「――ない。恥ずかしいなんて、俺は思わないよ」
タイトル通りの作品ですね。
ライトノベル好きを拗らせて一人読み耽っているぼっちの安藤君。
クラスメイトで、学校一の美少女と評判の隠れラノベ好き朝倉さん。
接点がなかった二人が、ラノベという共通項から接近していくんですが……
朝倉さん、安藤君が絡むとポンコツ度を増すため、噛み合わず。
安藤君がぼっち極めすぎて、予防線を引いているって言うのもありますが。
後半に行くにつれて糖度高め。
一緒に出掛けた時とか他のお客さんから爆発すればいいのにとか思われてます。
実際、爆ぜればいいと思いますよ、えぇ。
地の文なし、会話オンリーという形式。
とはいえ、心の声で、それぞれのキャラの目線から補足が入るので混乱はなく読み進められます。
自分の好きなものを、卑下することなく語れる安藤くんは、いい子ですね。
総じて読みやすいラノベでした。