気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

佐伯沙弥香について

やがて君になる 佐伯沙弥香について3

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「他の選択肢なんて誰も覗けないから。全部運命だし全部必然。わたしはそう思う」

「そうかもね」

 

沙弥香先輩主人公のエピソード、完結巻。

大学2年生になった彼女に懐いてくる後輩の少女・枝元陽との交流の話。

元気溢れる、沙弥香の周りにあまりいなかったタイプの可愛い子。

少しずつ距離を縮めて、実家を出て一人暮らししているという彼女の家に遊びに行く事も増えて。告白されて。

 

大学生活の中でなにを見つけるのか迷いながらも、沙弥香は沙弥香だった、と言いましょうか。

大人びていて冷静な彼女を見ると、沙弥香先輩とセットで呼びたくなる。

それは、まぁ。今も交流が続いていて、しれっと登場した小糸さんや、陽ちゃんがそう呼んでいるからと言うのもありますけど。

大学に進んで世界が広がっても、過去のつながりが絶えるわけではないんですよね。

他のキャラとの交流が合間合間に描写されていて楽しかった。

 

『やがて君になる』本編は、卒業した彼女達が文化祭に顔をだすエピソードで締められましたが。

本作は、その後の話も入っていましたね。文化祭後に改めて燈子と沙弥香が会話しているシーンが好きです。沙弥香先輩の方が、小糸さんとよく会って話を聞いてると振れば、「よく」の部分は聞いてないとか言いますし。冗談半分で浮気疑うし。

気心知れた二人の関係がいいですよね。「素敵な子なんだね、きっと」と言う台詞が出てくるのが良い……

原作好きなのもありますけど、入間人間先生の文体もやっぱり好きだなー。最近あまり読めてませんけど。積読にいくつか眠ってたはずなので発掘するか……


やがて君になる 佐伯沙弥香について2

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「この調子だと全校生徒から告白されるんじゃない?」

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「いつも断り方一緒だって噂になると困るな……」

「斬新な悩みね……」

 

アニメ化もした『やがて君になる』の外伝ノベライズ2弾。結局アニメ見れてないんですけどね。

表題の通り、佐伯沙弥香視点で描かれる高校時代のお話と、それから。

なんと「その後」を描く大学編の構想があるらしく巻末に3巻の制作が決定したとのことで楽しみが増えました。

 

佐伯沙弥香視点で描かれる「小糸侑」という少女の姿が、当然なんですが、違って見えて新鮮でした。

好きな人はいるの、と聞かれていませんと答えた後輩。

面白い後輩だな、と最初は思っていたがそれはどんどん変化していって。

 

学年2位の成績が取れるくらい努力をして、色々な積み重ねをして。

それ故に、自分という人間を把握していた彼女。「限界さえ、見渡せばすぐに見つけることができた」と思ってしまう佐伯沙弥香という人物の魅力が今回も詰まってました。

言葉を選ばない先輩後輩としての佐伯沙弥香と小糸侑の会話が結構好きです。

「そういう相手も大事よ。毎回身構えていたら疲れるもの」は至言。

彼女たちが一年生だった頃の話もあってなかなかに新鮮でした。佐伯沙弥香は真面目に過ぎる。ま、そこが魅力的なんですけど。

 



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ちゃか

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