気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

塩こうじ

彼女のカノジョと不純な初恋

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「どっちかが好きにならなければ、浮気とは違うよ」

「そうだよね……うん」

 

ひとり暮らしをしながら学校に通っている少女、拝島雪。

彼女は「赤点を取らない」を条件にひとり暮らしを許されていたけれど……中間で赤点を取ってしまって。補習をちゃんと完遂することで、いったんは見逃してもらったようですが。より難しくなる期末試験の事を考えると頭が痛いところではありますねぇ……。

崖っぷちの雪は、学校でも随一の美人であるつかさが同級生の少女玲羅とキスしてるのを目撃してしまって。

友人の弓莉に聞いてみたら、百合カップルとして有名だったらしいですけど。そういった噂に疎い雪はさっぱり気付いてなかった。

 

ただキスを目撃してしまった後日……雨の中、所在なさげにしているつかさとバッタリ遭遇してしまって。

家に帰りたくないというつかさを、雪はひとり暮らしの家で保護する。その代わり、勉強ができるつかさが雪の赤点回避に協力する。

そんな協力関係を結んで、歪な同棲生活が始まるわけです。

普通なら女子同士だし、何の問題も……まぁ保護者や友人が心配するとかそういうアレコレはあれど、間違いは起きないハズですが。

つかさは玲羅と恋人関係のままで。同性でも恋愛対象になる相手が、恋人関係が続いているのに、他の女の家に転がり込んでいる。

 

これは「浮気」になるのでは……? いや、勉強を教えてもらう代わりに寝床を与えているだけ、と雪は言い訳を続けるわけですけど。

つかさと過ごす時間が増えて、彼女の事を知って。自分の抱えてた悩みを打ち明けたりなんかもして。少しずつ思いは育って行って……ついには「恋」を知ることになるわけです。

入間人間先生の推薦帯文で「誰かを好きになるって言う当たり前が、こんなにもギザギザ」なんて表現されていましたが、なるほど確かに。

歪んだ形で育って行った思いが、絡まりあってしまっているので、これどう決着すればいいんだ……って感じでゾクゾクしますね……。

好きな子のいもうと

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「そうですよ。全部、勘違いさせた方が悪いんです」

(略)

「だから。……先輩が悪いんです」

「……え?」

 

女子高生・雨宮結叶は、幼馴染の少女であり初恋の相手である花房渚に告白し……振られてしまった。

それでもお友達としての付き合いは続いていて……どうしたってギクシャクしていたみたいですけど、振られて一ヶ月が経って少しはマシになってきた。

……まだまだ未練タラタラで、一緒にいると気まずいけれど、それでも好きな思いがそんな直ぐに消えるはずもなくて。

 

そんなある日。渚の妹であり、同じように幼少期からの付き合いがある少女、海望ちゃんが結叶に接触してきて。

「お姉ちゃんへの想いを、忘れさせてあげます」と海望ちゃんは、結叶の前で「渚」のような恰好をして、結叶の事を受け入れて。

2人の関係は、付き合ってるわけでもないけれど、キスをしてしまう、なんとも不思議な状況になっていって。それぞれに傷を抱えていて、その凹みが上手い感じにかみ合ってしまった、というか。割れ鍋に綴じ蓋というほどきれいにハマってないところがまたややこしい感。

 

花房家が闇なんだよな……エリート家系な両親は、期待に応えてくれる渚の方は全肯定するけれど、両親の基準で不出来な海望のことはいないように扱ったり、その割にテストの点数が悪かったら叱責したり、と。

そんな海望にとって、普通に接してくれた結叶の存在は本当に救いだったんだろうなぁと思います。……渚の方も渚の方で、下手に期待に応えられてしまうからこそ抱え込んでしまってる部分があるようで、あっちもこっちも危ういな……。

いやでもそんな危うさを抱えた状態でキスしたり、触れ合ったりしてるの、暗い喜びがあってこれはこれで良い。……いつまでもそのままだと、闇に飲まれそうではありますが。まずは傷をいやすのが大事ですからね。



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ちゃか

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