気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

千早ちゃんの評判に深刻なエラー

千早ちゃんの評判に深刻なエラー3

 ico_grade6_3h

「設計者への感謝はどこに置いてきた? 製作者への敬意をどこに置いてきた!? 相棒であるオーダー系とは生涯の付き合いになるはずだろうっ!?」

(略)

「――機体への愛を忘れたのか、貴様ぁあぁぁっ!?」

 

人見知りすぎて上手くコミュニケーションが取れず、当人の適性的には採取とか研究系なんでしょうけど、トラブルも多く引き当てて……白兵戦・射撃戦で乗り切れるセンスがないため爆弾でなんとかしていたら、ボマーと言う悪評を得てしまった千早。

毎回、望まぬトラブルに巻き込まれて、必死に乗り越えようとしているだけなんですけどね……。

 

企業側からすると、千早はいつも渦中に居て問題を大きくしている「戦争屋」と呼ばれるトラブルメーカーだと思われてしまうわけです。

収入マイナスを回避するために壊れた機体の回収とかで利益を得ているので、依頼も戦闘のものが増えてしまうことになって。

綱渡りながらなんとかやってますけど赤字になることもあったりして。そんなバタバタの中で、彼女を「戦争屋」と認識してる組織からカスタムされた機体を贈られて。

アレンジするために塗料を自作しようと、研究都市での依頼を受けることに決めたわけですが。

 

……ボマーが来て戦々恐々としてる一般組織と、ボマー憎しで悪評を垂れ流して叩きのめそうとする組織とが現れるわけです。

千早ちゃん的には不本意極まるでしょうけど、研究都市への襲撃は明確にボマーへの悪意に満ちていたので、彼女が中心にいたんですよね……。

ただ、他組織が「戦争屋」とみているような存在ではなく、ただの新人なんですよねぇ。だから「機体アレンジの為に色付けたいけど、塗料安いところないから自作しよー」ってなる奴とか想定できなくて。

ボマー叩きを加速させようとしていたのに、それが上手くいかなかったのは正直笑った。

 

騒動の裏で千早は必死に依頼をこなしていて、生態調査依頼の報告書を大学教授が喜んでくれたり。その縁から新しい依頼が持ち込まれることになったりもしてるわけです。

で、ソロの気楽さもあって先行研究を参考に、「万色の巨竜」と呼ばれるステルス機能を持った新界由来の特殊生物の生態について新しい情報を獲得して。

依頼主である教授に「野生生物に餌をやるのはよくない」って注意をされつつも、仲良くなって交流しているのは微笑ましかったですね。

……そこにもまた無粋な襲撃があったりしたりしましたが。まぁ、コミュ障で情報を上手く仕入れられず、地雷原過ぎて誰も手を出していなかった土地を買ったりした千早ちゃんにも問題はあるから……。

千早ちゃんの評判に深刻なエラー2

 ico_grade6_3h

「岩筋さん、訓練を急いでください。仮想敵はボマーです」

 

根暗コミュ障少女、千早ちゃん。

遠隔操作で新天地の探索を行う仕事を続けているわけですが……上手く交流できず、そういう時に「キモ」とか言われてより心の傷が深くなって、交流できなくなってしまうなんて負の連鎖に入っていたり。

彼女自身は普通に調査任務とか平和な仕事をしたいのに、仕方なく戦う羽目になって、その結果なんだかんだ評価を稼いでしまって、戦闘任務ばかり振られる毎日。

 

コミュ障ながらも限定メニューが気になって、自分へのご褒美として新界由来の素材を使ったケーキとかを買いに行って。

それがとても美味しくて……だから開発促進のために素材に関係した調査任務を受けようとしたり、根が一般人なんですよね。自分の欲求に素直。

……ただ、その依頼を出していた先が、彼女を劇場型の過激派ボマーだと誤認している企業で、「またウチを巻き込もうとしてる!?」と誤解されたり散々ですねぇ。

 

まぁ赴いた先で武装勢力が密かににらみ合いをしていたり。そんな中で研究の助けになるかもしれない変種を見つけて、否応なく戦いに赴いたりするあたり、行動力がバグってるのも確かなんですけど。

結局千早ちゃん、外から見た時にしっかり戦果上げてるのが問題なので……。何回か任務失敗するくらいがちょうどよいんじゃないか、とか思っちゃいますが。

でも、機体破損とかしたら最悪損害賠償とかくるし一般人な彼女からすると敢えて失敗するのも悪手なんですが。

彼女の巻き込まれライフはまだまだ続くようですが……強く生きて欲しいですね……。

千早ちゃんの評判に深刻なエラー

ico_grade6_3h

「あんた、不思議なくらいに生存能力だけは高いからね。なんだかんだ生きる術は見つけると思ってたわ」

 

大概のことは一人で解決できるだけのスペックがある少女、千早ちゃん。

しかしそのスペックを殺してしまう位に、彼女は重度のコミュ障で……他人と話す時に、ひきつったような笑いをしてしまうし、上手く意思疎通を図ることが出来なかった。

グループワークの課題を与えられれば、一人で全てまとめ上げてしまったりするし。課題の評価基準である協調性やコミュニケーションという部分が壊滅的で、そのため彼女の就職活動はさっぱり上手くいってなかった。

 

そんなある日、彼女のもとに届いたのが人型の工作機械――「アクタノイド」をリモートコントロールして、『新界』と呼ばれる異世界に踏み込んで、異世界開拓をする事業に従事することに。

……しかし、新天地でリモートコントロールで人命を気にせず資源開拓が出来るとなれば、無茶をする輩というのも当然出てくるわけで。

秘密裏に資源を運び込んで拠点を創り上げたり、近づく輩は問答無用で排除しようとしてきたり。実際、「戦争屋」と呼ばれるような立ち回りをする傭兵じみた働きをする人々もいるようですけど。

 

千早ちゃんは新人でもあるし、あくまで「完全リモート勤務」という部分に惹かれてこの仕事を始めたので、安心安全な運搬や調査任務を主体に動きたいと思っているんですよね。

……ただどうしてか、原生生物と戦闘をすることになって機体を破損する羽目になったり、先述したような秘密拠点を発見してしまって戦闘に発展した末に、その拠点を破壊しまくって地獄のような惨状を生み出したり。

そうやって結果的に戦闘をして、残った機体を回収することで利益を得ていく、なんてことを繰り返していくループになって。新人らしからぬ儲けを得ていますが、その金額分の恨みを買っていることも理解していて、震えまくっている千早ちゃん、可哀想で可愛いね……。

いやまぁ、コミュニケーション能力死んでるせいで、間違った学習をしていってる部分もありますし。千早ちゃん、問題解決能力は高くてなんだかんだ生き残ってしまえるのが、問題を悪化させていってる感じはありますけど。若隠居が目的らしいですけど、彼女の事を誤解している人々からは「ボマー」とか「劇場型の戦争屋」とか呼ばれまくってて、彼女の安寧はとても遠そうです。合掌。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ