「どいつもこいつも頼りにならないから俺がやる。手伝え、ルクシオン」
「――仕方がないマスターですね」
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで7月末まで。
マリエがオリヴィアが認定されるはずだった聖女という立場を、原作知識をもつ優位を活かして奪取。
実績著しいリオンが聖女の騎士団に配属される羽目になったりと、状況は散々ですな……。
そして今回ついにマリエが、リオンの前世の妹であることが判明するわけですけど……兄に甘えていて、だからこそいつも無茶ぶりをした。糞兄貴と呼んでこそいたが、頼れる彼を嫌ってはいなかったって、いやそんなこと今更言われてもなぁ。
今回は公国が本格的に攻めてきた上、リオンに内通の疑いがかけられて拘束されてしまって。
そんな中でアンジェは彼を救おうとしていたわけですが……マリエは公衆の前でアンジェに土下座とかさせてたし。それを反省もしてないし。
全てが終わった後もまた5馬鹿と一緒にリオンに迷惑をかけるしで、こう……トコトン肌に合わないキャラで、正直もっと痛い目見ても良かったんじゃないかとすら思ってしまう。
大暴れしてきたものの、モブという意識があったリオンでしたが……様々な覚悟を決めて、戦場で戦い敵の命を奪うことにしたり。
リオンだけ見ているならシリアスな展開で、格好良かったりもしたんですけど。
マリエの解像度が上がっていくたびに、テンションが下がっていきましたね……。今回は国王もまた無茶ぶりしてきたりで株を下げたし。王妃様が割とマシな以外に人材はおらんのか、この国は。
実は原作のゲームには続編があり、まだまだ問題があるなんて情報が持ち込まれて、シリーズは続くみたいですが……取り合えずは区切りということで。