気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル

乙女ゲームのヒロインで最強サバイバルⅤ

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「アリア……」

「エレーナ、私は自由にさせてもらう」

(略)

「お前たちを、ここで殲滅する」

 

乙女ゲーム本編の舞台となる王立魔術学園。

エレーナが入学する際にアリアは彼女の護衛として傍にいることに。しかもただの護衛ではなく、暗部の知人であるセラの養女として身分を与えられて、授業中も近くに居られるように状況が整えられていたわけです。

 

真のヒロインであるアリアは、ゲームの記憶を刷り込まれた結果、自立する道を選んだわけですが。

魔石を拾い夢のような世界に侵され、本来アリアが収まるべき位置に割り込んだ少女アーリシアもまた学園に通い始めることになって。

ゲームとは道を違えたアリアの行動によって、多くの人々が「原作」時代からは道を違えることになったわけですが。

アリアという炎が強すぎて、下手すれば身を焦がして破滅するし。上手く付き合ってる人でもその苛烈さを見て、より高みを目指そうとするわけで。アリアによって良い影響を受けた陣営と悪い影響を受けている陣営の溝が、どんどん深くなっていってるなぁとは思いました。

 

歪んだ形で発生した襲撃イベントで、護衛として敵を切り捨てることに躊躇いの無いアリア。

そんな彼女の在り方を見て、王太子エルヴァンが怯えてしまっているのが本当にねぇ。

戦った後アリアが返り血まみれになることもある苛烈さなので、圧倒される絵面であることは間違いないでしょうけど。地の分で突っ込まれているとおり、王族としての覚悟が足りてない。

色んな思惑が蠢いている中で、グレイブとの因縁にケリをつけられたのだけは良い点ですかねぇ……。放置していると何しでかすか分からないですからね。

魔族も暗躍していてその悪意がエレーナに迫ろうとした時に、アリアが間に合ったのは良かったですけど……死に際に発動された転移魔術で厄介そうな場所に送り込まれてしまったのは、面倒ですねぇ。

エレーナはアリアが身命を賭して守るでしょうからいったんおいておくとしても、援軍が期待できなそうな場所でアリアが無茶しないか心配すぎる……。



乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル4

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「私はもう逃げない」

「アリア……」

 

魔物ヤドカリが洞窟や遺跡を「殻」として一体化した、生きた構造物とされるダンジョン。

そこに生まれた「ダンジョンの精霊」っは、最下層を訪れた者に加護を与えると言われていて……。

クレイデール王国は隣国との対抗手段を得るために、若い王族がダンジョン攻略に挑むことが決まったとか。

そのメンバーにはアリアの同志である第一王女エレーナのほか、王弟や王太子と彼の婚約者たちがいて。……婚約者の一人として、アリアと因縁の出来た狂気の少女カルラが参加するって言うのが恐ろしい。

 

アリアはヴィーロからそのダンジョン探索の話を聞き、エレーナを守るために『虹色の剣』というクランに参加することになるわけです。

まぁ、初手は断ったんですけど。実にアリアらしい。

元孤児の冒険者であるアリアがいかにランク4とは言え、王女個人からの信用だけでは護衛任務に就くのは難しい。そこで、目的の為に協力するって言う打算でいいから一旦クランに入れという方向に話を持って行ったヴィーロは強かでしたねぇ。

 

そしてついにエレーナと再会できる流れとなったのは良かったですけど。

まだ若い少女であるアリアが、名の知れた『虹色の剣』に加入しようとするのに文句をつけてくる輩が居たり。懲りもせず暗殺者ギルドに絡まれたりとかもしてましたし、アリアの人生は相変わらず波乱続きですねぇ。

願いをかなえるダンジョンの精霊。エレーナは健康になることを願い、カルラはさらなる力を望んで。王太子の婚約者でもある転生者クララは、未来を恐れるあまり先の可能性を知る力を得た。

 

アリア個人は特に望みも無かったようですけど、彼女がかつて精霊が目を掛けたメルローズの血を引いていることから声を掛けられて、予期せぬ贈り物をもらう羽目になったりして。……加護を与える相手は気まぐれらしいですけど、今回は女子のみという結果になって王太子周りはいろいろと思う所ありそうというか、この後が大変そうではあります。

エレーナが健康になったことと、アリアが逃げない覚悟を示してくれたことで覚悟を決めたのもありますし、まだまだ平穏は遠そうです。

……カルラとか言う爆弾少女が居る以上、安定って儚いんですけどね、そもそも。アリアとカルラの決着がつく時はまた荒れそうですねぇ……。


乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル1 @COMIC1

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そんなくだらないことのためにお父さんとお母さんは死んだとでも言いたいのか!!

私は『乙女ゲーム』を拒絶する

(私はひとりでも生き抜いてやる)

 

貴族の母と騎士見習いの父が恋に落ち、駆け落ちした先で生まれた主人公のアーリシア。

そんな彼女は両親を亡くして以降は孤児院で育ち……後に貴族に発見され、学院に通い、王子様などの攻略対象と出会う、という乙女ゲーム世界のヒロインだった。

ある日、孤児時代の主人公の前に乙女ゲーム知識をもった転生者が現れて。その転生者は、自分がヒロインとなって乙女ゲーム世界を楽しむために、「自分の記憶をヒロインに流し込み、彼女を乗っ取る」計画を立てた。

 

計画の鍵となる魔石に触れ転生者の記憶の一部を得たこと。命の危機にさらされたこと。

極限状況においてアーリシアは、転生者を撃退することに成功。

「乙女ゲーム」という物語のために、自分の父や母は死んだとでも言うのか、という怒りから「乙女ゲーム」を拒絶し、一人で強く生きていくことを決意。

少女の一人旅は危ないからと髪を切り、自分の髪は目立つからと灰を被って色をごまかした。

 

そうやって森で過ごしていた時に、気のいい冒険者と出会って魔法を教えてもらうことが出来てアーリシアは少しずつ成長していくことになります。

アーリシアは乙女ゲームを否定したけど、転生者の作った魔石は残っていて別の少女がその妄執に憑りつかれていたり、そもそもの「乙女ゲームのイベント」という厄ネタの気配があったりとしますが。

アーリシアは自分の在り方を曲げず、幼いながらに戦っているのが好印象。

 

描き下ろし漫画「陽だまりの朝に」、書下ろし小説「在りし日の追憶」のどちらも、両親が健在で幸せだったころの記憶が垣間見えて、今一人で戦うことになるアーリシアの事を思うと胸が痛みましたね……。名をアリアと変えて進む彼女の道行に幸あれ。

乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル3

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「それじゃ行っといで無愛想弟子。無茶をするなとは言わないが無理はするんじゃないよ。お前はお前らしく生きればいいんだから」

「うん、行ってきます。師匠」

暗殺者ギルドの支部を潰したアリアは、様々な思惑から接触してくる盗賊ギルドや別支部の暗殺者とも敵対し蹴散らす中で、「灰かぶり姫は関わるな」なんて噂が広がるほどの被害は与えたようです。

……いやまぁそもそも見た目でいえば普通の美少女っぽいアリアという個人が、暗殺者ギルドと盗賊ギルドって組織を敵に回して生き延びているのがそもそも凄いんですが。

襲撃を受けたり、逆に悪辣な組織をつぶしに行ったりする苛烈な日々を過ごす中で、自分の成長を感じているアリアは本当に抜き身の剣みたいというか、尖った生き方してますねぇ。

 

成長したアリアはかなり久しぶりに、かつていた孤児院の様子を伺ったり、ガルバスとの約束を果たすために冒険者登録した街を訪れたりしています。

しっかりかつての借りを返しつつ、お土産持参して仕事を依頼する当たり、アリアは真面目ですねぇ。……若い女でありながら、しれっと脚見せたりしてて怒られ発生したりしてましたが。

 

幼かったり服装や態度の関係からか、男と勘違いしていた人も多かったようですが。

昔助けた子供、ジルやシュリとの出会いもありましたが……この2人もアリアの事を気にしていたものの、アリアについてこられる腕はなくて。突き放すのもまた優しさですよね……。

電子版特典のSSで「シュリの冒険」として追加のエピソードが読めたのはちょっと嬉しかった。シュリのイラストも可愛かったですけど、アリアなら女の子でもいいかな、って性癖開発されてて今後が心配です。

 

それはそれとして、可能な助力をしたりするあたりは甘いですけど。切り捨てるばかりじゃないのはアリアのためになると思うのでヨシ。

……まぁいざシュリ達が気にしてる街に足を運んだ時には、迫りくるオークたちを処理するために、かなり無茶してたのでそこはもうちょっと自分大事にしてほしいですけども。

懐かしの街に帰ってきたことで、斥候の技術を教えてくれたヴィーロと再会することも出来たわけですが。

 

彼から断りにくく、けれど見逃すのも面倒な依頼が持ち込まれて。

グレイブの所属元だった組織への不信感はあれど、アリアがこれからも王女と関わるつもりがあるのなら、この国の暗部である彼らとの接点は避けられないと忠告もくれるあたり、このタイミングでヴィーロと再会できたのはありがたかった感がある。

アリアもある程度の実力を身に着けた上で、もう逃げないと決意した後ですしね。

協力してグレイブを狙ったものの、逃げられたのは痛いですけど。ようやくエレーナにアリアの生存の確報が届けられたわけですし、少しずつ状況が良くなると良いですねぇ。

 

巻末のSSは今回登場した幻獣で、アリアと不思議な縁を結んだネロ視点の「月に啼く」。

そしてタイトルからなんとなく想像できる「ヴィーロの“胃痛”日記」の2編が収録。日記でもノリノリでフラグ立ててるのちょっと笑った。



乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル2

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「最初から……そのつもりで?」

「当たり前だ」

(略)

「ディーノ……。お前は最初から私の“敵”だ」

 

グレイブによって殺されかけたものの、辛くも生き延びたアリア。

彼女は最初に自分を利用とした狂人こと転生者の女の記憶を頼りに、彼女が教えを受けた隠れ住むダークエルフ、セレジュラの住まいを訪ねます。

かつての弟子の行いやアリアの願いを聞いた上で、セレジュラはアリアを新たな弟子として迎えてくれることになって。

 

アリアは本当に覚悟が決まりすぎというか、世捨て人みたいな生活しているセレジュラから、どうして鹿肉じゃなくて蜘蛛使ったんだと問われて、栄養が取れたら一緒とか言い出しますし。

 

タイトルのサバイバルが嘘偽りがなさすぎる。一般的な感性から教えないとダメかと言われてたの、元とは言えゲームヒロインへ向ける言葉じゃなさすぎるんだよなぁ……。

セレジュラの下で順調に知識と経験を身に着けていたアリアでしたが、暗殺者ギルドから使者がやってきて、セレジュラを利用しようとして。

そいつはアリアを人質にセレジュラを使おうとしたみたいですが、彼女は長く戦ってきた中で無茶を重ね、心臓に宿る魔石が肥大化したことでまともに戦えなくなったとかで。

ダンジョンで手に入る『加護』も同様に、強力な反面寿命を削るらしいですし、この世界乙女ゲームという割にかなりシビアですよね……。

 

そんなセレジュラに無理をさせられない、とアリアは自分が持ち込まれた依頼を受けることにします。

暗殺者ギルドに踏み込んで、表向きは持ち込まれた依頼を片付けつつも、敵と見定めた暗殺者ギルドという組織を壊滅させるために、全力を尽くすあたりがあまりにも強すぎる。

戦闘力という意味ではこの世界まだまだアリア以上の存在はいますけど、アリアに言わせれば強者の中には驕り、油断し、甘えすぎる存在が多かった。

それは鑑定でざっくり戦闘力を数値化できるからこそ、その指標に頼りすぎて足をすくわれるって部分もあるんでしょうけど。弱さを知るからこそ、アリアの刃の鋭さが刺さるのがいいですね。

 

巻末のSSは、狂気の令嬢カルラの過去を描く「お星さまに願いを」。そりゃ歪むわ、という納得しかないというか。

セレジュラ視点でアリアについて知ることが出来る「お師匠さまと無愛想弟子」。

真面目でたいていのことはこなせるから、情操教育が不足してるってここでも指摘されてるのちょっと笑う。気付いたときには訂正してくれてたらしくて、なんだかんだ面倒見いいですよね。

乙女ゲームのヒロインで最強サバイバル

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「恐怖すれば目が曇る。私は、私を強くしてくれる命を無駄にしない」

 
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで8月31日まで。

乙女ゲーム世界に転生者が居る作品なんですが、主人公は非転生者です。

本来だったらヒロインになるはずの彼女は、貴族令嬢の母と身分違いで結ばれた父の下で温かく育っていた。しかし、魔物災害によって両親を亡くし孤児となり……ゲームにおいては、親族に保護されてヒロインとして活躍することになります。

けれどとある転生者の行動によって、彼女の運命は全く違った方向へと舵を切ります。

 

その転生者は、どうしてもヒロインになりたくて、自分の記憶や知識をヒロインに移し込んでなり替わろうとした。それを回避したかったヒロインの抵抗によって命を失ったわけですが。

この世界が「乙女ゲーム」という作り物だということは、そんな物語のために自分は生まれ、両親も死んだということか、と彼女は激しい怒りを抱き乙女ゲームを否定する人生を歩む事を決意。

本来なら『心から悪い人なんていない。だからあなたは笑って許せる人になりなさい』という両親の教えを守った、心優しいヒロインになったんでしょうね……。

 

ヒロインの名はアーリシア。トラブルを避ける為に、普段はアリアと名乗っている彼女は、幸運な出会いに助けられながら冒険者としての活動を始めます。

高名(らしい)冒険者に、色々と知識と技術を伝授してもらえるのはありがたいですけど、師匠相当のキャラがスパルタ気質な人ばっかりだからなぁ……。アリア的には、強くならなくてはならないので、ありがたい存在のようですけども。

 

ただ貴族の血を引いている孤児、というアリアの事を快く思わず排除しに来るキャラまで出て来て、アリアに優しくないですねぇ……。WEB既読なんですが、彼女は彼女で止まらず敵に容赦しないタイプなので、今後さらに血が流れていくことになります。

苛烈さで好みは別れそうですけど、割り切りの早いアリアのことは結構好きなので、読んでて楽しめました。

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ちゃか

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