気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

凡骨新兵のモンスターライフ

凡骨新兵のモンスターライフ2

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「人類は、自分という存在を許容できない」

自他題は変われど人の本質は変えられない。国が違えば文化は異なる。価値観や考え方にすら違いを見出すこともできるだろう。「もしかしたら」とかんがえなかったわけではない。ただ、たった一つの感情は、たとえ国が違えと変わるものではないと言う確信があった。

「人は恐怖を克服できない」

 

遺伝子強化兵となり、モンスター・アルゴスという存在として生きることになったユーノス。

彼は肉体こそモンスターですけど、精神性は人間のままで。エルフの水浴びを、遺伝子強化兵の凶悪スペックを活かして覗き見とかしてますからね……。

なにやってるんだ、って感じですが。でも、それによって「川にエルフが水浴びしに来なくなった」=「エルフの国で何かトラブルが起きている」と言うのを察知して、踏み込む決断が出来たからな……。

生活に根付いてる情報源として考えると、トラブル起きたらやっぱり直接影響が出るので適してはいたのか……。

 

エルフたちの最強戦力らしい「剣聖」でも、年老いていたこともあってか傷を負わせることはできても討伐の叶わなかった「森の悪夢」と呼ばれるモンスター。

魔法が効かず、隠密能力も兼ね備えた特殊なタコ型の……これまた、帝国の遺物というかユーノスと同じ実験体の1人だったわけです。

タコを喰らったことでユーノスは、自分を変貌させた研究者の遺したメッセージを見ることになるわけです。まぁ人を変貌させるような実験やってたやつなので「この記憶は次の条件を満たすまでは忘れるようにしておくよ」とか条件付きの記憶消去とかもやってくるわけですけど。

 

タコを喰らって映像見せられたことで、一度眠りについたユーノス。

そんな彼をエルフの禁術を研究していた術士が、『支配』しようとしてきたわけですが……ユーノスは、ある程度支配に抵抗することが出来て。

ただ一度『支配』下に置かれたからか、一時的にエルフの言葉を理解することが出来たので、その状況を活かして言葉を学習し……筆談で意思疎通が図れるようになったのは成果ですね。

自分を支配した相手の命はしっかりと奪って後顧の憂いも断っているのは、ユーノスとしては間違ってない判断でしょう。

ただ短い期間で会得した知識には限りがあるというか、母語じゃないのもあって意思疎通完璧に出来てるわけじゃないのは……懸念材料、かなぁ。それほどエルフと深く付き合うことになるかどうかは別として。

 

ユーノス、2人目の同胞……モンスター化された存在を取り込んだことで、研究者からのメッセージを記憶することは出来たわけですが。

モンスター化した強化兵が意識を保つことの出来る期限について。最短で一年、最大で五年。人の心を失わないための方法も用意してくれてるみたいですが……そもそも、その理性を失う要素を混ぜ込んだの、その研究者らしいから自作自演というか。

自分の技術取られて軍事転用されたから、恨みを抱いているだろう被検体に台無しにしてもらうために仕込んだとか言ってるの、最悪すぎるんだよな……このマッドめ……。



凡骨新兵のモンスターライフ

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一ヶ月……それくらいならばまだこの体を楽しめるだろうが、それ以上となればきっと壊れる。どこかで折り合いをつけなくてはならないのは言うまでもなく、タイムリミットまでに俺は「何か」を見つける必要がある。

(…この姿で生きていくためのものか……)

 

魔法も存在する世界で、科学技術を極めて他国との戦争を渡り合っていた帝国。

とは言え戦況は悪く……主人公のユーノスも徴兵されることになった新人軍人として勤めることになったわけですが。

タイトルに「凡骨」とある通り、特筆するべき事項のない彼は「代わりの効く人材」と見なされて人体実験に掛けられることに。

……いやまぁ、抜けてるユーノス君が「新しい実験の協力者を求めててねぇ。枠があと少ししかないんだけど、どうかな?」みたいな詐欺まるだしの勧誘に飛びついたので、自業自得な部分が無いとは言えないんですけど。

 

一応「軍人の肉体を強化する」という名目に嘘はなかったわけですけど。

実験に掛けられて冷凍睡眠から200年経って目覚めた時、彼は巨人のような体躯を持つ怪物に変貌していたわけです。

後に、下半身が蜘蛛で上半身人間と言う、モンスターと人間を混ぜ合わせる実験の被検体と遭遇し戦闘に発展したりもしてるので、帝国本当にマッドなことやるだけやってるな、というか。

 

ユーノス、体格が人の者とは離れすぎてて「意識は人間だけど、声帯が人間の言葉を発するのに向かない」ため怪物じみた声しか出せず……現代の人間と遭遇しても、「新種のモンスター」として認識されることになったわけです。

そもそもユーノスが目覚めた時点で帝国滅んでるっぽいので、帝国の言葉話せても通じなかった説はある。

これを思うと下半身蜘蛛でも人間の姿残っていた方がコミュニケーション取れたのだろうか。分かりやすく異形だから怖がられて逃げられる可能性の方が高そう。そもそも蜘蛛男は、実験体にされた罪人らしくて今世でも悪徳を働いていたので、ユーノスに倒されることになったわけですけど。

 

新種のモンスターとして「アルゴス」と名付けられることになったユーノスですが、始まったばかりという事もあって、モンスターライフを堪能しているというか。

自分が攻撃対象になり得ることを知ってるので、あまり踏み込まない対応をしてるのは好感が持てる。現代の事情にも疎いですしね。

最初に遭遇した時は、モンスターに襲われている冒険者を見つけ、適当にモンスターは蹴散らして助けたりしてますし。……まぁ、そのあと助けた対価として死んでしまったメンバーの遺品を勝手にもらい受けたことで、助けた冒険者ディエラに付きまとわれることになったりするんですが。

 

割とその場その場の気分で行動を決めているのを見ると、凡骨評価も頷けるというか。まぁ等身大の人間をやってる感じがして良い。まぁモンスターなのでその等身大クソデカなんですが。

モンスターに改造されて男性器とか排除されてるのに、エロ本探したりするのは……人間らしいけどどうなんだ。名前とか聞き取れないにしろ女性を胸のサイズで判断して仮称つけたりしてるし。精神までモンスター化してないのは、彼のスペックに現代の軍人が蹂躙されたりするのを見るに、ありがたいことではあるんですが。



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