気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

十夜

転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す7

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「なるほど、国王を上回るのは道化師だけですね!」

 

まさかの紋つきの魔人と遭遇し、封印するなんてトラブルに遭遇しましたが無事に帰還したフィーア。

そこで国王が第一騎士団の新人を一人ずつ呼び出して行う面談に参加することになって。

面談の時期にいつも王都を離れる仕事を思いついている総長、賢明だな……って内容知ってからだと正直思いましたけど。

フィーアのことを良く知るシリルが巻き込もうとしたのも……まぁ分かる。

実際、秘匿されている情報の核心にフィーアは迫ることになったわけですしね。

 

フィーア、本当にここぞという時の頭の働きはいいのに、なんで普段あんな抜けているんだ。彼女の様子を見ていた公爵からは「理論ではなく、常人には分からない情報を積み上げていく天才型」とか称されていましたし。本気になった時の洞察力が凄いからこそ、その気力を10分維持するために1か月だらりと過ごす必要があるのかも、なんて分析もされてましたが。

 

視野が独特ですかね、フィア。でも本当に大事なところは外さないから、彼女を信奉する人も増えていくというわけで。

あと大聖女だってこと隠したいとは言っているけど、国王に駆けられた呪いを「こんな強力な呪いは見たことがない」とかも口走るので、本当にもう……。

 

フィーアのトンデモ具合が国王とその側近にも伝わった中で、「フィーアが国王様の秘密に気付いたよ」や「フィーアの従魔真実」などなど胃に悪い議題複数をぶつけられた騎士団長のお歴々は本当お疲れ様です。

……フィーアの信者もいるから、温度差が激しいのも疲れを増す要素にはなってるでしょうが、傍から見てる分には振り回されまくってて楽しい。

転生した大聖女は聖女であることをひた隠す6

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「ザビリア、私は行くわ!」

「うん、分かっていた」

 

魔人を怖がるフィーアに対して、グリーンが伝手を頼って大聖堂の封印を確認してくれることになっていましたが。

『はじまりの書』に記されていることによれば、世界には33紋の魔人がいると記されていて、かつての魔王は13紋も持っていた強大な存在だったとか。

フィーアはその魔王を封じたそうですが……その後、魔族たちは自らその姿を隠したとか。それ故、今を生きる人たちは魔族の恐怖を忘れつつあるという不安材料も増えてきたな……。

 

しかし、これまでの歴史で27紋が封じられていて、残りが6紋しかないって話でしたけど……5巻でザビリアとカーティスが話していたことによれば、魔王の右腕は20とも30とも言えない数の紋を宿していたとか言っていたし、上限超えてるのは果たしてどういうことなのか。

フィーアの記憶を契約を介してみたザビリアは正確に認識できているのに、フィーア自身は記憶が歪んでいますし、そのあたりも気になりはしますが。

 

噂をすれば影とばかりに魔族と遭遇し戦闘する羽目になって。フィーアは怯え、復讐に燃えるカーティスはいざというための備えを怠っては居なかったり、個性が出ますね。

前半分で北方に行ったフィーアたちのエピソードが収録されていて、真ん中に「第一回人気投票」の結果が発表されて、後半はそこで上位に入った人々のSSが収録されていたのは面白い構成だとは思いましたね。

 

シャーロットの薬草採取のエピソードが面白かったですね。

大聖女だったフィーアにしかできない調合があり、それを当時の聖女にも教えはしたけれど、あまり伝わらなかった。……今までの様子をみると、感覚派なところあるからなぁ……その影響では。

習熟できた人に後世に伝えるための記録を残すように伝えていたらしいですが、フィーアは知らず。他国の秘蔵の図書には必要な薬草が記されていたみたいですし、多分その記録の写しか何かですかねぇ。

全く残っていないわけでもなく、今もシャーロットにフィーアが教えたりしているのはほのぼのして良いですけど。失われてる知識多すぎて、毎回震えるんだよなぁ。

転生した大聖女は聖女であることをひた隠す5

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「……フィー様、あなた様は昔からそうでした。大変な騒動に巻き込まれることが多々ありましたが、周りに集まるのはいつだって、あなた様のために何かをしようとする人間ばかりなのです」

 

フィーアがいよいよ訓練を修了することになり、その後3週間の休暇をもらうことになって。

本格的に警護を開始する前に実家などに帰ってリフレッシュしてこい、という名目のようですが。フィーアの家族は全員が騎士であちこちに任地を貰っているために、実家に帰っても会えない。

 

だから仲の良かった姉が務めている北方を訪れることに決めて。

……その裏には、霊峰に帰ってしまった従魔ザビリアが恋しくなったから、と言う意味もあったようです。

素直すぎるフィーアの思惑はすぐシリル達にもバレて、カーティスが同行することになって。

 

さらには、帝国関係者であるグリーンとブルーとも再会し、なんだかんだで行動をともにすることになっていましたが。

クラリッサやカーティスなんかは流石に裏に気付いていたけれど、フィーアがさっぱりなの、いっそ面白いな……。

 

ザビリアに会いに行った時、配下の竜が暴走して火を噴かれたりしてましたが、しれっと対処できてるし。竜の群れを目撃した時、万一があったとき対処できるかと戦力分析を正確にしているあたり、スペック悪くないはずなんですけどねフィーア。どうしてこんな天然なんだ。

ザビリアに言わせれば、だいたいのことには困らずに対処できるから、細かいところには注意しない傾向があるんじゃないかってことでしたが。

そんな彼女も魔王の右腕には恐怖しているんだから、恐ろしいというか色々衰退した現代でもし魔族と遭遇してしまったら、どうなってしまうんだろうかという不安はあるなぁ。

 

300年前のエピソードもいくつか挟まってきてますが、かつて大聖女の騎士だったシリウスが名をあらためて皇帝となっていたりするし、彼女の死後に果たして何が起きていたのか。疑問も増えていくなぁ。

転生した大聖女は聖女であることをひた隠す4

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「――――今度こそ、誰からも、何からも、この世の全てから、あなた様をお守りいたします」

 

カーティス第十三騎士団長が、青騎士だった前世の記憶を取り戻して。

フィーアが大聖女であることに気付いた彼は、かつての後悔もあってか彼女を害するものに容赦ない姿勢を取ろうとしますが。

あくまで大聖女第一であるため、彼女のやりたいことに協力してくれるのはありがたいですね。

フィーア、あまりにも自由気ままで自分流なので、常識人のフォローが望まれていたので……大聖女狂い過ぎて常識人扱いしていいかには疑問の余地がある? まぁ悪い結果にはなってないから……。

 

サザランドの住人の間に広まっていた黄紋病。

かつて大聖女が遺した特効薬も聞かない変異をした病で……現地の聖女が奮闘していたが、多くの命が取りこぼされてしまっていた。

そんな現状を見て、大聖女としての資質を持つフィーアが放っておけるはずもなく。

能力を隠しておきたいという意思に変わりはないけれど、薬づくりに助力することに。……実際、彼女の感性と能力が無ければこの後の被害を抑えることはできなかったでしょうから、このタイミングで彼女が訪問したのは運命的でしたね。

 

実際フィーアの作った薬で病は沈静化し、フィーアの行動を見てきたサザランドの民は彼女が大聖女の生まれ変わりだと、強く認識することになっていましたが。

サリエラのように、フィーアが隠したいと思っている心情を汲んで、秘密にしてくれてるのはありがたいですね。

……巻末のSS「サリエラの決意と大聖女からの預かり物」で書かれていましたけど、通常は使い捨てになってしまうと言われている聖石を、フィーアなら過不足なくリサイクルできそうな感覚持っていて、この時代においてはオーパーツ過ぎてヤバそう。

サザランドの民に預けた分に関しては、民の性質もあって問題はないでしょうけど。フィーアが何気なく騎士団長達へのお土産として配ってる分が、公に出るとややこしいことになりそうだなぁ、とは思いました。

転生した大聖女は聖女であることをひた隠す3

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「……シリル団長は立派な領主だと思いますし、サザランドの住人も好きです。どこにも悪い人がいないのに、仲良くなれない現状は間違っていると思います。……私がどれだけお手伝いできるかわかりませんが、お手伝いさせてください」

 

シリル団長に誘われて、彼の領地であるサザランドを訪問することになったフィーア。

サザランドは大聖女時代に彼女の護衛騎士を務めたカノープスの領地だったこともやシリルに唆されたこともあって、そこを訪問することになったわけですが。

 

かつての国旗は青と白だったため、秀でた騎士には『青騎士』に『白騎士』という称号が与えられていて、カノープスもまた『青騎士』だったそうです。

今の国旗は赤地に黒い竜の紋章に変わっているし、赤は大聖女の赤であるため騎士の称号には使われていないとか。

……フィーア、過去の常識を当たり前のように語るわりに、今の変化とかに疎いから発言びっくり箱すぎるんだよなぁ。

 

あとは、そうやって大聖女を祭り上げてるわりに、精霊は遠ざかっているし聖女もあり方も変わっているし、本当に時の流れの無常さを感じるというかあちこち歪だなぁと読むたびに思いますね。

大聖女に救われたサザーランドの住人達が、真摯にそれを継いできていたのを思うと、聖女関連の伝承、どこかで恣意的に曲げられているのでは疑惑があるけど、どうなんだろう。

 

10年ほど前に領主と住人の間で衝突が起きた都市、サザーランド。

大聖女の伝承を継いで生きた彼らは、同じ色を持つフィーアを尊重する姿勢を見せてはいましたが。

過去の因縁以外の、新たなトラブルまで発生していて……そこで、フィーアにとってかけがえの無い再会が待っていたのは面白かったですね。

フィーアの常識外れな部分フォローしてくれるといいですけど、あの縛られない行動力があってこそ、問題に対峙したときの突破力につながるわけですから制限しすぎるのも良くない、と思う気持ちもあるが。さて、絡まり合った問題がどう決着することになるのか。続きが楽しみです。



転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す A Tale of The Great Saint1

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「私は妹にそんな騎士道を教えた覚えはない…」

「私も教わった記憶がないわ 兄さんはずっと私を無視していたもの」

 

騎士の家系に生まれたが、剣術の才能がなかったフィーア。

それでもなお騎士になりたいという彼女は、魔石を取ってくるという成人の儀をさせてもらえることになったわけですが。

姉はフィーアの実力と彼女のことを思って止めに来るけど、父と兄は興味なさそうなんだよなぁ……家庭環境が伺われる。

 

まぁ実際、黒竜なんて伝説級の魔物に遭遇してしまったからとはいえ死に瀕したわけですし、心配も正しくはあったんですが。

怪我した竜を心配して回復薬を与えたが、現代の回復薬無理やり回復力を高めるもので激痛が走るため暴れた竜に噛まれた、っていうのは避けようがないか……。

でもそれで死にかけたことで、前世で大聖女として活動していた記憶を取り戻し、回復魔法その他を扱えるようになったことで、彼女の世界は開かれるわけです。

 

……とはいえ前世でもその能力を駆使して、魔王封印に貢献したのに同行した王子たちに裏切られ、魔王の側近によって責め苦を味あわされたという辛い経験をしていたわけで。

だからこそ今世では聖女にならないように、魔王の側近に存在がばれないようにしようと考えるわけですけど。

根が明るく軽いというか。自身の持つ魔力が現代では桁違いだと指摘を受けながら、それを用いた強化魔法とか普通に使って注目集めてるし、大丈夫だろうかと心配になる。

でも、今に至るまでの間のどこかで歪んでしまった聖女の姿を見て涙を流したり、聖女として真剣であった彼女だからこそ、その在り方を正してほしいという気持ちも若干あるのですが。

……前世の最期が最期だから無理強いもできないんだよなぁ。でも、今世の聖女の腑抜けっぷりを見ると、もどかしさが募る。


転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す2

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「お礼を言わせて、フィーア。私を聖女にしてくれて、ありがとう。私はずっと、聖女としての力がほしいって、聖女の力で皆を救いたいって思っていた。だから、聖女になれてとてもうれしい。ありがとう、フィーア」

(略)

「どういたしまして、シャーロット。立派に聖女に慣れて、おめでとう。私の想いを尊重してくれて、ありがとう」

 

第一騎士団所属となったフィーアは、大聖女時代に培った魔物の知識と戦闘力の分析技術を飼われて、第四騎士団に派遣されたわけですが。

第四の騎士団長は任務で不在。副団長のギディオンには受け入れてもらえず、別の任務を振られる始末。

その状況を察した第一騎士団長が詰問している場所に、第四の騎士団長が帰って来て、と中々混沌とした状況でスタートするんですよね、2巻。

 

第四騎士団長クェンティンは、相手のエネルギーをぼんやり感じられるという能力があり……その視界では、フィーアの能力もその従魔である黒竜ザビリアの力も感じ取れて、それ故に変な態度になってて、彼の胃がちょっと心配になりました。

帰還早々こんな問題に直面して大変だったね……。まぁそのあとフィーア信奉者になってテンションぶっ壊れた振る舞いが目立つので、最終的には幸せそうでオッケーなんじゃないでしょうか。

むしろ、これまでとのギャップに周囲が振り回されている感。一応フィーアがいない場所では、しっかりとした騎士団長の顔を見る事も出来たりしますけど、ギャップがひどい。

 

今回のポイントだと、フィーアの教えを受けた聖女シャーロットが、能力を覚醒させたことと、その時のやり取りからフィーアの能力に気付き……でも黙っていると約束してくれた事でしょうか。

かつての大聖女としての矜持があるフィーアのことを尊重してくれる、現役聖女が居るのは結構大きな要素になりそうな気がします。例え、今まで落ちこぼれとされていた子であっても。

 

黒竜の目撃情報があり、その存在から魔物の分布が乱れているという話が出て。

元の住み家に帰ってもらうべく、黒竜探索をすることになった騎士団でしたが……想定していたよりも大騒動になっていて草。

当人たちは全く笑う余裕なかったでしょうけど。探索前の騎士団長たちの会話で、「10割の確率で、黒き王に遭遇する」って断言した場面とかは、持ってる情報の差で態度に違いが出てて少し笑っちゃった。なんならもう居ましたからね、あの時。

 

予想より強大な魔物が登場した中で、フィーアが知識を惜しみなく発揮してた場面。

実は簡単に追い払う方法もあるんですよ、と言うトーク。現場の騎士たちから、前回わざとその情報出さなかったな……! とか突っ込まれてましたが、「人間と対峙して生き残った魔物は狡猾になるから、出来るだけ仕留めたい」と言う内心まで吐露してたら、受ける印象も変わったんじゃないでしょうかね。

騎士団総長とかに、支配者の目を持っていると見抜かれているフィーアですが、戦闘関連では本当に覚悟決まってて格好いいなぁ。

 

黒竜ザビリアも、今回の一件で覚悟を一新したようですし。

フィーアの異質さに触れた第六騎士団長ザカリ―が、彼女の秘密を守るための誓いをしてくれたのも良かったですよね。

実際、誓い通りに色々と心を配りながら行動してくれてるのが彼視点で描かれていくので、かなり株を挙げた感じがします。

その問題を共有した騎士団長たちは、頭と胃が痛くなるかと思いますが、多分フィーアが居る限りこれからも新しい問題続々出てくるでしょうから……えーっと、頑張ってください。

転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す

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「フィーア、お前は今日、初めて聖女と戦ったのだったな。どう思った?」

「くそったれ」

(略)

「聖女をゆがめてしまった誰かがです。あれは、聖女のあるべき姿ではありません。……300年前の聖女が見たら、悲しむんじゃないでしょうか」

 

騎士家に生まれた少女、フィーア。彼女は昔から騎士を目指していたが剣の才能が無く、姉以外の家族からは見向きもされない存在だった。

それでも騎士になるべく成人の儀に挑みますが……道中で大けがを負ってしまい死にかけて。その時に、彼女は300年前大聖女として生き、魔王を封じた後裏切られて死んでしまった前世の記憶を取り戻します。

 

一緒に大聖女としての能力もほぼ取り戻し、怪我をしていた伝説級の魔物、黒竜の傷を癒したことで懐かれ、従魔の契約を結ぶことに成功したり、歴史を揺るがす重要人物になってるなぁ、と言う感じ。

どうして昔から騎士になりたかったのかと言えば、前世の死の記憶が強すぎて、絶対聖女にはなりたくないという気持ちがあったからだろう、と自己分析していました。

そして自分を殺した魔族はまだ生きているだろうから、自分の存在がばれたくない。なので大聖女としての能力を隠していきたい、というタイトルに繋がるわけですが……。

 

彼女、素で抜けている部分とか常識が不足してる部分がって、本当に隠す気があるのかと問いただしたくなってきますね。

死にたくないから大聖女としての力を隠したいけど、聖女として生き抜いた前世の在り方は誇りに思っているようですし、だからこそ必要な時に能力を使うのを自重しないフィーアの事、好きですけどすごく不安になりますね……。

早く誰か事情を知った上で彼女を守ってくれる人を確保したいところです。

 

フィーアの事は結構好きなんですが。読んでいてモヤモヤする部分がある作品でもありました。それは主人公とか周辺のキャラに関する事ではなくて、国の在り方についての方ですけど。

大聖女だったフィーアの前世は、兄王子たちと協力して魔王を封じ……兄たちに裏切られ、敵地に捨て置かれた結果として魔王の右腕に殺されたわけですけど。

ともに討伐を行った勇者と大聖女が結ばれ、それが今の王家だなんて偽りを伝えているのは……まぁ、正当性を主張するために国としてやってもおかしくない、とは思います。

 

大聖女が最後に見た兄王子たちの下劣な振る舞いを見ると、そこまでする頭があったのかとか思っちゃうなぁ。

大聖女の赤を国旗に採用してたりあちこちで尊重する姿勢は見せるくせに、かつてと今とで聖女の在り方が変わりすぎてる辺り、知識を守るつもりはなくて形だけでーすみたい考えが伺えて、王家への不信感が募る一方なんですよね。

他視点では「王族の聖女への執着は尋常じゃない」と書かれてましたけど、執着の仕方が間違ってるんだよなぁ……。

で、そんな状態で、フィーアが後に王族か聖女かの護衛に採用されるかもしれないみたいなやり取りとか、いまの変わり果てた聖女の姿に涙したフィーアの事を思うと、モヤモヤするしかない、みたいな。

 

フィーアが接してる現場の騎士たちの多くは、真っ当なんですが、フィーアの家族は彼女への扱いがアレだったので、この国一回性根叩き直した方がいいんじゃないかなぁ、とか思ってしまうんですが。

フィーアは自らそういう選択をすることはないんでしょうね。……彼女の自由な言動に、常識を揺さぶられた人が生まれたりはしてるので、その流れが大きくなってより良い未来に辿りついてほしいものですが、さて。

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ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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