「あんたを自分の思うままに触れることを 死ぬ思いで堪えてる」
原作1巻の終了までを描いたコミカライズ第4弾。
魔女の館に押し入った強盗を取り押さえ詰め所に運んだハリージュ。同僚から「今にも殺しそうな顔をしていた」と言われるほど強い苛立ちを感じてくれたのは良かった、というか。
休みなく働いた自分への褒美として彼が夜中に庵を訪れてくれなかったら、ロゼの身が危なかったでしょうから、本当によくやってくれました。
笑ってる場面じゃないんですけど、「こんな夜中に客か?」とハリージュが発言してるコマに「夜中に訪問している人間」って矢印付きで文字書かれていたの笑っちゃった。
ロゼへの配慮としてサフィーナを派遣していたハリージュが、別の使用人に眠気覚ましの小瓶を持ってきてもらおうとしたら、うっかり惚れ薬を飲んでしまうトラブルが勃発したりもして。
惚れ薬飲んで甘さマシマシのハリージュ相手でも、いう事は言っていくロゼのスタンス好き。
読者目線だとわかりやすいけどハリージュははっきり想いを自覚していて、だからこそ惚れ薬でタガが外れそうなのを必死に耐えているのに、ロゼからすると「一時的な彼の気持ちとは段違いで好き」と内心で思っているあたりにズレがある。
……正気に戻ってからハッキリと告白出来て良かったね、ハリージュさん。……まぁ子供たちに見られて変な誤解が生じかけてましたが……。
ハリージュが側にいて、ロゼの安全に配慮した形で魔女の庵の経営が続いていく形に落ち着いたのは良かったですねぇ。