気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

三ノ神龍司

終焉世界の天災姫3

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「だからそちらを選べというの? でも、もし失敗したら? もし、無理だといわれたら? 私はどうすればいいのよ……」
「その時は……」
弱弱しく呟く宇美に不動は、表情を柔らかくして優しげな微笑みを向けた。
「一緒に世界をぶっ壊そう。一人で壊すのが無理だっていうのなら、俺も手伝ってやるよ。少なくともお前をいじめていた研究所くらいぶっ壊すことならできるだろ」 


シリーズ完結巻。
前回の茶番じみた展開よりはまだ良い展開で、最後多少取り戻したかなーという感じ。
2巻の最期で明らかになった敵、伊邪那美。
彼女はヒナの秘密を明らかにして、都市を混乱に陥れ、孤立無援に近い状態へと陥れる。
満月や明花を攫って、伊邪那美は旧環境制御塔へと向かう。
彼女を負おうとした二人の元に、十二支の宇美が立ちはだかって。

宇美、ふざけた格好しているけど強かったんですね。
いや前回もちゃんと敵倒してましたけど、というかこれは逆に、相手の心情を理解して、全力でぶつかり勝利をもぎ取った不動の方が本当に学生なのかよ、とツッコむべきところか。
前回ヘタレていたとは思えないほどの主人公力で、一直線。
あちこちでヒロインがマッハで攻略されてましたが、どーなんだろうなぁ。

瑠璃の兄で、陰陽徒のトップである村正に助力を願い、体制を立て直す。
他にも担任の教師やら、友人の翔真やら、伊弉諾すら引っ張り出して、道を作る。
そうしてたどり着いた先で、二人は、自分たちの信じる者の為に、敵が待つ場所へと乗り込む。
満月利用した罠にはめられて足止め食らったりするんですけどね。
それでも最後には、臨んだ結果を引き寄せたんだから、流石主役ども、といいますか。
無事に完結して、とりあえずの問題を片づけたという意味ではそれなりの終わりだったんではないかと。


終焉世界の天災姫2

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「あと、この際だから、言っておく。別に誰かを守ろうとすることは構わない。それで誰かを殺すことになっても別にどうでもいい。それは不動の責任になるから。……でも」
彼女は不動を睨み見据える。
「誰かを守って死のうなんて考えないで。……死んだら、もう誰も守れない。それを理解して。不動が死んだら、誰がヒナや明花を守る?」


1巻は割と楽しく読んでいたんですが、失速したかなーという印象。
不動がつまらなくなっていたなぁ、という感じで。
前回は研究所に入り込んだときハッタリつかったりとか、いろいろやっていたのに、今回は結構視野狭くなっているじゃないですか。
後書きにあったけどもう満月が主人公でいいんじゃないだろうか。 

人とか禍獣とかを操ることのできる武装が盗まれてパニック・・・
以前事件起こしているんだから、とっとと処分してしまえばよかったのに。
10年前と今回とで毎回盗まれて、事件起こされているんだから、もうちょっと学習しろといいたい。
何やっているんだか。
それだけ強力な機能付けるんだったら、認証をもっとハードなものにして、誰かの一族じゃないと使えないとかそういう制限つけるとかやりようはなかったんだろうか。
研究用といっても、実際悪用できるんだったらプロテクトは必要だろうに。
世界が終りかけている状態なのに、自爆で滅亡するとか笑い話にもならんと思うけどなぁ。
自爆というか自業自得?

今回は敵が誰かすごくわかりやすかったから、どーにも冗長に感じて。
目的というか正体はちょっと驚き合ったけど、それだけじゃちょっと足りないよなぁ、という感じ。
不動がうだうだ悩んでいるし。戦闘はパッとしないし、で敵の正体しか驚きとかそういうのがないのはパンチが足りないというか。

宇美の武器の能力が明らかになったり、なんかラスボスっぽいキャラが出てきたりと、そろそろ終わるかなというような展開。
1巻の勢い続いてくれてたら惜しいかなーと思うんですが、興味が、どこに着地させるのかなーという方向に移りだしたな。次の巻出たら買いますけど、それ以降続くようだったら…考えるかなぁ。


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ちゃか

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