気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

七夕さとり

悪役令嬢レベル99

ico_grade6_3

「チッ 怪我をしても知らないからな」

(お前の生死は私の繊細さにかかっているんだが……)

 

カドカワBOOKSより刊行されてる作品のコミカライズ。

乙女ゲームの悪役令嬢ユミエラ・ドルネクスに転生した主人公。復活した魔王にヒロインと攻略対象たちが協力して挑むタイプのゲームで、ユミエラは運営の遊び心的に追加された最強の裏ボスであった。

 

かつて猛威を振るった魔王が黒髪だったという伝承から不吉だと言われており、ユミエラもまた侍女から遠巻きにされていた。

しかし、転生したユミエラは「裏ボスになれるスペックがあるのは最高なのでは?」ととてもポジティブに、悪役令嬢ルートを回避しつつ自身のスペックを向上させていくチャレンジを始めます。

身を守るアイテムではなく経験値アップアイテムを持ち、魔物を呼び寄せる笛も最大限活用してダンジョンを周回するという、この世界の人からすると狂気の沙汰とも呼ぶべきレベリングによって、ユミエラは裏ボスらしいレベル99のという最強の座を勝ち取るわけですが。

 

生まれてきてから顔も見たことがない両親からの命によって、学院に通わされることになった時、レベル99というのが周囲にもバレて。

忌まれる黒髪の少女がそんな実力を持っているはずがない、と嫌がらせを受けることになるのですが。

やたら睨んでくるヒロインや、彼女に絆された攻略対象がやたら絡んできて鬱陶しいんですよねぇ……ユミエラは受け流してますけど。

面倒ごとお断り精神の彼女は、最悪実力に任せて他国に逃げればいいやとか考えてるし、絡んでくる生徒はレベル低いしで、歯牙にもかけてないというのが正解かもしれない。

 

ゲーマーみたいな思考で、ユミエラ・ドルネクスという裏ボスを満喫している彼女がおおむね楽しそうなのが良いですね。

彼女の実力を利用しようとする貴族が接触してきたり、贈り物を送ってきたりしているようですが。ユミエラにつけられた侍女のリタが、とても良い菓子が送られてきたから良いお茶もそろえないとですね! ってウキウキでそろえてたらしい小ネタが地味に笑えて好き。

悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~

ico_grade6_3

「だめ、危ないから。パトリックに何かあったら私が嫌だから」

「お前が無茶なことをするたびに、俺もずっと同じ気持ちだったんだからな」

「……それは、ごめん?」

 
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。

乙女ゲーム世界の悪役令嬢兼裏ボスであるユミエラ・ドルクネスに転生した少女。

この世界では黒髪は不吉の象徴として忌み嫌われており、彼女は生まれてからこの方両親と対面した事すらなかった。

まぁそれは黒髪を忌避していただけではなくて、地方領主のくせに領地を代官に任せっきりで王都に居座り続けていた両親側の問題もありますが。

 

ちなみに悪役令嬢が裏ボスなのは、「出番少なかったから裏ボスとして追加したよ!」っていう製作スタッフの遊び心的な面があったとか。

ゲーム知識があることと監視の目が緩いのを活用して、ダンジョンにソロで潜ってレベリングしまくってカンスト99レベルまで到達してるのは彼女の資質だよな……。

 

成長し学園に通う事になり、そこでレベル測定が行われ……前代未聞のレベルに、周囲も騒然。

ユミエラが黒髪だからか「嘘は分かるから正直に答えなさい」とか、初手疑いから入ってくる人があまりにも多いんですよねぇ……。

乙女ゲームの攻略対象男子たちとヒロインが特に面倒な感じで絡んでくるんですけど。

ユミエラがレベル99なのは確かで、その実力があるからこそ大抵の出来事をやりすごせるのは良かった。

彼女自身を見て味方してくれる人もいるし、王様王妃様もユミエラを評価してくれてますしね。

 

その能力を戦争に使わせようと過激派やら他国のスパイが接触して来たりもしましたが。

誘惑に負けずに、困難な目標を胸に戦うことにしたユミエラの今後を応援したいところ。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ