気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

天鏡のアルデラミン

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン1

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――あらゆる英雄は 過労で死ぬ


表紙がちょっとイメージと違うかなぁ、と思いながら手に取ったんですが。
読み進めている間は案外気にならなかったですね。
というか、結構あっているとすら感じました。
原作の方も絵師が変更になっていましたが、そちらの画よりはあっている感じがします。

最近はまっているシリーズの一つ、「天鏡のアルデラミン」のコミカライズ。
イクタとヤトリの卒業式の様子から、漂流してしまったそのあとの出来事が少し。

そういえば、高等士官の試験で「思うところを自由に述べよ」って随分毛色の違う問題が紛れてましたけど。
あれ結局誰が作っているんですかねー。微妙に気になる。
イクタは、実力がありながらも、それを進んで振るおうとはしていなかった。
ヤトリのコネを使って、首都の国立図書館司書のポストに収まろうとしていたくらいですし。
国が滅びる寸前まで怠けていたかったから。

結局その願いはかなわず、騒乱の中に巻き込まれていくわけですけど。
「あらゆる英雄は過労で死ぬ」。
そう記した彼は、引き戻せない一歩を踏み出した時、いったいどんな気持ちだったんだろう。
ここまでの関係を築くに至った理由とか、過去に何があったのかとかすごく気になります。
まぁ、原作の方で狐と対面したところだし、色々とあきらかになってくるのだろうか。

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (1) (電撃コミックスNEXT)
川上 泰樹
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2014-10-09
 

ねじまき精霊戦記 天鏡のアルデラミンⅥ

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だからこそ、トルウェイは固く心に決めた。――自分は覚えていよう。そして、いつか人々に思い出させよう。人間は誰もが、死に怯える弱い生き物であることを。そんな臆病者たちが勇者を演じて殺し合う、それが戦争の正体だったという事を。その上で――
「ぼくが、その在り方を過去にする」


絵師交代でイメージと違ってしまったのは残念。
あとがきで理由がしっかり描かれていたのは好印象ではありましたけど。
体調がすぐれないとかで。お大事になさってほしいものです。

さておき帝国内乱編。
イグゼムの一族が厄介すぎてもう。
元帥は堅物だし、名誉大賞は戦狂いだし、ヤトリはヤトリで、若いながらもかなりの実力を見せますし。
こいつら本当に人間かよって思う部分が無きにしも非ず。
一方で、クーデター起こしたトルウェイ父の方は思考的にもわかりやすいといったらアレですが。
憂国の士としてのパーソナリティはしっかりあるようで。
イクタに言わせれば、失敗する未来しか見えないけど、交渉の余地あり。

騎士団組は、ヤトリがいない状況で、少しでもよりよい未来のためを求めて行動。
いろいろ手を尽くしているわけですが、状況は予想よりも厄介な状況。
狐が上手というか、火に油そそぐ真似しかしないからなぁ、アイツ。
皇帝を抑えられなかったのは痛い。ずるずると長引けば長引くほど、問題根深くなって、遺恨とかも生じそうですけど。
そもそも、長引きすぎれば、国を憂いてクーデター起こしたはずなのに、それによって不安定になったところをキオカに攻め込まれるという未来が待っているわけで。

今回は、トルウェイ回でしたね。
やはりクーデターを起こしたのが、父親の派閥ということもありますし、もともとの性格もあって、結構悩んでいましたからね。
これまでイクタがトルウェイに課してきたもの。イクタの期待。そして、それを受けてのトルウェイの決断。
誰よりも臆病であるからこそ。戦争という場で、自分ができること、するべきことを見極めたトルウェイは、重要な一歩を踏み出したんじゃないでしょうか。

狐が、最後に出てきて相対していましたが、この期に及んでも何かろくでもないことしそうで嫌な感じ。
不眠の輝将をどう超えていくのかと思っていたイクタたちがあっさり内乱の方に絡んできたのは少し意外。
そして、内乱とはいえ戦争。死者が出たりしていますけど……
これ、ずいぶん難しい状況になっているんじゃないか。
続きはよ。


ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン5

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「聞いてくれ、三人とも。――僕の中ではもう、考えたり悩んだりする段階は終わってる」
混迷の泥沼の中で、イクタの声だけがはっきりと揺るぎない。藁にもすがる思いで、三人の視線が彼に集中する。
 「手段を選んでいる余裕は完全になくなった。希望とは別に覚悟も決めている。だから僕は、これから――かつて沈んだ太陽を、もう一度空に引っ張り上げることにする」


 さて、前回痛い目を見た海賊軍の反撃のエピソードですね。
陸軍である以上、イクタたちに出来ることはほとんどない……なんてはずもなく。
イクタたち騎士団の策略をもって、マシューが会議へと参加する。

合間に、イクタの持っている英雄観みたいなものが更に深く触れられていましたけど。
なるほど、だからこそマシューを推しだしているのか、という感じで。
別のラノベで「英雄というのは逃れられない呪いだ」みたいなことが言われてましたけど、そういう感じ。
英雄は全体の理想でなくてはならず、個人が押し流されてしまう。
そんな流れには乗りたくないし、誰も載せたくない。
だからこそ、マシューを推す。責任感と同時に、頼りなさをもっているから。
好意を持たれても、英雄を生み出す流れには乗らない。そんな彼の資質を、生き方を貴く思っているから。
イクタは本当に、怖いくらい色々とモノを考えてますよね。
追い込まれた状況の中でも、それでも諦めずに模索する。
それは彼に言わせれば「正しく怠けるため」の行動なんですが、その行動は、英雄に近いそれだと思いますけどね。少なくとも、父親の名将の血は間違いなく継がれている。

海戦の方は、結構あっさり終わったかなぁ、という感じ。
色々戦場のなかで動きはありましたし、痛手受けたりもしていますが、それでも勝ちを掴み取ったのはさすが。
マシューも、今回は活躍していましたねー。
しかしポルミは再登場の目があったりするんだろうか。海軍と陸軍だと畑違うからなー、今回みたいな作戦がないと会えなかったりするのだろうか。

で、海戦を終えたと思ったら、今度は鉱山へ。
そこにいたのは、北域で相対した、不眠の輝将。
またここでイクタとのチェスじみたやりとりが発生するのかと思いきや、事態は急転直下で動き出す。 
怪しさは感じていましたけど、このタイミングで動き出すのか、といったとこですね。
帝国内で起きた火種の影響で、騎士団と別れて行動することにあったヤトリ。
そしてイクタは、引き戻せない一手を打つ。
怠け者なところも、策士なところも含めてイクタというキャラが結構好きでしたけど、今回は本当に格好良かった。最後にオチをつけてましたけど、それでこそ、って部分もありますし。

あとは、イクタとヤトリの絆の強さが揺るぎないっていうのが、これでもかってほど描かれていましたね。
もう、あのふたりのコンビが大好きです。
それみて、歪な心に振り回されている姫さまもいましたけど。イクタが、姫さまの企画にのったようでいて、へらへらやっていたことについても、色々と考えがあったんだなぁ、と触れられていて個人的には満足。
ヤトリをうまく引き込めれば、あの陣営最強じゃないだろうか。

あとは、癒し系で、結構気に入っていたハロですが、今回なんか怪しい事情が明らかに……。
騎士団の中では確かに、見せ場が少ないというか、濃さが足りない部分ありましたけど、ここでそうくるのか、という感じで。うわー、どうするんだろう。これは予想外。
あっちにもこっちにも問題がありますが、その中でイクタがどうやって収拾をつけるのかが今から楽しみです。

……なんか鉱山で反撃しようとしている不眠さんとどうやって決着をつけるのか、というかどんな作考えているのかも気になりますが。


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