気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

大槍葦人

限界越えの天賦は転生者にしか扱えない―オーバーリミット・スキルホルダー―2

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「わたくしを――わたくしたち全員を、守るのだわ」

(略)

「承知しました」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで430日まで。

1巻から4年が経ち、レイジはクルヴァ―ン聖王国までたどり着いていた。

元居た公爵領からは国を一つ越えた更に先にあるようですが。そこで彼は、なぜか貴族のお嬢様の護衛をしていた。

姉・ラルクの行方と、ヒンガ老人の孫娘の情報を求めて大都市を渡り歩く予定だったようですが、その途中で襲撃を受けた貴族を助けた縁からそんなことになったとか。

 

万能に近い【森羅万象】の能力に頼りきることはせず、オーブを外した状態で使った事のある天賦を思い出しつつ、自身の練度を挙げるなんてことをレイジはしていたそうで。

天賦はあくまで一足飛びに効果を得るための手段であるとか。他者が付けているオーブを観察できる天賦や、天賦が使えない部屋を準備してる悪党が居たり、レイジの準備が無駄になってないのは良いですねー。

 

護衛対象のお嬢様、エヴァ。彼女は今年12歳になり、本格的に貴族社会に踏み込むことになる。

お披露目というか顔合わせのために行われた晩餐会。エヴァの父親は他の貴族の断罪とかを行ってきたため、反発する子もいるようでしたが。幼いなりに誇りを持っているエヴァの事嫌いじゃないです。

まぁ理想的すぎるきらいはありますが……変に擦れてない彼女だからレイジと良い関係を築けた感じがしますねー。

 

この国では貴族の子供たちが成人する時、オーブを授けられる儀式が行われるそうですが。

晩餐会でちょっとした余興とトラブルがあり先送りにされた上、オーブの授与においても聖王国ならではの問題が生じて……。

その騒動にレイジがまた巻き込まれていくことに。トラブルに愛されてるな……。まぁ、最終的に国を出る事にはなったけれど、良い出会いと求めていた情報の断片を掴めたので、総合的にはプラスなのでは。これからも頑張ってほしいものです。

限界超えの天賦は転生者にしか扱えない―オーバーリミット・スキルホルダー―

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「……だらだら歩いてたってダメだ。やるなら走らなきゃ」

(略)

「今、行きます。僕も『銀の天秤』のメンバーだから」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで1130日まで。

小説家になろう書籍化作品。WEB未読。

この世界にはスキルと呼ばれる特殊技能があり、スキルオーブを使うことで習得することが出来る。人は全てスキル枠を8つ持ち、強力なものほど多くの枠を占有することになる。

主人公はスキルオーブを採掘する鉱山で働く奴隷で、歳の近い相手と姉弟の様に過ごしていたが……。

ある時、6つ星という破格のオーブが見つかったことで、鉱山が荒れることになります。

 

領主が視察に来たと思ったら、崩落事故で亡くなり……それによって、奴隷たちを縛っていた契約魔術が失われ、暴動が起きて。

その混乱の中で、主人公は自分が異世界転生したことを自覚。さらに、前世と今世の2つ分スキル枠を持っているため、枠を10個も埋める常人には使えないオーブを取り込むことまで出来た。

 

そして逃げ延びた彼でしたが……逃亡奴隷であるという身分、忌まれる黒髪黒目の容姿などがあって、街にも入りにくい有様で。

ただ縁に恵まれて、それぞれの理由で嫌われる要素を抱えた冒険者たちの庇護を得て。そのまま平穏な暮らしに落ちついてくれれば良かったんですけどねぇ。

いくつものトラブルに見舞われた彼が、それでも前に進もうと決意する。そんなお話でした。外に出てからのファーストコンタクトが『銀の天秤』の面々で本当に良かった。


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ちゃか

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