気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

力造

デモンパラサイト・リプレイ 剣神⑤ 創世者

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嵐兄ちゃん やっぱり、さらわれちまってる可能性が高いな……。
凪 ま、またぁ!?(一同爆笑)

第九話 剣の創世者
最終話 剣神

リプレイ完結。この一家、恐ろしいところまで到達したなぁ、というか。
高レベルの悪魔憑きが、複数の組織にまたがって所属しながら、家族だから一つ屋根の下で暮らすと。純粋な戦力として怖い家だ。
長姉はさらわれ属性ついてますけど。
まぁ、王道展開で、途中嵐の言霊炸裂したりとかもありましたが・・・無事に終わったといっていいんじゃないだろうか。

しょっぱなから嵐兄ちゃんの暴走で、家を失う御剣一家。
あれだけの力があろうとも、金と権力には勝てません・・・
いや、自分で提案して自爆しただけだから、何とも言えないものはありますが。
NPCの力を借りたりして、問題を解決してきた一家ですが、今回の敵「鏡の継承者」は周到に手を回して、沙織やポッキーと言った仲間とは連絡がつかない状態に。
それどころか、敵の能力によって、明日香、前口にエレンなどといった、親しい相手と戦うことに。

そしてラスボスが彼女になろうとは。
いやまぁ、シナリオの都合上で片づけるには、事件遭遇率とそこからの逃走確率高かったからなぁ。
エピローグでいきなり三年後とか言い出したのには驚きましたが、一家の絆が変わらず、5巻通して作ってきたNPCとの縁も無駄にならなかった展開になったのはよかったんじゃないかと。


デモンパラサイト・リプレイ 剣神④ 挑戦者

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GM/炎龍 さあ……殺すがいい!! ワタシは死など恐れん!
凪 イヤだ。
GM/炎龍 なんだとッ? まさか貴様ら、ワタシに情けをかけるつもりか!?
凪 違うよ。ボクたちの信念っていうのは、人を殺さないと成し遂げられないほど――弱いものじゃないんだ!!


第7話 剣の挑戦者・前編
第8話 剣の挑戦者・後編

魔剣の欠片を全て集めて、凪は巨大共生武装の主となった。
だが、それで落ち着くはずもなく。力あるものの周りではまた事件が起こるわけで。
以前捕まえたはずの前口が脱走したり、デビルズ・ネストが行動を起こしたり。
遠くに行った幼馴染に会いに行こうかと思ったら、そこが事件の渦中になったりと大忙し。
事件の調査に行ったはずなのに、うっかり遊び倒したせいで状況不利になってますけど、GMが鬼というべきか、遊んでいたPCたちに突っ込むべきか。

神話に唄われた武器は一つではなく。
そもそも三種の神器なんて言葉があるくらいで、剣があるなら勾玉や鏡があっても不思議ではないですよね。
幼馴染は、実家の神社の後継者となるべく大友市を離れていった。
時期や状況もよく、じゃあ遊びに行こうかってところで事件が発生したのはよかったのか悪かったのか。

上司が死んだことで嵐がかなりダメ人間になっていたり。
凪が主人公らしく成長している部分が見れたり。
前口さんに対して颪が男を見せたり。
かえで? かえでは・・・勾玉の犠牲になったり・・・って違うか。
凪と同じように、欠片をその身に宿して、新しい力を得たりしています。

今回動いていた敵は何とか倒してますが。
不可解な動きもあったりして、何やらまだ黒幕がいるようですよ、と。
勾玉を巡るエピソードだったからには、次は鏡がでてくるんでしょうねー。


 

デモンパラサイト・リプレイ 剣神③ 超越者

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嵐兄ちゃん 辛いことを言ったかもしれん。だがなエレン、子はいつか親の元を去っていくものだ。
(略)
嵐兄ちゃん もう大人なんだから、いつまでも親にすがってねえで、自分の道を見つけて歩くんだよ。


第5話 剣の超越者・前編
第6話 剣の超越者・後編

このシリーズに出てくるNPCは大体主人公たちと敵対しますよね・・・。
公式のセラフィムの人とか、姉のつむじとか、あとは幼馴染の沙織くらいか。
ポッキーも今では味方だけど、一回戦闘していますし。
そのくくりでいえば、沙織も今回秘密をなにか抱えているようなんですけどね。
敵は、颪の上司と同僚。ロドリゲスとエレン。
特にロドリゲスは昔から「欠片」について知っていたようで、暗躍をしていたとか。
既に4つのかけらを持っているからPCの分と合わせたら8つすべてそろいますね、とか急展開過ぎて笑った。

3巻まで読んでいて今さらですけど、シナリオ的にちょうどいいからとすごいところで切れるのがなぁ。
1冊の内で完結しているからいいといえばいいんですけど。
前編ではGMのもくろみ通り話が進んで、PCたちが痛い目を見ます。
初の敗退。誰かが死んだわけではないけど、さらわれた家族とかはいるわけで。
というか状況的に仕方がないとはいえ、つむじは方々から狙われすぎじゃないですか。
で、前編がすごいところで終わりますが・・・このまま追うと暴走しますよ? とGMが言うのは色々とアレな気が。

まぁ、一回敵に敗れて反撃にうつる流れは王道、お約束なわけで。
敵がさらに強大になってなお、心が折れずに戦いに臨むPCたちは強いなぁ、と思いますよ。
色々と因縁がある相手ですし。時折怪しげな言霊を吐いてますが、嵐が格好良く、活躍していたと思います。


デモンパラサイト・リプレイ 剣神② 簒奪者

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GM/つむじ 誰がこんなえたいの知れないものを凪に集中して持たせようっていったのぉおお!?(激怒)
(略)
嵐兄ちゃん な、凪が強くなりたいって言ったんだぜ?(口笛を吹く)
オロシ きたねぇ! 自分だけ逃げようとしてやがる!(笑)
凪 ぼ、ぼぼぼ、ボクじゃないよ!? オロシ兄ちゃんが言い出したんだよ!?
オロシ こんな時だけおれかよ!?
かえで ふぇ~ん! 私が悪いんだよぉ~! セラフィムのエージェントなのにしっかしてないからぁ!(涙)


この一家は、絆が強いなぁ、という感じで。
こうやって楽しく掛け合いできるのはいいことだと思います。
まぁ、あまり洒落にならない状態になってはいるわけですけど。
結構頻繁に「暴走」してるからなぁ、このパーティー。

第3話 剣の簒奪者・前編
第4話 剣の簒奪者・後編

「遺跡」で見つかったあやしい「欠片」。
それは神話に謳われた古代の秘宝、スサノオが所持した神剣の「アメノムラクモ」の断片。
デモンパラサイトのルール的には共生武装という事です。
凪は無事だったけど、前回のボスは欠片に魅了されヴィシャスとなってしまった相手でした。
前回のボスと凪の分を合わせて欠片は2つ。
残る欠片は、6つあるとされていて、また欠片をめぐる物語が始まる、とそんな感じです。

日常に戻ってきた凪たち兄弟。
学校では凪の親友である吉田が、オンラインゲームにはまったらしく登校してこなかった。
嵐は上司から欠片の探索を依頼されて調査することに。
オロシは散歩の途中に飼い主とペットが襲われるという事件を追っている。
そしてかえでがセラフィムから呼び出されて赴こうとしたら、セラフィムの入った雑居ビルは轟音と主に崩れ去った。

と、そんな感じでまた事件に巻き込まれていくわけです。
傭兵と警察とセラフィムエージェントだからなぁ。
巻き込まれるというよりは主体的に乗り込んでいくという方が正しいけれど。
欠片を手にしてしまった凪くらいじゃないか、純粋に巻き込まれてるのって。
凪は凪で悪魔付きとしての力があって、家族もそうだと知った以上、手をこまねいてみているってことはしなそうですけど。

嵐やオロシには同僚の女性キャラが登場してきますけど・・・
ただでヒロインが出てくるはずもなく、裏があったりするわけです。
まぁ、結構怪しい感じはしていましたけど。
この女性キャラ二人もそうですが、濃いキャラが出てきたなぁ、と。
ポッキーとあだ名を持つ男子がいるんですが、アフロのインパクトがすごかった。
今回の事件で欠片は一気に2つ手に入り、半分まで到達しますが、残り半分が簡単に集まるかなぁ、というところで。


デモンパラサイト・リプレイ 剣神① 継承者

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凪 ……そうだ! じゃあオロシ兄ちゃんはボクが向こうまで投げてあげるよ!
GM&オロシ へ? 投げる?
凪 さっきかえで姉ちゃんが木を引っこ抜いて投げてたでしょ? あれと同じように、ボクがオロシ兄ちゃんを投げて、オロシ兄ちゃんはその反動を利用して向こう側まで飛ぶんだよ!
嵐兄ちゃん なるほどッ、そいつは名案だ! ギャハハハハッ!


剣神はブレードデモンズと読むらしい。
グループSNEには珍しい、プレイヤー公開型のリプレイ。
藤澤さなえ、田中天、河村有木生、そして声優の明坂聡美の4人が参加。
キャラクターメイクの時の会話から、PCたちは全員兄弟となることに。
NPCの姉を加えて5人兄弟の内、4人が悪魔憑きっていうのもすごい家だなぁ。

第0話 導入
第1話 剣の継承者・前編
第2話 剣の継承者・後編

の3話収録。
傭兵上がりの嵐、悪魔事件担当の刑事、颪。
高校生の姉でセラフィムに所属する楓と、弟の凪。
一番上の姉でNPC、考古学の助教で現場で調査を行っているつむじ。

ルールの説明が最初にしっかりとあったり、分かりやすいリプレイではあります。
プレイヤーの発言から、家族になったわけですが、そこがないともう少し薄味のリプレイになってしまってたんじゃないだろうか。
物語開始時は、家族が悪魔付きだとは知りません。
なのでセラフィムに属している楓や、刑事である颪は家族を守らないと、をモチベーションにこれまでやってきていたようです。
しかしまぁ、よくこれまでお互いにばれなかったものだといいますか。
 
傭兵の嵐は日本の遺跡の警備を行うことになり、そこで姉のつむじと出会う。
遺跡において嵐は、巨大な怪物と化した部下と戦い意識を失う。
近隣で起きている謎の失踪事件を追う颪と楓。
失踪した幼馴染を探すために街をかける凪。
まぁ、あからさまに怪しい「遺跡」とそこから出土した「欠片」をめぐる物語ですね。
 
 

パラサイトブラッド・リプレイ Bite The Dust!-バイツァダスト! 2

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GM/トキジク でも、あまねはいつか危ない目に遭うかもしれないよ?
あまね それは怖いけど……でも、トキジクくんが危ないんだよね? じゃあ今度は私がトキジクくんを助ける番だよ!


第1話 『光り輝く大樹』
第2話 『黒豹の嘆き、氷壁の守護神』
第3話 『Bite The Dust!』

リプレイ完結。
今回はそれぞれの背景設定とか拾って、ドラマを展開する感じのリプレイでしたね。
昔交わした約束とか、道を違えた友人とか、おいしい要素が盛りだくさん。
一人、本当に悪魔憑きじゃないんですか? ってレベルで一般人の範疇を脱しているNPCがいたけど気にしない方向で。アレはアレで笑えたし。 

あまね えええっ、想像を絶する戦闘力!?(一同爆笑!!)
ルーシー もの凄いエグイ音がしたのですっ!?
螢子 というかあの娘、本当に人間なの?(笑)

えーっと、口絵に乗るくらい衝撃的なシーンですが。
あれは本当に一般人ですか?

まず、あまねの過去、セルティスという珍しい寄生体を得た背景。
そして黒豹小隊の過去の因縁。道をたがえた仲間。
最後に、すべての黒幕とのバトル。
王道です。だからこそ面白い。わかりやすい良いリプレイだったと思いますねー。

特に、別の道を選んだ仲間と対峙して、戦うことになる流れとかはやっぱりロールプレイが光ってますよね。
隊長さんは本当に経験少なかったんだろうか、というレベルで、いいロールしてましたし。
第3話では、あまねがかなり冴えていましたね。
あちこちで、ギミックをズバズバ見抜いたり、いい発想をしたりと、活躍していました。

はじめに、で書かれていましたが「著者はーー物語とデータが融合するシナリオが大好きなのだ」。
うん、いいですよねー。こういうシナリオは自分も結構好きです。
プレイ経験ほとんどない素人ですけど、設定とかデータとかその辺をうまく拾って構成されたリプレイはやっぱり面白いですよね。
そういう意味では、このリプレイは満足できる出来でした。


パラサイトブラッド・リプレイ Bite The Dust!-バイツァダスト! 1

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GM/真嶋 ……強い力さえあれば、大切なものを守れるからだ。お前にはわかるか? 大切なものを暴力で奪われ、失ってしまう屈辱がよ!
あまね ……わかりません、でも、失ってしまっても何かを得たはずです。普通の生活を続けることはできたんじゃないですか?


デモンパラサイトのリプレイを読んでいて思ったことですが、組織が力を持っていないとやっぱり辛い部分はあるのかなぁ、と。
なので、デモンパラサイトから状況が変わり結成された「DUST」。
ここが結構な権力あって、色々できているのは、PLのストレスがたまらない良い環境なんじゃないかと。
まぁ、隊長は横車押しすぎというか、勢い任せ過ぎなんじゃないかと少し不安になるけど。

第0話 『新たなる始まり』
第1話 『目覚めと出会い』
第2話 『レギオンの脅威』
第3話 『本当の敵!!』

巻末には、パラサイトブラッドの用語集も掲載。
一つ一つのエピソードは短めですけど、その分テンポ良く進んでいくので、読みやすかったですね。
「DUST」内の黒豹小隊に所属する3人と、悪魔憑きについての知識を持たず、しかし寄生体を宿している高校生の少女の合計4人がPC。
一人知識が少ないというか一般人枠を入れて、問題と向き合っていくっていうのは王道でわかりやすい構成ですよね。

しかし、NPCの彼女が無駄にキャラ立っていたなぁ。
知覚が無駄に鋭く、PCの一人を見つけようとしているとか。うん、笑えた。
 
あまね では紗枝ちゃんに見つからないように、有辺くんの後を追います。
GM わかりました……しかし、判定しなったら、紗枝は自動的にあまねを見つけます(笑)。
遠くの螢子 自動的って(笑)。紗枝ちゃん、キャラ立ってるね~(笑)。
あまね えええっ!?  やります、やらせてください!
GM では、[隠密]判定でーー紗枝の目標値は18です。
あまね ええッ、想像を絶する知覚力!?

パラサイトブラッドって、悪魔寄生体っていう存在に寄生されることで、超人的な力を身に着けたキャラクターが、その力を悪用している存在と戦うシステムなんですが・・・
そんな超人的な能力を持っているはずの「悪魔憑き」ですら、能力を駆使しないと出なかったりする目標値、それが18……本当に紗枝は一般人なんだろうか。
こういう個性的なNPCって結構好きですけどね。
 
 

武装伝奇RPG 神我狩

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神殺しの武器を持つ〈カミガカリ〉となり邪神〈アラミタマ〉を討て!!

ということで、武装伝奇RPGだそうですよ。
まぁ、異能バトルもののTRPGだと思えば間違いはないでしょう。

ただ、カミガカリがアラミタマを倒すとか、結構和風な世界観なのかなーとか思ったんですけどね。
〈称号〉っていう他のゲームでいうクラスみたいなものがあるんですが。
それがアークスレイヤーとかドラゴンキャリアとかダークハンターとか、横文字でなんか笑った。

判定についても少し変わった方式が採用されてますねー。
ダイスコントロール・システム。
セッション開始時にある能力値の上限分、通常のロールとは違う形でダイスを振り、それを別に管理する。
で、通常のロールをしたときに、出目をそのプールしているダイスと交換することができるわけですね。
だから出目が、2・6で、目的地に1足りない。そんな時手元のプールに3のダイスがあったら、2と交換することで判定を成功させられるわけですねー。
ただ能力を使う時に、そのプールしているダイスを使用する場合もあったりするので、がむしゃらに入れ替えると戦闘で大変なことになりますね。
奇数ダイスを1個とか、5のダイスを2個とか色々種類があるので、自分のキャラクターに必要な出目はいくつなのかとか考えながらプレイする必要があるっていうので、そこは面白そうだと思いましたけど。
プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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