気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

乙女ゲーのモブですらないんだが

乙女ゲーのモブですらないんだが 

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「お嬢 せっかく可愛いんだから にこにこ笑ってた方がもっと可愛いぞってコト」

 

乙女ゲーム世界に転生した主人公。

とは言え妹に手伝わされてちょっと触れただけのゲームだったため、彼はしばらくの間ゲーム世界に転生していたことに気付かないんですけど。

彼の転生先はゲームにモブとしてすら登場しなかった、あるルートでライバルキャラとして登場する令嬢の家で働く庭師の息子、という端役も良いところなんですが。

 

ゲーム世界だっていう先入観がないからこそ、打算がなくて素直なんですよね。

……使えている家のお嬢様相手に「外見は可愛いのに性格はブス」とかストレートに言っちゃうし。

まぁ初対面の時に、父の威厳を盾に「メイドをクビにして!」とか嘆願するお嬢様はこのままだったら、いわゆる悪役令嬢じみた性格になってたかもしれませんし、イザークの指摘によって良い方向に成長していくことになるんですが。

 

お嬢もイザークの指摘を受けて、自分を顧みられるくらいにはいい子なんですが。

仕事に忙しい父の気を引きたくて過激な言動をしていた部分もあったみたいで。

……お嬢のパッパ、かなり家族愛強いから正面からぶつかれば良いってイザークがアドバイスして、実践できるあたりお嬢素直で可愛い。

その後もイザークに懐いて日々の報告に来たり、アドバイスを受けて家族との接し方を変えて、微笑ましさが増してくのが良いですね。

 

ちなみにこの世界魔法があるものの、イザークの父は庭の管理は魔法に頼るようなことはせず、技術で継いでいかなければならないと考えているとかで。寡黙な職人って感じで割と好きです。

あとはカバー裏に制作秘話的な4コマが載ってましたが、イザークは簡単にデレないキャラだから赤面させないとかの修正入るってきいて、彼らしいなぁと思いました。

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「今日のお嬢、すげぇ綺麗だな」

 

お嬢の父ジェラルドの家族愛が強いのわかってましたが、思った以上にイザークに感謝してたんだなぁというのが分かる回想からスタート。

イザークが恩を売るつもりでやってるわけではなく、あくまで自然体の振る舞いでやってくれていることだから、なおの事重ねて感謝を告げてくれてるの良いですね。

 

イザークとお嬢の関係は相変わらず良好。

ただ庭師の子供と貴族の令嬢で身分差があるのは如何ともしがたく……ひょんなことから親しくしてる王子とお嬢の婚約話も進んでいる状況。

ロイにもちょっとした思惑があって、どちらかというとリュディアに共犯者になって欲しい、みたいな雰囲気ではありましたけど。

イザークといる時間を大切に思っているからこそ、お嬢が迷ってるの良かったなぁ……。

 

彼女がダンスの時イメージする相手がイザークで、練習時にも影響しているからとイザークが講師に捕まって一緒にダンス練習することになってたのは笑いましたが。

そうやって腕を磨いたこともあってか、実際にパーティーに連れていかれて。ロイ王子がキラキラしてて苦手なイザークの性格も影響してか、一緒に踊る相手を引き立てるようなふるまいをするらしくて。「萼の君」なんて噂が広まってたのも納得ですが、お嬢はそりゃ面白くないよなぁ。

あと素直すぎるイザークの言動がお嬢特攻なの好きです。
パーティーの最中は隠してましたが帰りの馬車でぽろっと零れて、「ザクは馬鹿なんですの!?」ってポカポカ叩いてくるお嬢凄い可愛かったですね。

乙女ゲーのモブですらないんだが

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「俺、お嬢に幸せをあげたかったんだ」

 

妹に手伝わされてプレイしていた乙女ゲームの世界に転生してしまった主人公。

とはいえ、タイトル通り攻略対象どころか、モブとして認識すらされてなかったキャラなわけですが。

 

ヒロインのライバル枠にあたる令嬢の家で働く庭師の息子イザーク。

生まれた時から前世の記憶があることには気が付いていたけれど、特に誰にいうでもなく家業を継ぐために頑張っていた。

そして、庭師見習いとして邸宅に初めてお邪魔したときに、横暴な振る舞いをするライバル令嬢リュディアと出会い、その間違いを指摘して……。

不敬ともとれる物言いをしたけど、その場に居た公爵閣下が正しい指摘だったと認めてくれたのは良かった。……でも、とんでもない親バカな面も披露していきましたけどね。

 

イザークと出会った事で、刺々しくなっていたリュディアがどんどん可愛くなっていくのが良いんですよねー。微笑ましい。

公爵令嬢であるリュディアは、王子様との婚約話が出て来て、いつか家を出て行ってしまうかも、みたいな会話もありますが。王子様は王子様で何か企んでそうだし、イザークに心惹かれはじめてるのが分かるから、上手くいく道があればいいなぁとか思います。

 

巻末には『書き下ろし番外編sideA. 温室』を収録。

冬の温室でイザークとリュディアが会話してるシーンですね。貰ったロケットをいつも彼が身に着けてるのを目にしてしまって、ドキドキしてるお嬢が可愛い。

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ちゃか

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