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「もちろん、私の心は、永遠にレティシアただ一人のものです」
レティシアとフェリスは、それぞれの国の王妃と皇太后による嫌がらせじみた縁組で始まった年の差夫婦なわけですけど。
前世持ちのレティシアは、肉体に引っ張られて相応に幼いけれど落ち着いてる部分もあるし。……見目麗しいフェリスの推し活を楽しんで生き生きしてるのでヨシ!
そうやってフェリスを慕っているレティシアの姿に、彼も癒されてるのが良いですよねぇ。
そんな中、当代の竜王陛下が代々継承されている竜王剣を抜けなかったのではないかという噂が流れて……。
皇太后が逸ってフェリスに謹慎を言い渡してくることに。
実際フェリスなら剣を抜けるでしょうけど、当人にそんな意思はないんですけどね。
……とはいえ竜王陛下が、竜神の声を聞けずに困惑しているのに、気安くやり取りしてるので、それが知られてしまうと溝が深まりそうだって言う爆弾もありはします。まぁ重々承知してるからフェリスは一歩引いたスタンスでいたっぽいですけど。
大切なレティシアという存在が生まれたことで、悪評を流すために潜り込んでいた他国の工作員の排除に乗り込んだりとか、ちょっとアグレッシブさも見せてるので、他国の思惑も踏まえると穏やかなばかりではいられなさそう。
皇太后が竜王陛下に相談もせずフェリスを謹慎させたことを、竜王陛下が問題だと認識してすぐにそれを解除してくれたのは良かったですけど。
良かった点で言うと、身一つで他国に嫁ぐことになってしまったレティシアが心配していた愛馬のサイファを迎えるためにフェリスが動いてくれたのも良かった。
サイファもレティシアを慕っていて、だからこそ離れてから弱る一方だったそうですからね……良かった良かった。