「最近 俺は偉い人に流されてるけど
俺はイーナとルイーゼとも結婚する」
「でもまだ 無理しなくていいから」
本洗礼を終えたあと、孫娘を紹介されたヴェル。
聖の治癒魔法が使える美少女エリーゼ。ヴェルも思わず目を奪われるほどでしたが……孫自慢に付き合って、前世の知識でヨイショして「俺も立候補してみようかなぁ」なんて言ったもんだから、話がまとまってしまった。
ヴェルは思いがけず貴族家当主になったのもありますが、脇が甘いよなぁ……まぁテレーゼを嫁に、という話は陛下にも話を通してあるからどのみち逃げられなかったとは思いますが。
そして婚約者の座を射止めた直後、王都案内の名目でデートに連れ出すんだからテレーゼも強い。
ブライヒレーダー辺境伯も寄親として関係を深めたいけど、正妻として相応しい女性が親族におらず……陪臣の娘であるイーナ達が妾になって頑張ってもらう事に期待したい、と言う話に。
2人も乗り気でしたが、ノリノリのルイーゼと照れてるイーナの差が性格でてましたねー。
政略混じりの婚約でしたけど、美少女との婚約だからデートを満喫してるし、ヴェルも割と流されるままに生きてる感が。
一応彼なりに考えて高額な贈り物をすることで、教会へアピールしたりもしてますけど。
そして、ヴェル達は王都に残り冒険者修行をすることをブライヒレーダー辺境伯から認められて。各々の才能を伸ばすって意味では最高の選択ですけどね。
王都に屋敷を構えるエピソードも入ってましたが、リネンハイムなるほど胡散くさい……。