気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

古代甲

凶乱令嬢ニア・リストン7 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録

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「精進すればいい――敗北を糧にして」

 

3034話を収録。

八百長を持ち掛けたガンドルフに叩きのめされた天覇流総本山からきた武術家たち。

数を揃えてもう一度叩こうとしていたところを、察知したニアに逆に叩き潰されることになったわけです。なんというか……ニアに目を付けられたのが運のツキだったね、というか。八百長なんて持ち掛けなければ、ニアが出てくることも無かったのにねぇ。

そんな覚悟と力量だったら、どうせガンドルフが八百長飲んでたとして、蹴散らされてたよ。早いうちに伸びた鼻へし折られて良かったね。

 

武闘大会について進む中でも、ニアは他にもいろいろやってるんですよね。

学院に設けられた準放送局のメンバーの一人が、ウィングロードという競技用の単船に焦がれているシャールを焚き付けて一つの番組を作ってましたしね。

短時間撮影の魔石しか使えないのを利用して、短いエピソードをいくつも撮って繋ぎ合わせるドキュメンタリー風の映像に仕立て上げてたのは上手いと思いましたね。

 

武闘大会編、アンゼルも主役格で描写が増えているので結構嬉しい。かなり苦労してるんですよねぇ……。

冒険家リーノを目当てに近付いてきた「赤剣のベッカー」という腕利きが近づいてくる一幕があったり。恩師がアンゼルの優勝に賭けたから大会に出る必要が生じたりとか。

目先の技ではなく、基礎的な部分を磨くことにしたところとか。口を割らない姿勢とか、いい塩梅で裏社会の武人をやってるなぁ、という所が好き。

凶乱令嬢ニア・リストン6 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録

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「貢いでくれてありがとう 私は幸せ者だわ」

 

2629話を収録。

王様から「ひとまず4億稼げば目途はついたものとして大会運営に動き出す」という言質を取ったニア。

ある程度見通しが立ったので、お世話になっている商会に少しだけ情報を伝えて。ニアは弟子たちを引き連れて、目標達成のための稼ぎに大きく動いたわけですが。

その帰路、空賊に襲われて……軽く撃退。情報くれないなら皆殺し、とニアが圧をかけて……このイケイケのガキはなんだ!? と困惑してるのちょっと笑った。

 

大稼ぎ&商会から出資の申し出があったことで、十億というとんでもない目標金額を稼ぎ切ったのはお見事。

そしてそこからさらに多くの融資があつまり……大会賞金も億に届くことになり、各国から猛者が集まることになったわけです。

 

気の技術を会得したニアの弟子たちは、大会に出ても良いところまで行けるだろうけど……アンゼルとフレッサは裏社会の住人だし、表で名を挙げるのには不利益がある。

ガンドルフも学校で子供たちに教える立場で、しかも師範の下の下である「師範代代理」という地位であるのがネックで。本国から来た連中に八百長持ち掛けられて、判断に迷う場面もありました。

でも、迷う時点である程度答えは決まってたんですよね。ニアじゃないけど、思い立ってからの行動には笑ってしまった。



凶乱令嬢ニア・リストン5 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録

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「今度の仕事 力を合わせてしっかりやり遂げましょう」

 

2125話を収録。

リーノを呼び出し、弱みになるだろう弟子を抑えることで思い通りに状況を動かそうとした暗部の方々。

……なんというか、ご愁傷様というか。リーノの「心配なのはお嬢様が騒ぎを起こしていないかだ!!」というのに頷くしかなかった。

 

実際、赤子の手をひねるように蹴散らしてましたしね。

騒ぎになって正体がバレた場合、招待してくれた自国のヒエロ王子にも迷惑かかるし、魔法映像の普及にも悪影響がある……と自重して、自分の姿を隠したままあしらっていたので、本当に赤子同然の扱いをしてるからな……ニアが強すぎる。

 

一方、ニアの教えを受けたアンゼルとガンドルフが、互いに本気でぶつかり合った実践の流儀で技術を向上させてるの、ニアに通じる武人の矜持のようなものを感じる。強くなるのが嬉しい、という気持ちというか。

それで言うとリノキスは一番弟子という立場に固執してるけど、あくまでニアの傍に居る侍女という部分が比重大きそうですからねぇ……。

 

出稼ぎに赴いたヴァンドルージュでの縁もあって、ニアは仕事を頼まれることに。

他国で行われる貴人の結婚式、その周辺での撮影行脚。新しい技術を用いた他国の人間の行動、ということで軍の監視が入ることになったりして。

軍人として果たすべき仕事もあるでしょうが、無茶なスケジュールで動いている現場を引っ掻き回されて……お互いにイライラが募ってた状況は、外から見ても冷や冷やしましたね。映像を見て、やっていることを理解してからは協力を得られたので良かった。

凶乱令嬢ニア・リストン4 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録

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「ここまでとは…恐れ入った」

 

1620話を収録。

王様に直訴して、国を挙げた武闘大会への道筋を作ったニア。

成功すれば利益も見込めるが、規模に応じた資金が必要で……しかし、賭けの要素もあるため、国の資金を注ぐのにも限界がある。

つまりニアの目的達成のためには、金を稼ぐ必要がある。常人なら一生手が届かないだろう、十億という大金が。

 

そこでニアはリノキスに「冒険者リーノ」として名を挙げさせることで、大会に向けた広告塔にすると同時に、魔獣討伐の過程で資金調達を行うことにしたわけです。

ただ、冒険家リーノひとりに頼り切りなのもよくないというか。稼ぐ手段は複数あるに越したことはない、と。ガンドルフやアンゼル、フレッサと言ったニアの強さを知っている人物に声をかけて。

アンゼル達に気の技術を教える事を報酬にして、協力を取り付けたわけですが。

 

ニアも「リーノの弟子」という変装をして、他国で好き放題暴れて稼ぐことに。

その過程で軍隊すら討伐出来なかった賞金首の魔物を撃破したことで、国の暗部からリーノが狙われたりもしてましたが。

魔法映像という技術を広めるために、王族に顔を売る機会を得たりもしてましたし、表も裏も大賑わいだ……。

好き嫌いがはっきりしているというフィルという女性に、ニアが抱きかかえられているコマが可愛くて好き。

凶乱令嬢ニア・リストン3 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録

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「お前からは魔法映像のために生きることを決めているかのような覚悟を感じる」

「それで?」

「お前はいつになったら実績をつくるのだ?」

 

1115話を収録。

リストン家と同じく魔法映像に力を入れているシルヴァー家を訪問したニアと兄ニール。

そこでシルヴァー家の人々と交流することになっていましたが。

控えめに言うと人見知りな次女リクルビタァ。悪く言うと自分を卑下しまくるオタク気質な引きこもり少女とだけは直ぐに対面できずにいましたが。

 

リクル、怯えながらも外に出てニアの様子を窺う努力をしていたのは買いたい。最後の一歩が踏み出せずにいましたがね……。

彼女は絵を描くのが趣味で……抽象画も書けるけど、魔法映像をそのまま切り取ったかのような写実的な絵も描けるそうで。技術はあるようですねぇ。そして彼女の絵を見たことで、アニメのような「絵本紙芝居」という新ジャンルが魔法映像でも通じるのでは、というアイデアが湧くわけですが。

思いついたのはニアの方が早かったっぽいですが。レリアレッドも気付くし、そもそもリクルがシルヴァー家の令嬢だから、リストン家で確保するのは難しかったでしょうねぇ……。

 

ヒルデに誘われたバカンスで、国王とも対面。娘と会う時間より新しい女と会う時間を優先するダメ親という評価を下されてましたが。

それでもニアの生き様を見抜いて、今のままでは足りないという指摘をして。彼女の背を押す言葉をかけていたのは、国を運営する王様としての器を感じて結構好きですね。

凶乱令嬢ニア・リストン2 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録

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「発想を変えてみましょう こういうのはどう?」

「私達は今出る側としての立場で意見を出しているわ でも逆に考えたらどうかしら」

「例えばどんな番組に出てみたいか と」

 

610話を収録。

魔法映像の撮影に追われながら無事に成長したニア。

侍女のリノキスが彼女に鍛えられる一番弟子になったりとか変化もありますが。

相変わらず喧嘩大好き武人メンタルで、恩と責任に厚いまま。……そりゃまぁ、死んでも治らなかった結果が今のニアですからね……。

リストン領と同じように魔法映像に乗り出したシルヴァー家の令嬢レリアレッドや、魔法映像に賭けている同年代のお姫様ヒルデトーラとも交流することになって。

 

新技術なのもあって、撮影する側もされる側もまだまだ不慣れ。

そんな状況だから78歳の少女達が、それぞれの家や立場とかも噛み合った結果、真剣に対策会議をすることになって。

実際に現場を経験してる子たちだから、そこからちゃんと使えそうな意見も出てくるんですよね。

 

ニアとヒルデが若干腹黒気味というか、悪ノリ出来るタイプで。レリアがツッコミ役になってる3人娘のやり取りの場面、笑えて好きなんですよね。

表の世界では学生たちの最強を決める武闘大会を放送することにして、映りたがる子供達と子供の活躍を見たい親世代にアピールするという戦略で仕事を進めていますが。

裏では、流血必死の闇武闘会にニアがどうにか乗り込もうとしてるの温度差が激しすぎるな……。基本ちゃんと「貴族の娘ニア・リストン」をやってるのに、戦闘の気配が漂うと馬鹿になるよなニアちゃん……。

 

夏休みに帰郷し……地獄のスケジュールの撮影を乗り切ったニアはお疲れ様。

いや、2週間で32本プラスアルファとか馬鹿の日程でしょ。下手したら人が死ぬよ。具体的にはニアがぶち切れた場合のベンデリオとか。

凶乱令嬢ニア・リストン1 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録

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ニア あなたが失った明日を 私が生きよう

 

15話を収録。

貴族であるリストン家の令嬢ニア。

彼女は病に侵され死に瀕していた。彼女の両親は怪しげな術を使う人物に頼るほど追い込まれていたみたいです。しかし、術者が来た時には手遅れな状態だった。

それでも金が必要だった術者は、死せるニアの身体に反魂の法で別人の魂を代わりに詰め込んで、時間稼ぎをすることにしたとか。

「持って数日」とは言うものの……反魂の法を成功させて、他人の魂を宿らせることに成功しているあたり、術者としてちゃんと技量はあったのではという感じもする。

 

そうしてニアの肉体に宿った人物は、かつて武術に打ち込み戦って戦って戦って、その上で勝ち続けたっぽいですね。「戦って死にたかった」と言ってますし。

武に打ち込み続けたわりに、彼女の身体を貰うことになった以上、彼女の背負うはずだった責任と義務位は私が果たすべきだろう、と前世で身に付けた技術で病魔を撃退。

前世の技こそ覚えているものの、名前とかの記憶は分からず。「ニア・リストン」としての記憶も、別人の魂なので当然持ち合わせず。

 

文字通り生まれ変わったような形で……。ニアっぽくふるまおうとしているのは好感が持てる。

護衛も兼ねているだろう使用人に片手で勝ててしまうな……と想像したり、血気盛んなバーサーカー気質を宿しつつ外面良くふるまえるのは才能ですよ。

魔法映像という、死後に生まれた技術に目を輝かせたり、ニア、本当に生き生きとしているというか。いい空気吸って生きてますよねぇ。人生楽しそうだ。

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