気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

友人の妹

友人の妹4

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「友達裏切って好きな子の事優先する位には いま、麻衣ちゃんの事が好きなのは本当」

(略)

「だって終わりを考えて付き合うのも違くない?」

 

シリーズ完結巻となる4巻。

麻衣が太一と付き合っているという事を打ち明け、兄妹喧嘩勃発したところで引きとなったわけですが……。

4巻は梨子と拓実の義姉弟のエピソードからスタート。幼少期にファーストキスは弟にした、と公表していた彼女が「憧れの先輩が義理の姉になる」という設定のドラマに出ることになって。

 

宣伝も兼ねて実家でのインタビューがおこなわれることに。実際には恋愛ドラマみたいに、姉と「そういうこと」までする踏み込んだ恋人な弟くんでしたが……インタビューの場では「ずっと昔から一緒だから、本当の姉弟みたいなもの」と言い切って。姉に「私より演技上手いのでは」なんて内心で突っ込まれるほど。

姉と共演する俳優さんに、お姉さんと近づきたいからなんて協力持ち掛けられて揺れたりもしてましたけど。卑屈になる自分よりも良い人なんじゃないか、なんて迷いながらも「やっぱり嫌だな」とハッキリ宣言出来たのは前進ですかねぇ。

これまで隠していた姉について友人知人にもバレるインタビューも、姉の仕事の為にという面があるにしよ受け入れたわけですし、変化してってるなぁ……。

 

さて一方の麻衣と太一。康介と良い関係なのではないか、疑惑の遥さんに時間を取ってもらって、事情を教えてもらうことになったわけですが。

太一が中学に上がる前に辞めたバドミントンクラブ。そこに居たコーチと遥さんは付き合っていたらしいですが……実はそのコーチが三股位している女性関係が緩い人で。

コーチを辞める時に分かれて、後から悪評を聞いた形みたいで。遥さんは当時好きだったことは確かだ、としつつある程度割り切りもつけてる当たりは大人だな、というか。

小学生自体の康介は遥に告白した時に、コーチとの関係をこっそり聞いてて、だからコーチが辞めた時に怒りを抱いたりした模様。

 

遥さんは「麻衣ちゃんには私みたいに悪い人に引っかかって欲しくないんだろう」と兄の胸中を分析してました。

そして今になって事情を知って、コーチの情報を追跡して詰めた方がいいんじゃないか、という妹カップルの意見に「あの2人の関係に関しては他人だし、興味本位で引っ掻き回して満足しようなんて何様だ」と言えるのは偉い。

 

……いやまぁ、もう自分が通った道だからするなって話でもありましたけど。そこの割り切りは出来るのに、なんで妹に対しては友人に「悪い虫つかないように見張れ」とか過保護発揮するんだ。麻衣ちゃんから「言葉足らずなのは向こうの落ち度」と言われるのも無理はない、というか。悪い子じゃないけど康介は苦手だなぁ……。

康介君、若い頃に年上の女性に惚れて振られて。その相手が付き合ってた人が悪い人で、でもそれに気付けなくて。「自分もコーチと同じような目で見てた」という、悪い気付きを得て変に枯れてしまってるよな……。妹と友人に「恋愛脳がすぎる」とか言ってるし。

まぁ、兄妹喧嘩はちょっとありつつも、交際それ自体はちゃんと認めてくれたのは良かった。
気兼ねなく外で会えるようになってうきうきプリクラ取りに行く麻衣ちゃん可愛かったですね。 

友人の妹3

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「…お兄ちゃんの妹が心配になる気持ち かなりわかったかも」

「え?」

 

太一と麻衣ちゃんの交際は順調。

まぁ麻衣の兄・康輔にバレないようにしなきゃ、という制限がある以上コソコソする必要が生じることにはなるわけですけど。

秘密の関係だからこそ燃え上がってる部分はあるというか、人目がないならキスとかためらいなくする2人の関係、良いですよね。

 

康輔と太一は友人なので、妹が傘忘れたっぽいからどうにかフォローしてやってくれとか気安くいってきたりしてますが。

一方で、妹には話しかけるなと無茶ぶりしてくるし。相変わらず、兄として心配してるのも太一との友情も確かなんだとは思いますが……遥さんとの関係に関してはボカしてたりするので、どうにもはっきりしないよなぁという印象。

 

色々と探りを入れていった結果、麻衣ちゃんがついに吹っ切れたというか。関係を兄に打ち明けるという爆弾発言をして兄妹喧嘩が勃発してましたが。

康輔、開き直った妹との口喧嘩中とはいえ「信用あるわけない」とか口走ってたので、なんかどんどん彼の好感度下がってくなー。

太一と麻衣ちゃんの関係とか、合間に挟まってる部活の百合カップルの先輩たちだとか……あとは、拓実くんと義姉の関係だとか、恋人たちの風景を見ているのは楽しいので、そっちの描写もっと見たいなぁという気持ち。


友人の妹2

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「ちゃんと覚えておくから」

 

旧友からお前と同じ高校に妹が進学したから、見守ってほしいと頼まれた主人公の太一。

いざ顔合わせしてみたら好みのタイプで、妹の麻衣ちゃんも昔見た時から彼が好きで。そうやって、友人(兄)には伏せたまま付き合い始めた2人を見守る恋物語。

CMも打たれてる飲料を買っていったら、相手も同じ物を持っていて。

太一がそういうシチュエーションが好きなら実演しましょうか、と髪型を変えて見せる麻衣ちゃん本当に可愛い。

 

そしてそんな太一君が秘密を打ち明ける相手として、別の幼馴染である拓実くんに打ち明けたりもしてましたが。彼は彼で、明かせない秘密を抱えていて。

拓実君とその恋人や、9話前の描き下ろしで「バイト中に芸能人ぽい人来た」って言ってる子だったり、他の作品でこれまで描かれてきたキャラ達なんですよね。

志摩先生の作品って結構他作品との繋がりというか、読んでる人が楽しめるオマケが盛り込まれて楽しい。

 

デートしたいけど、友人に秘密にしているから近場だと悩む。

たまたま行先が被るなんてこともあるでしょ、なんて部活の先輩に唆されて。隣の席で映画を楽しみつつ、その後のカフェでは隣の席に座りチャットでやりとりする。

「秘密にしている」というシチュエーションを楽しんだりしていて、良い青春送ってるなぁと思ったものですが。

そこで肝心の友人(兄)が女性を連れて歩いてる場面に遭遇。妹には干渉して来るくせに、自分はデート?してると言う事を探ろうとし始めましたが、お兄ちゃんに認めてもらうために彼の事情を探るイベントも挟まっていくのかな。

熱烈アピールした後照れまくってる麻衣ちゃん可愛いし、もっとイチャイチャもしてほしいですけど。志摩先生作品なので、そこはシリーズ中でしっかり描いてくれるだろうって言う期待がある。今回も程よく甘くて満足でした。もっと糖度増してくれてもいいのよ。

友人の妹1

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「先輩は 私のこと これから全部知ってください」

 

志摩先生のラブコメ好きなんですねー。女の子が可愛い。

高校進学の際に妹が自分とは別の学校を選んだ。だから、その学校に通っている主人公に「妹に変な虫がつかないか気にかけて欲しい」と友人から頼まれて。

 

長い付き合いだから、とちゃんと妹ちゃんの顔確かめに行くあたりは真面目です。

でも、妹ちゃんは昔から主人公のことが好きで。今まで会わせてもらえなかったけど、対面してみたら妹ちゃんは主人公の好みで。

お互いの気持ちがハッキリした為、秘密のお付き合いを始める話です。

 

主人公以外の「兄の友達」が高校に来ているため、校内でも表だってあってませんが。部活が同じだったこともあって部室でイチャイチャしてるから糖度は抜群。

2.5話で「離れるのもったいない気持ちになれました」したり、バイトにいく主人公を見送ったあと一人で「ひゃ~~~」してる麻衣ちゃんが本当に可愛くていいですね。

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ちゃか

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