気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

夜州

召喚された賢者は異世界を往く~最強なのは不要在庫のアイテムでした~3

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「大丈夫。俺は負けないから」

 

救国の英雄として知れ渡ってしまったため、休養を求めてアールランドの街を訪れたトウヤ。

しかし到着直後、ダンジョンで異変が生じて負傷した冒険者の治療を依頼され、埒外の回復術を披露したせいで、ギルドマスター直行便といういつものコースをたどることに。

トウヤ自身が交渉苦手なのや、これまであってきたトップの面々が癖が強かったのもあって警戒してたのはちょっと笑った。

まぁ見捨てられるような性格でもありませんし、叙爵されたことも知られていたので、協力せざるを得なくはなってましたけど。それはそれでいつも通りか。

 

今回氾濫を起こしたダンジョンは、トウヤがゲーム時代に見たことのある場所で。

ショートカット用の通路もボスの情報も持っていたことや、救援情報が入ったことで応援としてやってきてくれた、トウヤの影響でこの世界でもトップクラスの実力者になっていたシャル達の助力があったため、ボス攻略には割と簡単に成功。

しかし、ダンジョン前で冒険者としてやってきていたジェネレート王国の勇者と遭遇して、絡まれることになったのは面倒でしたねぇ……。

 

ダンジョン近くの街の領主は、最近代替わりしたばかりみたいですけど、この危機において「帝都に救援要請に行く」という名目で逃げるし。

妹の方は覚悟決まって残ってくれたのは良かったですけど……トウヤの常識外の行動に驚く要員って感じで、毎回コクヨウと喋る家精霊に驚かれるの、天丼芸にしてもくどく感じる部分はあった。

まぁこの作品の「いつも通り」を味わえるエピソードではありますけども。



召喚された賢者は異世界を往く~最強なのは不要在庫のアイテムでした~2

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「今、持てる最高の装備だ。準備しておけよ」

(略)

「そこは気にするな。お前らが怪我しないのが一番だしな。まぁ、回復魔法も使えるから即死さえしなければいくらでも復活させてやる」

 

ジェネレート王国が勇者召喚を行い、その戦力を頼りに侵攻してきて……。

これまで何度も戦ってきたルネット帝国には、近衛騎士団長が討たれ、帝都まで落ちる事態に陥ってしまったとか。

辛くも逃れた皇女シャルと護衛のアルと出会ったことも影響し、トウヤはジェネレート王国と敵対する覚悟を決めるわけですが。

自分と同じく異世界から召喚された勇者という存在を侮っていないトウヤは、自分一人の力で撤退まで追い込むのは難しいとは思っているようです。

それでも抗うのを諦めるつもりはなく、レベリングに励むんだから真面目というかなんというか。

 

トウヤ達はシャルの存在がバレたことで、結構慌ただしく拠点の街を出て帝国のリアンという街を目指したわけですが。

彼らが到着した時点でリアンに王国の軍隊がやってきてたので、大分危うい状況ではありましたね。トウヤ達が奇襲して指揮官を捕らえたことで、一時的に引かせることに成功し時間を稼げたのは良かった。

 

そうして稼いだ時間で、トウヤは帝都に忍び込むことを提案して実行するんだから、大分思い切りが良い。

ナタリー達相手に大分砕けた物言いをするものの、彼女たちの身分とかお嬢様らしい部分を見ると一歩引いてしまうあたり、ちぐはぐさはありますが。まぁ日本人の小市民らしい反応と言えばそうか。彼女達を大事にしてるのも、信頼してるのも確かですしね。

 

帝国の人々は亜人とも共存する方針だけど、王国側はそれに反する立場で……トウヤが何一つ気にせず帝国の味方できるのはわかりやすくて良い。

当人は身の丈にあった生活が出来ればよいと思ってるけど、皇帝の救出から帝都解放の助力まで成し遂げた英雄にはしかるべき褒章があるべきなんですよねぇ。

気ままな冒険者でありたかったようですけど、そうすると貴族からの干渉が大変なことになる、というのも相まって結局貴族に叙されることになってましたが、なるべくしてなった感。なし崩しで婚約者も決まってましたが、そりゃそうだよ……。

召喚された賢者は異世界を往く~最強なのは不要在庫のアイテムでした~

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「いいんだ。もう――自分の世界に帰るつもりはない」

 

アラサーのサラリーマンだった主人公トウヤは、三つの国があり毎日戦争が行われる対戦型オンラインゲームを好んでプレイしていた。

上限レベル999、レベル500を超えているのは上位1%という世界で、彼の使っていたメインキャラは最上級の戦士職でレベル700を超えていたっていうんですから中々の廃人っぷり。

一つのイベントを終えた後、他国所属のフレンドと連絡を取ったり、アイテム保管用のサブキャラに切り替えたところで、異世界に召喚されてしまって。

 

ゲーム時代も存在した国が、戦争への勝利を願い勇者召喚を行ったようですが。

住人達から限界突破と呼ばれるレベル100超えの存在を求めていたのに、トウヤのサブキャラはレベル1と期待外れで……。

同じ儀式を続けて行い、今度こそ期待通りの存在が現れたことで不要になったトウヤの扱いがかなり雑なんですよねぇ。

送り返すための儀式はしてくれることになったけど、それまで軟禁状態にされたし。送還の術の結果、彼は現実に帰るのではなく異世界の別の場所に放り出される結果になってますし。

 

何もわからないままさまようことになったトウヤでしたが、低レベルながらアイテム保管用としていたことが幸いして、いろんなアイテムを活用して冒険者として活動していけることになったのは何より。

初心者歓迎用の育成用アイテムまで持っていたことで、サクッとレベル100に到達してクラスチェンジしたりもしてるし、召喚した国は表面だけ見て惜しい存在を逃がしましたね……。

まぁ、拠点を設けた街のギルドで資料をあたったところ、トウヤ視点では割とろくでもない国認定されてましたし、どこかで喧嘩別れすることになった気もしますけどね。

トウヤは新天地での生活をそこそこ満喫していましたが、勇者召喚で勢いに乗った王国が戦争を激化させて、その流れにトウヤも巻き込まれることになります。

縁には恵まれたというか、1巻時点でヒロイン複数囲ってて豪快だなぁと思うなどはしました。……向こうから薬盛ってきたから、まぁ……。

転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~2

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「神々に後で文句を言う必要はあるとして、やらないといけないんですね」

 

これまではこっそりと魔物を狩ってばかりだったカインも、十二歳になりようやく正式に冒険者として登録できることに。

また、王立学園に通う年齢になったので入学試験を受けてましたが……。そこでも無茶をしたなぁと言うか。実力を存分に発揮して周囲を慌てさせることになってました。

 

……入口うっかり間違えたせいで平民に誤解される一幕もありましたが。叙爵して、一家の当主になったカインではありますが、こちらの世界の常識に疎すぎる部分があるよなぁ……とは思いますね。3歳で記憶を取り戻してから既に9年過ごしている筈なのに。

そんなカインは、神々から指示を受けてとある場所を訪れますが、そこで意外な人物と出会い修行を付けてもらうことに。

 

転生モノだとよくある、リバーシを商標登録して売り出すってことをカインもやってましたが。この世界の娯楽の少なさについて理由がついたのは良かったかなぁ。

カインは今後強大な敵と戦う必要があり、それには今のままでは力が足りない。だから鍛える。時間の流れが違う場所だったため、存分に腕を磨くことが出来てましたが……「次の休日2日で間に合うはず」とか言って実際にはもっとかかる修行を課して来たのとか、どうにもモヤモヤする部分はありましたねー。この神々の感覚は合わん。

まぁそうやって入学直後に特訓した甲斐があって、その後に起こった騒動に対処できたわけだから間違ってはないんですが。


転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~

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「陛下、できれば今まで通りでお願いします。私はガルムの息子であり、ただの十歳の子供です。たしかに前世の記憶はありますが今の生活に満足しております」

 

幼馴染の妹を庇って死に、異世界に転生する事になった主人公。

辺境伯家の三男カインとなった彼は、家を継ぐ必要もないし魔法のある世界で冒険者にでもなろうと思って、魔法の勉強などをしていましたが。

五歳で洗礼を受ける時に、この世界の神々7柱全てから高レベルの加護を貰った結果、ツッコミどころしかないステータスを獲得。

 

表に出すわけにもいかないと隠蔽するくらいの考えはありましたが……それはそれとして世間知らずな彼は、本人としては自重してるつもりでも常識はずれな行いを重ねていくこととになります。

 

お世話になった家庭教師に国宝級のマジックアイテムを贈るし。こっそり冒険に出かけてソロでドラゴンを狩るし。魔物に襲われていた人物を助けたらお姫様で、婚約することになったし。

叙爵して屋敷のお披露目会を開くときに前世知識と魔法の組み合わせで、今まで存在しなかった様々なものを作り出すし。自重って、どういう意味だったっけ……。

まぁそれだけの力を与えた神々にも思惑あってのことらしいですし、今の治世を揺るがすつもりもない彼が力の持ち主であったのは良い事でしょう。

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