気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

天地創造デザイン部

天地創造デザイン部2

ico_grade6_3

「天啓です!」

「こういうのを真の成長と言うんだ!」

 

神様から下請けされて、動物たちを創造するデザイン部。

土屋室長の孫が試作室でラクガキしたら、それが採用されてしまって……邪神のごとき有様になっていたのには笑った。

しかもサイズがでかい上に「アレなんとかして」って神様から通達まで来て。

いろいろ対策練ってますがその過程で新規採用されたものが出たりするので、瓢箪から駒というか。こんなドタバタしててよくデザイン部の部屋無事だなぁ、って気持ちが強まった。

 

いくつもデザインをしてる中で黒歴史的な案も生み出されていたようで……当人が悲鳴をあげてるけど、ほかのメンバーは楽しそうで笑う。

こんなやり取りがいつものことなんだろうなぁ、という信頼がある。

恒例の試行錯誤の過程で化け物生まれたりしてましたが、しっかり採用される動物も出てきて良かった。失敗作も別の案にアレンジされてますし。

 

順調に採用されているようでスランプになったりもしてますが。

……神様のオーダーが「馬なんとか飛ばして」とか「足がないのに走る動物」とか、割とふんわりしてるし。それで出されたら「なんか違う」っていうし、厄介クライアントだ……とはなった。

天地創造デザイン部1

ico_grade6_3
「なんだこの個人的な恨みと趣味に走りまくった鳥は!!

 なんで神様はあんなの通しちゃったんだ!!」

「そりゃあアタシの鳥が優れたデザインだからじゃない?」

 

万能の神が世界を作り、光・水・大地などの環境を生み出したあと……そこに住まう動物たちの創造が面倒になって下請けに投げたという前振りからスタート。

動物たちのデザインをする個性的なデザイナーたちの部署へ、新人の天使下田が訪問して新デザインを見せてもらって、採用されたら神様から天啓を受けることになるんですが。

 

1話のテーマは「すっごい高いところの葉っぱが食べられる動物」。

そこで3案出されてましたが……かつて造った「馬」が採用され、そのデザインに魅了された室長は羽をはやしたペガサスを持ってきたり。

哺乳類って縛りがないから植物に近いデザインのものが持ち込まれたり。安易に首を伸ばした鹿だったりするわけです。

 

で、エンジニア担当の人が実際にそれが地上にいたらどうなるかというのを試作してくれるわけですが。

このデザインにはこんな欠陥がある! っていうのをまざまざと見せつけられるので笑えますね。

でかすぎる動物は飛べないし、重力に耐えられなかったり、貧血になったりと初期案は問題だらけ。

そういう試行錯誤の中で過去に採用された特徴的なデザインの動物たちのトークがあったり、採用されるためにはどう改良したらいいかと突き詰めていった結果知ってる動物になる流れは面白くて良かったですね。

 

デザイナーごとに過去に採用された案の中に、自信をもってるものがあって。鳥を作ったら卵が蛇に食べられてしまった。だから、対策できるタイプの鳥をデザインしたいとか。

アイデアを話し合うなかで新規採用されるものがあったりして笑える。

話の間に「本当にいる生きもの図鑑」として、各エピソードに登場した動物の解説が乗ってる当たり新設設計だとは思いました。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ