィエルと出会って、「彼女の奴隷」として囲われていなければ、早い段階で命を落としていたかもな……。

ファーストコンタクトこそ最悪でしたけど、コースケを守ろうとそうやってふるまっているシルフィエルの思いやりにもコースケは気付いていて。

彼女や亜人たちと交流していく中で、彼はシルフィエルの力になりたいと思うようになり、クラフト能力を存分に活用していくことになるわけです。

能力万能すぎてサクサク問題解決できていくのは良いですね。読みやすかった。



目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい4

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『きっと大丈夫です! 何かあってもヒロ様がいればなんとかしれくれます』

(略)

『いくらヒロの腕が良いって言っても限界ってものがあるわよ……まぁ大抵はどうにかするでしょうけど』

 

シエラⅢへの襲撃はかなり大規模なものであり、さすがに昨日の今日で連続の襲撃を行えるほどの体力は宙賊にもなかった。

ヒロは「よほどのトラブルが起きない限りは平和に過ごせそうだ」ってフラグをビンビンに立ててましたけど。

新クルーとして迎えることになったロボ娘、メイにも自分が異世界転移者であることについて話をして、理解者が増えるのはいい事でしょう。

 

セレナ少佐という軍関係の伝手と会えたのも良かったですけど……ID変更とか言うグレーな手法について聞いたクリスが「口を×状態」にしてる挿絵があったの可愛くて良かったですね。

そしてフラグ回収とばかりに規模の大きい敵と遭遇することになったのは草。

まぁ割と危なげなく蹴散らして、メイのアップグレードを果たした上で、クリスの祖父ダレインワルド伯爵の兵隊との合流も果たして、ひとまずの安全は確保しましたが。

叔父もまた行動を起こしたの往生際が悪いですけど、既にクリスの父母を手にかけている以上、止まれないんでしょうねぇ……。

 

帝国貴族、剣で戦うのが好きすぎて敵船に切り込んで戦うためのサプレッションシップとか言うおかしな機体が出てきたの面白すぎるな……。

流石のヒロも敵の首魁が乗り込んできて決闘しようなんて、という事実に混乱してましたが。

 

最終的にはクリスも無事で解決できたのは良かった。ヒロを慕っている思いは確かだったけれど、貴族と一介の傭兵という立場では成就させることは難しくヒロはその想いを拒むことに。

そして傭兵として次の目標の為に動くにあたって、「より多く稼げるようになりたい」という提案をして。カーゴや運搬性を重視した母艦を購入するという案をヒロが出して、相談の上で次の目的地をブラド星系とすることにして。

クリスの思慕の念は明らかで、祖父である伯爵から釘を刺されたりもしてましたけど。ヒロは今に満足してるし、貴族としての柵に囚われるのを望まないタイプなので、互いの願いは折り合わず……結局ヒロがわきまえた態度をとっていたことでひとまずは幕引きとなりましたが。

恋する少女は未だ諦めず。時間で薄れそうにないですねぇ、これは。いつか捕まるかもな。

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい3

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「俺は期間限定の君の騎士であると同時に、傭兵でもある。お姫様のために戦う騎士にも、傭兵にも、働きに応じた報酬が必要だ。そう思わないか?」

(略)

「なんだっていい。さぁ、交渉のしどころだぞ、お姫様。君は俺にどうやって報いる?」

 

トラブルに見舞われまくってるヒロですが、とりあえず自分の仕事の範囲は終わったからとクルーのミミたちとリゾート星系として知られるシエラ星系を目指すことに。

目的地からしてちょっとゆっくりしようというつもりだったわけですけども。それはそれとして、「傭兵としてどう稼ぐか」という部分も考えているヒロ、なんだかんだ真面目に傭兵してますよね。

 

向かう途中宙賊に襲われて……いつも通り一蹴。

戦利品回収をしていたところ、中身入りのコールドスリープ入りポッドを発見してしまって。なにかしらのトラブルに遭遇し緊急脱出した少女を保護することになって。

名をクリスティーナ・ダレインワルド。伯爵家の少女であり……家督を継ぐハズだった父や母を叔父に殺され、一人逃がされた存在であった。

コロニーに宙賊の目や耳が浸透しているというのは、これまでも描写されていましたが。さらに貴族のゴタゴタが絡んでくるとなれば、当然クリスティーナが保護されたことは叔父も察知するわけで。

 

貴族関連のトラブルではありますが、罪なき美少女をヒロは見捨てることは出来ず。

否応なく大事に巻き込まれることになったヒロたちですが、伯爵家現当主であるクリスティーナの祖父に連絡を送る傍ら、可能な範囲での偽装工作なんかも行って。

それはそれとしてリゾート星系でのバカンスも堪能しているの、肝が据わってて良い。

ヒロなんか短期間で実績積み上げたのもあって、サクッとゴールドランクに挙がってましたしね。

 

叔父側がパッと動かせる程度の雑魚だと、簡単に蹴散らせてるのも良い。

偽装を見破ってリゾート星系に居るヒロたちに対して結構な規模の襲撃をしてきたりもするので、相手もただのやられ役ではなかったのも良いと思います。

ダレインワルド伯爵家のある星系が、ゲートウェイを使えないと距離がかなりあることもあって、今回は事情説明と目先の対処という感じで本格的な解決については次巻となりそうですねー。



目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい2

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「へーい。返済は別に急がなくてよいからな」

「……普通、早く返済白って最速するもんじゃないの?」

エルマがいかにも呆れた様子でこちらを見下ろしてくる。

「んー、エルマとはできるだけ長く一緒にいたいからなぁ」

 

ミミとエルマという可愛いクルーを迎えたヒロは、セレナ大尉からの熱烈なラブコールから逃げるべくターメーン星系を離れることにして。

表向きヒロは自分の事を「記憶喪失」ということにしていたので、最先端医療技術の集うアレイン星系に足を延ばして健康診断を受けることに。

 

そこでまた美人女医ショーコさんと知り合ったりしてましたが。

彼女曰くヒロの遺伝子データには未知の要素が多く、報酬を払うから研究させてほしいと提案されることに。

しっかりと契約を結んだ上でそれを承諾したわけですが。まぁ棚ぼた敵にお金が入ってくると思えば、ラッキーか。

……その後なぜか情報が漏れていたのかショーコ先生が襲われているのを助けたりする一幕もあったりしましたが。ヒロ、そういうイベントに良く遭遇するなぁ。

 

様々な技術が発展したこの世界では、ブドウを栽培してお酒を造るみたいな方法ではなく……摩訶不思議な「果実がアルコールを含んでいる」お酒の樹なんかまで生み出されているとか。

そう言った工場ツアーとかの観光を楽しんだり、時にはイチャイチャしたりで傭兵家業以外のシーンも豊富でしたね。

まぁ先述の通り、ショーコが襲撃されかけてるのを助けたり……昇進を果たしたセレナ大尉と再会したり、怪しげな組織が暗躍した結果生まれたモンスターと戦う羽目になったりしてるので、相変わらずだなぁという感じ。

 

セレナ大尉が指揮することになった新たな艦隊は、これまで傭兵だよりになっていた宙賊対策などに積極的に動く、遊撃戦力を作ろうという思惑があって。

そこで宙賊狩りのノウハウについて、シルバーランクの傭兵であるヒロに聞きに来た、と。依頼としての建前を用意しつつ、腕を見込んだヒロの勧誘機会を狙い続けるの強かだなぁとは思いました。

この世界の貴族かなり武闘派も多いし、無礼討ちも恣意的に運用できる立場でもあるとか。やりすぎると叩きのめらされるみたいではありますけども。この世界の常識に疎すぎるヒロの交渉はエルマに怖すぎると評されてましたが、むべなるかな。



目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい

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「死にたくはないから、抵抗することにする。多分あんたたちを殺すことになると思うが、恨むなよ」

 

気が付いたら、ランカーになるくらいやり込んだSFゲームの世界で目がさめた主人公。

ゲーム時代の愛機と一緒に宇宙空間に放り出された状態で……ゲーム時代には存在しなかったメーカーだったり、知らない宙域だったりが存在する「類似した異世界」という方が厳密にいえば正解なんですが。

目覚めた直後、賊に襲撃を受けたりしてましたが。彼がゲーム時代に鍛えまくった専用機であるクリシュナの性能は飛びぬけていて、三機相手を一蹴。

 

その後、近くのコロニーへと帰港して……ヒロという傭兵としてこの世界の人と交流していくことに。貴重なレアメタルの積み荷があったこと、これまでの彼の実績などのデータがないこと、担当したのが袖の下を要求する不良軍人だったこととかで、ちょっとスタートにケチがついてましたが。

貴族令嬢ながら軍人でもあるセレナとの縁が出来たのは……良かったのか? 気ままな傭兵家業の方があっているキャプテン・ヒロとしては、異世界の常識に疎い状態で貴族と関係するのも、規則に五月蠅い軍人になるのも避けたいルートで、美人との縁を単純に喜べる状況ではありませんでしたが。

 

傭兵ギルドでは女エルフの先輩傭兵エルマと出会い、ちゃんとギルドに登録しろとか言った常識を教えてもらえることに。

エルマからいろいろ教わりつつ……でも彼女の言いなりになってるわけでもないんですよね。不審者に襲われている少女を、エルマは良くあることだから放っておけと言ったわけですが。

ヒロはこの世界においてはそれが常識でも、自分にとって正しくないとその少女・ミミを助けることにして。借金を肩代わりして、自分の船に乗せることにしたわけですが。

この世界では男の船に女が載るということは、ほぼほぼ身体を許すこととイコールで……1巻から速攻でそういう展開も織り込んでいくのはテンポ早いなーとは思いましたが。

 

まぁ一般市民だった少女が、父母を亡くして落ちるとこまで落ちようとしていたところを救ってくれた恩人であるのも間違いないですからね。

新たなクルーを得た上で傭兵家業をしていたら、ちょっと規模の大きい軍の作戦に参加することになったりして。エルマがそこでトラブルに見舞われて、彼女もまた流れるようにヒロの船に乗ることになったりしてましたが。

傭兵としてのヒロの実力は確かで、戦闘シーンもありますが安心して読める作品でしたね。

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