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「いまのおれたちに自信はないな。でも大会が始まったら、自信をもって試合に臨むだろうよ」

「そんなものなの?」

「さっきも言ったが、自信は思い込みなんだよ。いざ戦うときになったら、これまでの努力の蓄積に『自信』という名前を付けるんだ。やることはやったから勝てるはずだ、と信じて戦うんだよ」

 

付属中からエスカレーターで進学し、高校ではトップクラスの成績を取れるようになった少女・佐古町香。

彼女は男子からあこがれの的な「完璧美少女」として認識されていて……。

そんな彼女はモブを自称する津吉晴くんのことが好きで、告白するわけですが。

津吉くんは自分に自信がなくて、自分は完璧な佐古さんの隣にいていい存在ではないと断ってしまいます。

 

それでも佐古さんは諦めきれず、攻めの姿勢を取るわけですが。

そのアプローチが「完璧だからって理由で振られたなら、完璧じゃないところを見せればいいよね!」っていう方向で、ちょっと暴走してますね!? って感じて笑っちゃった。

思い切りよく髪切っちゃうし。慣れてないのにスカート短くして、動き方が危ういから下着見えちゃったりとかしてたみたですし。

ちゃんと指摘してくれる女友達が居たので、まだ良かったですけど極端から極端にいくので危ういなぁと思いました。

 

津吉くんも振った後も気になっていたし、そこからアピールされ続ける中で、自分から変わろうと踏み出せたのは良かった。こっちはこっちで良い友人が居ましたね。

アドバイスのせいで妙に拗れた部分もあるけれど、最後には収まるべきところに収まったので何より。

……根回ししてたらしいけど、佐古さんのご両親ちょっと大変そうだなぁとか思ってしまうのは年を取ったからか。