気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

八美☆わん

ループ7回目の悪役令嬢は元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する 

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「ですが、覚えていてください。あなたの人生を左右するべきは、他人でなくあなた自身なのです。幼い頃からの婚約者を切り捨てるような男が、あなたを生涯守り続けると信じられますか?」

(略)

「未来を掴み取るのであれば、他の誰でもなく、あなた自身が望むものでなくてはなりません」

 

主人公のヴェルツナー公爵家の令嬢リーシェは、15歳のある日に婚約破棄され……国を出た先で新しい生き方を見つけるも20歳で死亡。

……したと思ったら、婚約破棄の夜に戻ってくるという事を何度も繰り返していた。

 

1度目は突然の婚約破棄に動揺して、落ち込んでいるところを行商一行に拾われ、鍛えられ商売人として成長した。

2周では落ち込む暇もなく婚約破棄の情報が伝わる前に実家に行き、金目の物を持ち出した。しかし、その寄り道のせいで行商一行とは出会うことが出来ず……今度は異国で薬師として働く道を選んだ。

ループすることでやり直すことも出来るけど、別の行動をとることで失敗が起きるというのもかなり早い段階で理解しているのが偉い。

 

……というかそもそも、やり直しの機会があるなんて知らない1周目の世界でも商人として他国の王族とも知り合える程度には成功してるんですよね。

リーシェのスペックはかなり高く、侍女になったり男装して騎士になったり、どんなルートでもある程度成功するし、それぞれの人生を楽しんでいた模様。

しかし、どのルートでも軍事国家ガルクハインの皇帝アルノルトが起こした戦争やそれに纏わるトラブルで死ぬことが多かった。

 

いつか行きたいとは思っていたけれど、足を運んだことのなかったガルクハイン。

7回目のループの際に、いつもと違う道を通ったらアルノルトと遭遇してしまい興味を持たれ……最終的に、彼との婚姻を受け入れてガルクハインに赴くことに。

5年後に大陸を戦乱の火で満たすというアルノルトですが、なんか不穏な気配はありつつも、リーシェの事を面白がって身内に迎えようとする動きも見せたりするし。笑う場面もある。はたして、なんで戦争を起こす皇帝になってしまったのかはわかりませんが。

繰り返しの知識を生かしつつ、今の生と真剣に向き合おうとするリーシェの在り方が良い方向に作用してくれることを願います。



魔術師団長の契約結婚

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「お前は今後、どうしたいんだい」

(略)

「……これからも仲良く暮らしたいと思っています」

 

魔術師団長を務めるレイは、魔術公爵家筆頭であるミラー公爵家に生まれた容姿端麗の青年。しかし親しい人からは「外見は派手でも、中身は地味」と称されるような人物でもあり……要するに、見た目で寄ってくる人は多いけれど、それを楽しめるような性格はしてなくて。

彼に近づこうとする女性たちがもめる様子を見てきたせいで、妙に枯れた部分を持ってしまって今に至るまで独身だった。

 

そんなある日、占いを得意とするレイの祖母の手配で縁談をすることになってしまって。

お相手はテイラー公爵家の令嬢、ブリジット。最年少で監査を行う部署の班長を務める女傑であり、「鉄の女」とまであだ名される人物だった。

2人とも仕事に打ち込んでいて、出会いを求めるようなタイプではなく。とりあえず家族の手前、顔合わせだけはして断ろうと思ったから、送られてきた身上書にすら目を通さなかった。

 

そんなどこか似たところのある2人だったので、不思議とウマが合って……今後同じような縁談を持ち込まれるのも面倒でしょうから、もういっそ条件を突き合わせて相手を尊重した「契約結婚」をしませんか? ということになって。

時に仕事に協力をしたり、時に夜会に参加したりして。お互いの素の表情なんかを見る度に、じわじわと気持ちが育っていって……。

仮初の契約だったはずの2人が、本当の夫婦になるまでの物語。本編は半分程度の分量でサクッと終わっていて、後半は書下ろしの短~中編が収録されています。

 

「猫耳花粉症」はタイトル通り。前魔術師団長が作成に失敗した魔法薬が拡散してしまって、花粉症の人々に猫耳が生える、という奇怪な症状が広まってしまうことになって。

ブリジットもまた猫耳が生えてしまって、レイが妻を愛でるの楽しんでるの癖が出てて笑った。それとは別に、軽い男である前師団長とのやり取りに嫉妬してるのとかも、ちゃんと恋人してて良いなぁと思いましたよ。

 

「詐欺師」は、地球で言うとマルチみたいな悪徳サービスを提供している男がいるが、作中の法では明確にしょっ引けるものでもなくて。それに対抗するためにちょっと工夫することになる話。

「レイと出会う前のブリジット」はタイトル通り、実家から見合いについての話が持ち込まれてから、見合いの席でレイに会うまでの彼女の心情が見られる話。真面目だなぁ、というのが良く伝わってきました。

「嘘がつけなくなる薬」は前師団長が作成した表題の薬をもらったブリジットが葛藤することになる話。微笑ましくて好きですね。

 

そして「花祭り」は、好きな相手に女性が自作した紐飾りを贈るという風習のある祭りについて。ブリジットもレイもそのあたりの事情に疎いのは、なんからしくて笑っちゃった。でも2人ならではのやりとりをして、幸せそうなんだからそれで良し!

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ちゃか

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