「君の力を知れば、必ず多くの人間が動き出すだろう。キミを利用するため、邪魔者として消すため、君の子種を手に入れようとする者だっているかもしれないな」
美女三人を伴ってガーネット帝国を目指すことになったカイム。
小国家群だった地域が蛮族の襲撃を受けたことで、一丸に纏まることで出来た国だそうですが。実力主義な国風で、カイムには合っているかもしれないけど目を付けられる可能性もある、とファウストは評していました。
三人の恋人と存分にお楽しみしつつ、船旅で向かっている途中で滅多にない空を飛ぶ鳥人の空賊の襲撃に鉢合わせることになったりもして。
相変わらず引きが付いているというか。恋人の一人が、皇帝が病に倒れてから継承者争いが過熱している帝国の姫の一人だっていうんだから、まぁ騒動に会うべくして会っているわけですけども。
敵対派閥に与する領主に目を付けられたり、乗った馬車に暗殺者が乗り合わせていて憲兵とバチバチやり始めたり、情報を求めて冒険者ギルドに行ったらイキった奴らに絡まれたり、街道が土砂崩れで封鎖されていたり。
中々上手くいかない道中ですが……改めてカイムの力がかなりのものだと示されたのは良かったですかねぇ。
女騎士レンカが、カイムと関係を持ってから難儀な性癖を持つようになってしまったのは……うん、まぁ解消先がハッキリしてるからいいんじゃないですかね。
恋人3人が、カイムのフェロモンの影響もあってかかなりグイグイ来てますけど、半分くらいは各々の資質でしょう。肉食過ぎてカイムがくたびれている場面が多いのは笑ってしまった。