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「傷付くのも傷付けるのも 生きていれば普通のことだよ」


表題作は、珍しく長編。といっても、相変わらず4コマでストーリーな描かれ方ですが。
双子の姉は双子の弟をうざいと感じている。
そんな彼女の前に突如現れたのは、幽霊でした。
自分にしか見えないらしい幽霊との会話を重ねる中で、彼女の気持ちにはいろいろと変化が。
双子の弟の方にもなにやらあるようですが・・・。

この作者さんの描く作品は、ほんわかしているといいますか、柔らかい優しさがあるよなぁ、とか思っています。
百合ものだったり、禁断の愛とかそういう方面に走ったりしている事も多いんですけどね。
ただ、そういう関係の背徳観とかじゃなくて、その大切さとかが描かれているようで、結構気に入ってます。

短編で「イカとタコ」、「女の子の下着」という2編が収録。
まさしく、タイトル通りのお話でしたね。「イカとタコ」みたいなちょっとシュールな作品が好きなんですかね。結構こういうテイストの作品が乗っていることも多いような。

個人的には、最後の普通のコマ割で描かれていた「一番星のそばで 書きおろし」が一番好きですかね。
喪われた日常のお話。
こういう、壊れて歪になってしまって、それでも続いている。
そういうお話を描くのが上手いんだなぁ、と思いました。