気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

夏乃実

恋人代行をはじめた俺、なぜか美少女の指名依頼が入ってくる3

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「もしかしてヤキモチ焼いてくれた?」

「……っ!」

 

家族間での報連相を破った龍馬のことを、カヤが追求。

彼が姉のことを思ってバイトを始めたという背景はわかるけど、高級なものには当然理由があって。実はかつてカヤも行っていた恋人代行業の問題について追及されて……家族の同意を得られずバイトを辞めることに。

 

まぁ危ない仕事で稼がれても嬉しくない、という姉の感情を理解できていなかったことや、リスクについての把握が甘かったことを突き付けられた上での決断ではあるんですけど。

龍馬にとっては大切な姉でも、読者目線でそこまで印象のないキャラからそこまで言われてもなんか納得いかないみたいな気持ちが若干沸く。

理屈でいえば正しいのはカヤの方なのもわかりますけどね。

 

そして龍馬はバイトを辞めることになって。追及のきっかけになった葉月への連絡はカヤが済ませたし、初詣で愛羅との契約も清算した。

そのうえで姫乃と向き合って、育まれていた恋心について打ち明けて付き合うことになることになって。姫乃推しだったので、幸せな未来についても描いてくれたのは嬉しいですけど駆け足だったのは確かですねー。



恋人代行をはじめた俺、なぜか美少女の指名依頼が入ってくる2

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「……姫乃は、シバとの時間……一番大切にしたい、から」

「……ッ!?」

「だから、写真は撮らない。一人で集中しない」

 

今回は表紙のキャリアウーマン、神城葉月さんが龍馬を恋人代行として指名することに。

酔っぱらって倒れててる彼女を龍馬が発見して、タクシーを呼んで彼女を託したっていう接点がその前にできていて。

その時と同一人物なのではないか、と興味をもった葉月が指名したという流れ。

仕事ができるからこそ葉月はいろいろとため込んでいるものがあったようで、龍馬がそこにフォロー入れていたあたり、スペックだけでいえば恋人代行業向いてる感じがします。

 

ただ脇が甘いのも確かなんですよね……。

葉月は弱みに付け込むことこそしませんでしたけど「こういうトラブルだって起こりうるんだぞ」という実例を見せつけてきて。

翻弄されて従いそうになっていたあたり危ういので、そういう面では不向きだともいえます。

 

姫乃との交友も順調で、クリスマスデートを楽しんだ結果として代行業のルールを超えて彼女に触れてしまうなんてことも起きたわけですし。

龍馬と一緒に居る時間を楽しんで、思いを育んだ姫乃がその気持ちを自覚したりもして。そのタイミングで葉月が龍馬の姉のカヤと同じ職場にいて、2人のデート風景を目撃したことで彼が恋人代行していることに気付いて追及される、ってエンディングを迎えるんだから、容赦がないというか。ケジメとして必要なイベントではありますよね。


恋人代行をはじめた俺、なぜか美少女の指名依頼が入ってくる

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「それで話を戻すんだけど、なんていうか俺は姫乃が羨ましいと思うよ」

 

今のバイト先である書店が近々移転する事が決まり、通勤にかかる時間が増えるため新しいバイトを探していた金欠大学生の斯波龍馬。彼は友人から「恋人代行」というアルバイトがあると聞き応募。

登録した直後に同じ大学に通う、柏木姫乃という少女からの指名を受けてデートする事に。友人には「恋愛に興味が無い」と意地を張りつつ、彼氏が欲しくてサービスに申し込んだりしちゃう姫乃、ふーみ先生のイラストも相まって可愛いですね。

 

恋人代行として相手を尊重しつつ、褒めるところは褒める龍馬は偉い。

姫乃がわりとチョロイのもありますけど、初回のデートからガンガン好感度稼いでますし。彼女の友人とばったり出くわした時も、そつなく躱して評価高かったですしね。

 

龍馬の魅力に気が付いているのは姫乃だけじゃなくて、書店バイトで接点が出来たJK愛羅からもアプローチされてますしねぇ……。

成績優秀ながら両親は仕事で忙しく、寂しさを感じていたとはいえお金出してお兄ちゃんになって、は中々に危ないチャレンジだぞ。龍馬が良い人で良かったね。まぁ、性格とか踏まえた上での提案ではあったようですけど。

 

姫乃と同じ大学だって言うのも運命的と言うか。まぁ、いずれはバレただろうけど、3回代行を経た後だったのは早かったのか遅かったのか。

あくまで「恋人代行」という業務での付き合いで、プライベートでの交流は断つべきと振る舞う龍馬も正しいけど、トラブルに発展しそうだからと話をしに行った姫乃は偉い。

 

……まぁ友人が、「恋人がいる」と口を滑らせたタイミングが悪かっただけで、彼女のせいではないしな。

業務中は、連絡先の交換などが禁じられているけれど。プライベートであったし、今後の相談のためという言い訳もあるために連絡先を交換して。順調に仲良くなってるのは、いい感じですね。

愛羅よりは姫乃を応援していきたい感じがしますけど。2巻の表紙を見るに、あたらしい代行相手がいそうなんだよなぁ。龍馬、そのうち刺されない? 大丈夫?

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ちゃか

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