気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

出遅れテイマーのその日暮らし

出遅れテイマーのその日暮らし8

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その後、軽く話し合った結果、俺たちは一緒に行動することにした。互いの足りないものを補えるからだ。

「それに、ユートと一緒に居れば、色々と面白いしな」

 

攻略が停滞してた地底湖にきて、試行錯誤の末ではあれどボスを討伐してしまうあたり、白銀現象なんて呼ばれてるのも納得いってしまうよな、ユートのプレイスタイル。

今回はリキューの友人で水泳大好きなフィルマと、ルフレが持っていた水中行軍スキルがかみ合って引っ張りあてたので、ユート個人の功績ってわけでもないですが。

それですべてのゲートシティが解放されたことになって、新イベントが開始するんだから影響は大きい。

 

地底湖の先のエリアで料理人など多くのプレイヤーが求めていたお米を発見したのも、かなり大きな爆弾ではありますけどねー。

新エリアに人が来ればわかるし、生産人口が増えてくれた方がいいとすぐに情報屋に全部売りに行くあたり潔い。

 

ユートは生産重視のスタイルでプレイしているので、ようやく第五エリアに到達したあたり。

そしてシティ解放で発生したイベントはレイドボス討伐ではあったものの、自分が最後のトリガーを引いたんだからと参加を決めて。

イベントエリアで専用アイテムを採取・採掘して、それを加工したアイテムを用いることでイベント戦闘を有利に進めるタイプのレイドだったので、ユートの参戦であのサーバーは大いに助けられたと思いますけどね。

 

……相変わらずファンが多い白銀さんのテイムモンスター達がいることで、士気にバフかかってましたし。

そこで得られたアイテムを、従魔の卵が孵化する際に稀に生じるイベントに捧げたら、特殊能力持ちのペンギンを引き当てて、またしても一部界隈に衝撃を与えるんだから本当に見ていて飽きませんね。


出遅れテイマーのその日暮らし7

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「へー、凄いんだな。クルミとリキューが有名プレイヤーなのは知ってたけど、フィルマもトッププレイヤー―なんじゃないか」

(略)

「……ランキングトップが何を言ってんのさ」

 

アメリアに誘われて風霊門の解放に付き合うことになったユート。

精霊石の提供を受ける代わりに、今度のアプデで制限が掛かる他PCのテイムモンスターへの接触許可を持ち出してくるあたりアメリアも強かです。

条件が知れ渡ってるせいでクレームつけてくる面倒なプレイヤーがいたりもしましたが、累積でBANしてくれたのでまぁ良し……?

 

四つの精霊門を開放したことでユートはまた新しい称号ゲットしてましたし。さらにいつも通りユニークのシルフをテイムすることにも成功して。

シルフのアイネの能力は機織りや養蚕。いやほんと生産スキル制覇するんじゃないかってくらいの勢いでバリエーション豊富になっていきますね、ユート。

 

新要素として追加されたホームにもユートは興味津々で。

これまでの行動でフラグを踏んでいたようで、彼はすぐに日本家屋を開放することができて。

ホームに設置できるマスコットも日本家屋独自のものがあり、課金して枠を増やした上で全種類制覇したらまたしても称号獲得。

課金要素あるからか、ゲーム内マネーとかではなくて「マスコット所持枠+1」って効果になってる当たりはしっかりバランス考えてるんだなぁ、とは思いました。

 

マスコットの犬猫に、妖怪マスコット枠の座敷童マモリが可愛くて、ユートがめでたくなる気持ちもわかるなぁ。

マモリちゃんホームの様子を録画する機能があって、うっかり許可を出してたらそれが公開されてるっていう抜けてる部分もありましたが……予想外だったけどまぁいいかってなるオチまで含めて彼らしい。

 

第二陣が来たことで、交流用のミニイベントが開始されて。

ユートのいたところはおおむね平穏だったものの、トラブルが起きたチームもそこそこあったようですし。

白銀として名の知れているユートが巻き込まれないと良いなぁと思いつつ、これまでもうまく乗り切ってきてるから何とかなるか……みたいな信頼もある。

出遅れテイマーのその日暮らし6

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「誰にだって初心者の頃はあるし、彼のように一方的に怒鳴りつけるのは良くない。そういう時は先達として、説明してやるべきだろう」

「そこは俺も同意するけども」

 

サラマンダーのヒムカのテイムに成功して。

相変わらず戦闘には活用できない魔術持ち。その分生産スキル持ってるので、設備更新を図ることになったわけですが。

もうテイムモンスターたちと全生産スキル制覇するまでいくんじゃないですかね……。

精霊門の情報は出回ってきたものの、火霊門のダンジョンは燃焼判定が発生するので、可愛いテイムモンスターが燃えてしまうと一部界隈から悲鳴が出てるとか。実際ユートも攻略大変そうでしたしね……。

 

第三エリアに足を運んだら追加要素と思しきダンジョンを発見したり、ユートは相変わらず新要素と縁がありますねぇ。

テイムモンスター達との関係が良好で、彼らが気付いたことをしっかりユートに伝えてくれるから、というのもありますけど。

毎回のように新情報持ち込まれて悲鳴を上げるアリッサさん、リアクション芸がお上手で楽しくなっちゃうな。

 

たびたび情報屋に悲鳴上げさせておきながら、ユートは相変わらずの自覚のなさというか。

アメリアに誘ってもらってお茶会に参加したところ、ヒムカ製の茶器でファンに悲鳴をあげさせて、ランタンカボチャクッキーやワインジャムのバフ効果で関係プレイヤーを騒然とさせる。

流石の白銀現象というか。相変わらずのゲームスタイルで楽しそうだなぁと思います。

あと座敷童の挿絵ついてましたけど、可愛くて良かったですねー。この子が遊びたくて引き留めてたのかと思うと、なおのこと。

出遅れテイマーのその日暮らし5

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「それでその映像を早耳猫のホームページで公開したいんだけど、どうでしょう?」

「他の人が全員オッケーしてるんなら、構わないぞ」

(略)

「こ、このネタ満載映像の公開をこんなにあっさりと……。さすが白銀さんだぜ……!」

 

口絵の青髪少女に「ファウ」って名札ついてますけど、彼女ウンディーネの「ルフレ」では……?

というのはさておき。表紙イラストにもあるとおり、ユートがクエストで育てていた桜が無事に咲いて。

NPCにクエストの報告をしにいったら、ユートの友人も招いて花見をしようと言われて。参加人数で報酬も変化する、っていう文言があったのでログインしているフレンドに手当たり次第に声をかけていましたが。

 

自分の影響力に無頓着というか、そもそも気付いていないんだもんなぁ……。

テイムモンスターの人気とかもすごいですし、白銀さんの料理食べられるかも、となれば来るよ……それで実際にウンディーネちゃん謹製のワインとか出てくるわけですし。

木工トッププレイヤーでクママファンのアシハナとかは、白銀さんの従魔シリーズと題した木彫り人形を贈呈した上で、制作許可を取り付けたりしてて強かです。

元は趣味だったけど欲しがる人が多かった、というあたりに人気が伺える。

 

そうやって交流するほのぼのイベントかと思いきや、突発でレイドスタートするんだからこのゲーム気が抜けませんね……。

前回のイベント報酬だった土竜の卵が孵化して、案の定モグラだったわけですがドラゴン要素も持っていたりと、ポイント高いだけのことはあった感じ。

情報開示にもあっさり同意してましたし、白銀爆弾で吹き飛ばされる掲示板の人々のリアクションが面白かった。

 

その後もオークションで面白いアイテムをゲットしたり、そこから新要素発見したりと相変わらずユートは引きが強い。

そんな彼が招福っていう戦闘以外の確率上方修正するスキル見つけたりしてるんですから、またいろいろ見つけてくれそうで楽しみ。

出遅れテイマーのその日暮らし4

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「えーっと、祝福って、なんです?」

「ふふふ。いずれ分かります」

 

イベント終了後、いつも通りのプレイを楽しむユートの様子が描かれます。

卵から孵化した妖精ファウが仲間に加わって。音楽でバフかけてくれる仲間が増えたのはユート達からしてもありがたい。

そういうスペック抜きにしても可愛いんですけどね、ファウ。

 

オルトとサクラの配魂で生まれた子なんですが。そのことがトリガーになってサクラの進化先として新しい選択肢が増えてるのは驚き。

確か1巻で加筆されてた病気イベントも関係してて、サクラの進化先がWEBよりワンランク上っぽい別のモノになっていたので、今後も少しずつ変化していきそうだなぁという点で面白かった。

 

エリア探索に乗り出したユートですが、そこでまた新しい発見をするんだから流石というか。

別に新要素探そうとしてるわけじゃないのにドンドン引き当てるんだから、情報屋のアリッサが絶句してしまうのも無理はない。

オルトの影響でノームを求めるテイマーは多かったですけど、それを満足させるだけの成果を上げたのもユートだっていうのが、マッチポンプ感があって笑える。全くマッチポンプではないんですが……。

新エリアに興味があってやってきた他のテイマープレイヤーとの縁が出来たし、情報料も高値が付いたし、かなり充実したゲームプレイだったんじゃないですかね。楽しそうで何より。

 

出遅れテイマーのその日暮らし3

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「お主らの活躍は、きっと神もご覧になっておることじゃろう。村を救ってくれて、本当にありがとう」

 

今回は1冊丸ごとイベント回。

プレイヤーはいくつかのサーバーに振り分けられ、同じサーバーのプレイヤーと時に競い時に協力して、イベント会場となる村で1週間を過ごしてポイントを稼ぐというものだった。

ユートは第29サーバーに参加することになって、最初の3称号持ちの一人であるジークフリードもいて彼がリーダーシップを発揮してくれたのもラッキーでしたね。

 

合間合間で他のサーバーの状況が描かれたりしてたんですが、イベントのポイントランキングが個人のものとサーバーに対してのものがあって、ポイントを競いあうことにばっかり意識が向いてどんどん悪い方向に転がっていっててちょっと頭痛くはなりましたね……。

 

それらの失敗を重ねているサーバーに比べると、29サーバーはかなり順調ですよね。

生産寄りのテイマーであり、すでに複数の称号を持っていることで注目を集めているユートが、テイムモンスター達の能力を活かしNPCの畑を手伝ったりして好感度稼いでましたし。

そうやって交流を重ねることで大事な情報を得て、白銀さんの情報ならと信じてくれるプレイヤーも多かったのが幸いでした。

これが例えば第2サーバーのプレイヤーたちみたいに、村の草むしり依頼とか下らねーって切り捨てる人が多かったら、ここまでうまくはいかなかったでしょう。

 

植物知識のスキルと、それを活用したハーブの情報。応用してバフが付く料理などなど。それらの情報を隠さずに共有していったことで、プレイヤーたちからも好感度高いのも影響しているとは思いますが。

実際掲示板でもさすが白銀さんって評判でしたしね……。

出遅れテイマーのその日暮らし2

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「勝ったね!」

「もうだめかと思いました。ユートさんのおかげですよ」

「いや、俺は何もしてない。頑張ったのはリックだから」

「そうだね! リックちゃんありがとう!」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで9月30日まで。

テイムモンスターが増えて、対処できるエリアが増えたユート。地道に街中で受けられるクエストを消化していったりもしています。

その過程でハーブティーが存在する事を知り、生産スキルを取得してるユートは自力で作るための実験を開始して、成果を出してるんだから凄い。

 

他のプレイヤーに振る舞ったところ好評で、ギルドランクが上がったことで使えるようになった無人販売所に置いてみたらすぐに売り切れるほど。

ユート自身は気ままにプレイしてるだけなのに、どんどん新情報見つけていくので気が付くと騒動の中心に居るんですよねぇ……。オマケに周囲が盛り上がってばかりで当人に自覚ない事例も多いし。

面倒なプレイヤーも居ますけど、フレンドになれるような良い人々も多いので全体で見ればゲームの治安は良いでしょう。PK不可の仕様だったはずですし。

 

今回も書き下ろしのエピソードがあって、雑木狩りしてたらそれに反応する特殊なボスが現れて戦う羽目になったりして、大わらわ。ユート、フレンドと来ていて良かったね……。

称号について話すスレで出ていた「もっとゆっくり世界を楽しめ、的な」願いが込められていて、それに沿っているからユートの称号取得数が多いのではないか、みたいな発言が割と真に迫ってる気がしましたね。

はじまりの町近くにああいう特殊ボスが居たって事は、もっと他にも条件付きボス居そうですしね。書籍版だとそういうゲームの新情報とかも出てくれそうですから、追々続きも読んでいきたいところです。

 

出遅れテイマーのその日暮らし1

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「よし、オルト! 頼んだ!」

「ムッムー!」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで9月30日まで。

WEB既読。LJOという初の完全国産フルダイブVRMMOを舞台にした作品。作中ではVRMMOが他国で商標登録されてたせいで、MMOじゃなくてWCOという略称になってるらしいですけど。読んでる分にはあんま関係ないです。

 

主人公は有給と夏休みを駆使して、廃人プレイをしようと決意。

課金要素は少ないけど、それでも多少はあるので社会人らしく限界まで課金した上でキャラを作成。ソロプレイ前提なので、テイマーを選んでスタートしたものの……。

 

ランダムで決定する最初のモンスターが戦闘能力皆無のノームという、人型モンスターで。戦闘をテイムモンスターに頼ろうとしていた主人公のユートは自分の初期スキルを生産に寄せまくっていて、碌に戦闘が出来ないコンビが誕生してしまうことに。

それでもどうにか出来ることはないか、と3度挑戦しその全てで死亡。これ以上はデスペナがついてしまうから、と方針の転換を余儀なくされます。

 

ノームの能力を活かすべく畑を購入したり、ユートなりの楽しみを見いだしてプレイしていましたが。

初日に運営が配布した称号の一つ、総死亡回数の多いプレイヤーに与えられるものを与えられた上、容姿を参照して「白銀の先駆者」として知れ渡ってしまったせいで、マナーの悪いプレイヤーに絡まれたり、ぶしつけな目線にさらされる事になったりするんですよねぇ……。

 

騒動は運営が介入してマナー悪いプレイヤーをBANしたり、補填としてアイテムの授与があったことで、ひと段落はするんですが。

そのせいもあってか、自分程度が見つけられることなんて大したことないだろう、みたいな自己評価が低いのにどんどん新要素を見つけている面白プレイヤーへと変貌してしまうわけです。情報屋のプレイヤーとの交流風景で、相手が驚きまくってるのを見るのは楽しいですね……。

書き下ろしのエピソードもありましたし、満足の行く書籍化でした。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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