気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

出井啓

すべてはこの世界を楽しむために2 元やりこみゲーマーは英雄の育て方を知り尽くしている

ico_grade6_3

「ええ、もちろんです。いつかこの世界の果てまで全てを見て回ることが夢なんです」

 

相変わらずランク上げに精力的に取り組んでいるセージ。

ラングドン領で研究所の所長となったり、彼の知識を信じてくれるルシールとの付き合いも続いていて。

ルシールも彼を信じて賭博師のレベル上げをした結果、勇者に就くことに成功していましたし。セージ自身も上級の精霊士となったりだとか、成長を続けています。

研究所長として色々作成したものは雇い主のラングドン家が消費してくれるし、素材や関連書物も用意してくれるし、ランク上げフリークなセージからするととてもありがたい環境だった模様。

 

学院にある書物を読みたいセージは、第三学園の入学試験を受けることになり王都へ。

そこで知人の冒険者、ヤナと再会して……彼女の前で、神の言語とされる「漢字・ひらがな・カタカナ」が混じった……要するに日本語で書かれた本を読んでしまった事で、知識の豊富さを改めて示すことになったりしてましたが。

うっかりが過ぎる。……いやまぁ、終盤には勇者のなり方とかも世話になった人になら教えても良いか、って考えになってますしそこまで隠す気も無かった感じはしますが。

 

親しい人と良い関係を築きつつ、やりたい事をやっていたセージでしたが……。

神霊亀がラングドン領に近づいている、という情報が入ってきて。彼もいずれやって来るだろうと想定して、鍛冶師のガルフや孤児院出身の服飾師ティアナとかに装備を作ってもらったりとかしてたみたいですが。

セージの想定よりも早くやってくることになって。ただ、その分小型だったのは救いか。彼が知識を身内に惜しみなく広げていたおかげで、神霊亀と戦うときに手助けしてくれる人もいたわけですし、彼一人ではできなかったでしょうから無事に決着がついて良かったです。

すべてはこの世界を楽しむために 元やりこみゲーマーは英雄の育て方を知り尽くしている

ico_grade6_3

「それなら私が勇者になり、全ての攻撃からセージを守る盾となろう」

「それは心強いです。では、僕は全てを討ち滅ぼす賢者になりますね」

 

ファンタジーサーガという、16作目の製作が決定した長命シリーズもののゲームにドハマりした主人公。

新作発売を心待ちに1から15までをプレイしなおして、テンションを高めていたところ、シリーズの中心人物であるシナリオライターの訃報を見てしまって。

すわどうなるかと思っていた主人公が、ネットでファンタジーサーガ新作のテストプレイヤー募集しているサイトを発見。どうせファンメイドのネタ作品だろうけど、と軽い気持ちで応募しようとしたらいつくも質問を浴びせられて……気が付いたらゲームの世界へと転生していた、という作品。

 

キャラクターが内心で「これはこういうことか?」って考察してるシーンが多くて若干

くどさはある。やたら説明的ですしね。

気付いたら五歳で森の中に放り出されて、最弱のスライムからも逃げなきゃいけない有様。たまたま助けてもらえたから良かったものの、割と危うい状況だったのでは。

この世界はファンタジーサーガの要素を内包しているものの、明確にどのナンバリングの世界というわけではなく。そんな中でも、根幹が似た部分があるために主人公は次第にゲーマーとしての知識などを活用していくことになります。

 

忌避されがちな盗賊という職業に初手で就き、スティール技能でスライムを倒すという裏技じみた方法を使ったりするし、その繰り返しで低レベルで熟練度上げとかもしてますし。

薬屋ではゲームに登場するキャラと出会えた喜びから名前を呼んでしまって、前世知識があることを伝えることになったり、無謀な挑戦をした彼を先達の冒険者が助けてくれたりとか序盤は割と失敗もしてますが。

最終的には、主人公の知識でより良いポーションが作れたり、魔法の研究が進んだりして同好の士が増えるのはいい感じ。


薬師から師匠呼びされたり、幼少期に縁があった貴族令嬢と成長してから再開したりと順調にイベント重ねていってます。
住人達からすると信じられない「やり込み」で熟練度あげまくって、とんでもない戦果をあげたり。洞窟の魔物殲滅でレベリングしたり。伝説の「勇者」になる方法を令嬢に伝授したり、やりたい放題してるんですが。割と現状であってる人々は親身になってくれる人が多いので、サクサク安心して読めましたね。


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ