気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

レオナールD

毒の王2 最強の力に覚醒した俺は美姫たちを従え、発情ハーレムの主となる

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「君の力を知れば、必ず多くの人間が動き出すだろう。キミを利用するため、邪魔者として消すため、君の子種を手に入れようとする者だっているかもしれないな」

 

美女三人を伴ってガーネット帝国を目指すことになったカイム。

小国家群だった地域が蛮族の襲撃を受けたことで、一丸に纏まることで出来た国だそうですが。実力主義な国風で、カイムには合っているかもしれないけど目を付けられる可能性もある、とファウストは評していました。

 

三人の恋人と存分にお楽しみしつつ、船旅で向かっている途中で滅多にない空を飛ぶ鳥人の空賊の襲撃に鉢合わせることになったりもして。

相変わらず引きが付いているというか。恋人の一人が、皇帝が病に倒れてから継承者争いが過熱している帝国の姫の一人だっていうんだから、まぁ騒動に会うべくして会っているわけですけども。

 

敵対派閥に与する領主に目を付けられたり、乗った馬車に暗殺者が乗り合わせていて憲兵とバチバチやり始めたり、情報を求めて冒険者ギルドに行ったらイキった奴らに絡まれたり、街道が土砂崩れで封鎖されていたり。

中々上手くいかない道中ですが……改めてカイムの力がかなりのものだと示されたのは良かったですかねぇ。

女騎士レンカが、カイムと関係を持ってから難儀な性癖を持つようになってしまったのは……うん、まぁ解消先がハッキリしてるからいいんじゃないですかね。

恋人3人が、カイムのフェロモンの影響もあってかかなりグイグイ来てますけど、半分くらいは各々の資質でしょう。肉食過ぎてカイムがくたびれている場面が多いのは笑ってしまった。

毒の王1 最強の力に覚醒した俺は美姫たちを従え、発情ハーレムの主となる

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『幸せになりなさい。いつか貴方の家族を見つけて、共に生きなさい』

 

主人公のカイムは生まれながらにして毒に蝕まれた『呪い子』として、父や双子の妹、使用人や領民からも忌み嫌われている存在だった。

家族で唯一、母だけは彼に愛ししてくれていたものの、毒の影響もあって早くに亡くなり……彼女に恩のあるメイド、ティーだけがカイムの味方だった。

生まれながらにして、そんな厳しい環境に置かれていたカイムですが……。

 

その状況になったのは、両親の決断のせいなんですよね。

魔王級と呼ばれる災害『毒の王』を、犠牲を払いつつ倒した両親。父はその功績を持って貴族に任じられ領地を得たみたいですが……母はその争いで毒の呪いを受けてしまった。

このままでは死んでしまうという時に、父の知人であるドクトル・ファウストが登場。マッドサイエンティストの側面があり人体実験を行って数百と殺している一方、難病の治療薬などを作っている功績もあげている人物。

ファウストは、母が受けた呪いをその時に妊娠していた双子の片割れに呪いを移すことで、母体と子ども1人だけを助けるという提案をされて……それに頷いた。

 

だからこそ母は生まれてきてくれた子に業を背負わせてしまったと、せめてもの愛を与えようとして……。

父はカイムが呪いに耐えられずに死んでさえいれば尊い犠牲と思えたのに、生まれてきたことで妻を蝕み、非情な決断をしたことを突きつけられると、息子を遠ざける決断をした。

……その上で、どちらも息子に与えてしまった因果について説明しなかったっていうんだから、父が最底辺のクズではあるという前提で、母もちょっとダメな部分あるよなって感じ。父は自分の罪と向き合えずに歳を重ねているので、あまりにも醜いんだよなぁ……。

 

十三歳の孤立したカイムの前に、呪いを移した張本人ファウストが現れたことで、ようやく彼は事情を知ることができたわけですし。

彼女の介入によって自身の呪いと向き合ったカイムは、新たな『毒の王』として覚醒。力を得たためか18歳ほどの肉体に成長し、『毒の女王』と同じ毒を操る力を有しつつも、人の意識を残した彼は母の残した言葉に従い、自分を受け入れて裏切ることのない家族を探しに行くことにして……。

 

行きがけの駄賃で父を蹴散らして傷を残しているのは、罪を突きつける感じで痛快ではありましたが……命までは奪わなかったので、このクソ親父の再登場も約束されたようなもので、そこは億劫だなぁ。

気ままな一人旅になるかと思いきや、賊に襲われた帝国の令嬢を助けることになったり、メイドのティーが追いかけてきたり、女性の仲間には事欠かない状況に。

サブタイトルの「発情ハーレム」とある通り、そういうシーンの描写が織り込まれていて、中盤以降お色気シーンが増えていく作品ですな。

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ちゃか

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