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「正直、難しい。錬金術科の生徒も、何処まで理解できて作ったかは怪しいんだ。それでも、ディオラな理解してくれるんじゃないかなって、期待してる」
「期待…………? 私に、アーシャさまが…………」
錬金術科の立場は悪く、ひとまず絡んでくる魔法科を叩いたことでいったん落ち着いてる状況ですが。
弟のフェルが学院に通う時は錬金術科行きたいと言っていたから、錬金術科の地位が悪いままだと困る、と改善を図ろうとしてるんですよね。
錬金術科の先輩は14人もいるのに、継続して登校しているのが1人だけって言う状況をなんとかしたいと思っていましたが……。
探ってみると、馬鹿に絡まれてやりたいことできなくなる方が面倒くさい、と「登校する事」にたいしてのやる気を削がれて、各々が好き勝手動いてるような状況だそうで。
ルキウサリアの学院に通ったという名目の為に、錬金術科ならワンチャンに賭けて受験してる人もいるって話がどこかにあった気がしますけど。アーシャの同級生たちみたいに、敢えて悪評ある錬金術科に入っただけの目的がある生徒も、当然居るんですよねぇ。
錬金術科唯一の教師であるヴラディル先生が、学外で好きにやってる生徒の様子を見るために動いているせいで学習環境が悪いのも、低く見られてる原因じゃないかなぁ……そんな状態を良しとしてるルキウサリアよ……。
学園の為に作られた都市って言うのは間違いなくて、本が貴重な世界で個人が開いている図書館なんかもあるっていうのは、学習環境としてはありがたいんでしょうけど。
本が植物から作られていたことを知らないネヴロフがいるように、各々の学習度合には差があって。その中でもアーシャは飛びぬけて優秀だった。
その優秀さを認められたこともあって、アーシャは他の国との交換留学制度に参加しないかと声をかけられることに。前任者が高跳びしようとしてたのが発覚したための穴埋めというトンデモ経緯ではありますが優秀さが認められてるのは間違いないので……。まぁ先輩方との交流も結果的に生まれたのでヨシ!
学院で錬金術科の成果として小雷ランプを掲げて、明るさを体験させることで有用性をアピールして。魔法と併用してるなんて、と冷笑してた人々に現実を突きつけたりしてたのは面白かった。
しかしアクラ―校生、錬金術科の掲げた小雷ランプ破損させてたり、ちょっとやりすぎというか。増長しまくってるから、そのあたりの矯正どうにかしないと、ルキウサリアの立場なくなるんじゃないの、とは思いますが。そこまで考えられる賢明な生徒は問題起こさないんですよね……。