気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

千竜と刃の革命

ソード・ワールド2.0リプレイ 千竜と刃の革命3

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GM/アナ (略)「よかったね、ロルフ。キミは自分の道を見出したんだね」
(略)
ロルフ うん。私は、この人たちを見ていると、外の世界というものを見てみたくなったんだ。――本当に、外ではこれが正しいのかどうか。
(略)
ロルフ もとい、広いセカイがあることをしったから、な。


第五話~最終話まで三話収録して、リプレイ完結。
もうちょっと続いても良かったんじゃないかなぁ、と思うんですが。少し残念。
「竜の学舎」では変なものに宿ってばかりなフォールンソウルもさすがに竜の列島プロセルシアでは猛威を振るって。
ロルフが本当にエレファントライダーとして活躍しているのが、どうしようもなく笑えてくる。

このシリーズは、一番フォールンドラゴンの厄介さが分かっていい感じだったんですがねぇ。
竜の学舎はフォールンソウルが迷子だし、できそこない~の方だとシナリオのネタの方に重点が言っちゃってますしね。
戦竜伝については、フォールンの危機はありますがどちらかというと、国家の危機とか呪いの方に話が言っちゃった感もありますし。
事件についても、とりあえずひと段落したというあたりなので、本当もうちょっと続いてほしかったなぁ。

ピナがどこまでも安心安定のドラゴン好きを披露……というか暴走させているのがなぁ。
この鉱物はこの島に置いていった方が、幸せなんじゃないだろうか。
まぁ、ドラゴン好き暴走させがちだから、下手に置いていくと国際問題になるかもしれませんが。
ザルツまでの定期便があるわけでもないし、言い逃れは出来るか……
その暴走させた結果がうまくはまったときには笑った。まさかあのネタみたいな行動が役に立とうとは……

ロルフがどんどんこのパーティーになじんでいって、仮にも貴族として大丈夫かと思わないではない。
このGMも結構なネタをぶち込んでくるよなぁ。なんで、竜の島々でキノコと戯れる羽目になっていたんだ……
キャラごとの特徴も立っていて、中々楽しいリプレイでした。


ソード・ワールド2.0リプレイ 千竜と刃の革命1 Departure

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イルム てめえに冒険者のなにがわかる! 冒険者ってのは命を売って日銭を稼ぐ稼業なんだ! あんたたち貴族様のように安穏と守られた生活してりゃ分からねえかもしれねえけど、命張ったからにはそれなりのもんは貰わねえと人生が釣り合わねえんだよ!

グランドキャンペーン「ドラゴンレイド」。
USAシリーズのベーテ・有理・黒崎が送る最初のリプレイ。
四人でパーティーとして活動していた冒険者たち。
彼ら、彼女らが新しく受けた依頼は、大陸東側の航路の開発を行う船旅の護衛だった。
しかし途中で嵐に見舞われ、蛮族の海賊に襲われ、船にダメージを受け、なんとか流れ着いた先。
そこが、竜が全てというドラゴン信仰が根付く、プロセルシア地方だった。

鉄壁タンクのリルドラケン、田舎者で口調が訛ってたりするオイスト。
タバコが生きがいで実に120本分を計上して一文無しになった女ドワーフの神官戦士、イルムガルド。
災いを呼ぶといわれ里でハブられ旅に出たエルフのスカウト、ユニス。
竜の巣で出土し竜に育てられた、独特の価値観を持つフロウライトの魔導士ピナ。
この4人がプロセルシアに流れ着いて、現地の人々ともめたり交流したり、厄介ごとと対峙したりしていくわけですが。

ドラゴンが中心にあるからこそ、現地の人々との価値観の違いなんかもあって中々面白かったです。
小説版だと、全員プロセルシア出身だから、いろんな価値観が「そういうもの」として飲みこんでましたが。
別の地方から来た冒険者という要素を入れることで、うまく独特な雰囲気を表現されてたと思います。
イルムの設定がアイドルとか言っていて大丈夫かと思いましたが、ピナのロールプレイが群を抜いて突っ走ってたので、うまくツッコミサイドに回ってくれて一安心。

残念なのは、巻末のモンスターのイラストで、六眼四翼と言われていた敵ドラゴンのイラストがどうみても「四眼六翼」だったあたりかなぁ。


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ちゃか

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