気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

処刑された賢者はリッチに転生して侵略戦争を始める

処刑された賢者はリッチに転生して侵略戦争を始める2

ico_grade6_3

「これが最善ではないことは知っている。しかし、必ずやり遂げる。犠牲者の命を背負って私は進んでいるのだから」

 

世界平和のために、主に人類を蹂躙していたドワイト。

そのことで、亜人種であるエルフが接触してきて……人類に敵対するのであれば、亜人の我々を助けてもらえないか、ということでしたが。

あくまで目先の敵を蹴散らしているだけで、進んで亜人を保護はしないというスタンスを示しつつも、彼らが恭順するのであれは庇護すると宣言。

 

そして実際に敵対していた国を滅ぼしに行くんだから、迅速果断というか。

エルフの族長になった、ドワイトの生前を知る友人が、リッチに変貌してしまった彼を見てもドワイトであると気づいてくれたのは良かったですねぇ。

 

世界が魔王という悪を許さず、奇跡を介して帝国の装備開発を助けたり。

聖杖国に新たな聖女を誕生させたりと、善を良しとする上位存在の気配をうっすらと感じますが、ただ力だけが与えられている感じっぽいですかねぇ。

だからどちらかというと神様が力を託している、というよりは悪側に天秤が傾いたから適当に反対の更に重石を置いてバランスをとっているシステマチックな面が強く感じられますが……実際のところどうなんでしょうね。

魔王に対抗して勇者が誕生していますけど、ドワイトの魔王も実際自称ですからねぇ。直接介入してくる上位存在はいなそうですけども。
蹂躙は続き敵は弱まり、一方でドワイト側の戦力は拡充されて行ってる状況で、次なる介入はもっと規模が大きくなる可能性もあるよなぁと思いましたが、どうなるやら。



処刑された賢者はリッチに転生して侵略戦争を始める

ico_grade6_3

「ですが私は、自らの選んだ道を進み続けます。世界平和を実現するためならば、どこまでも堕ちていきましょう」

 

賢者ドワイト・ハーヴェルト。

彼は女勇者クレア・バトンとともに、人類の敵である「魔王」を打ち倒した英雄となった。……しかし、巨悪である魔王がいる間は人類は強力できたものの……魔王が消えたことで、人類同士の争いが勃発することに。

そんななかで英雄と称えられる勇者と賢者に生きていられては困る国王が、彼らに汚名を着せて処刑したわけです。

 

死者の谷に打ち捨てられたドワイトは、そこの瘴気を吸収しリッチとして復活することになって。

女勇者クレアは、あらぬ疑いで処刑されるときも自らの犠牲で世界が平穏になるのであれば、と自らの死を受け入れて。その高潔さをドワイトは認めていたようですが……だからこそ、それが踏みにじられたのが許せなかった。

勇者の理想は正しくも、やり方が間違っていた。だから、元従者としてその遺志を継いで世界に平和を齎そうとドワイトは動き始めることに。

 

それがかつての魔王が君臨していた時には人類間の争いは落ち着いていた、という観点から、ドワイトは自分が新たな魔王として存在を示して世界を平定しようとしたわけです。

自らの力で配下を生み出したり、かつての魔王に使えていた四天王が向こうから接触してきたりして、少しずつ勢力を拡大して敵は徹底的に潰していって。

世界が「魔王」に対抗するための存在として生み出した「新たな勇者」すらも蹂躙したドワイトは、どんな未来を掴むのか気になるところ。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ