気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

宮城真人

魔女と傭兵8

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(戦いを…主目的としながらも)

決してのめりこむな

――大事に使え 体も心もな

 

57話~64話を収録。

ジグの馬鹿力によって引きちぎられた、ドラッグ使いのマフィアの死体。

それを調査している冒険者グループが「この死体作った方がドラッグ使ってるな!」ってなってるの、ちょっと笑っちゃった。

いやまぁ、実際ジグも痛覚鈍らせたりする用途で薬品使ったりしてるんですが。

一応、今回問題になっている劇薬の類には手を出してないから……。

 

マフィアの令嬢カティアが、ジグを伴って調査に行った先で直ぐに使用者と遭遇し、戦闘になった。

おまけにそのジグは傭兵を名乗り、それまでの素性が知れない……。

疑われて当然の状況ではありますけど、その危険性を承知した上で、「敵に疲れた方が怖い」と言って護衛を継続させる判断を下しているの、良いですよね。リスクとリターンをしっかり勘案しているのが好きです。

 

ジグが傭兵としてマフィアが負うドラッグ騒動に関わっている一方で、そのドラッグ被害が冒険者にまで及んだ結果、冒険者たちも調査に乗り出すことになっているわけなんですが。

シアーシャはシアーシャで、顔見知りの冒険者から「怪しい冒険者の調査任務」の話を聞いて同行して。……手加減とは、って感じがありますけど。実際あれでも手加減でいてますけど、同行者が「ダメかもしれない」って思ったのも無理はない……。


魔女と傭兵7

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「だがお前は選んだのだろう 変えるために」

「ならば何を迷うことがある 確かにここまで連れて来たのは俺かもしれん」

「だが選んだのはお前だ シアーシャ」

「――お前の望むままに往け」

 

47~56話を収録。

「亜人」とひとくくりに語られ、低く見られている人々。

そんな彼等とも変わらぬ姿勢で交流したことで、ジグとシアーシャは人至上主義の冒険者から嫌がらせを受けることになって……。

ジグも過度のやりすぎは窘めたりして、シアーシャを人間社会に慣れさせようとはしてますけど。自分も傭兵だから裏社会との付き合いや、目撃者を始末することだって状況によっては容認する構えで。

 

護衛対象だからシアーシャへ危害を及ぼすような事態には対処するけど、別に正義の味方ではないんですよねぇ。

今回も「人と違う事」を理由に攻撃的になったシアーシャを止めるのではなく、逆に背中を押すようなこと言ってますし。

そして落ち目とは言えクランを正面から叩き潰しに行ったわけですが……大暴れしてシアーシャがちょっとすっきりしたのは何より。

これまで揉め事に遭遇しまくってたジグが何かしたんだろ、って噂に化けてたのは笑った。

 

そして一つの騒動が終わったかと思ったら、マフィアが傭兵のジグに接触してきて……。

ワダツミの一件で口を割らなかった義理堅さが評価されてるのは、なんか嬉しいですねぇ。

戦闘用のドラッグを裁く他所の組織と、身内に潜んだ裏切りものへの対処の為にマフィアは動いていて。……じっとしてられない性分のカティアが、傭兵のジグを雇って踏み込んだ結果、敵から襲撃を受ける結果になってたのは、展開早すぎて笑ったというか。

カティアが思わず「偶然にしてはちょっと出来過ぎじゃないか」とジグを追及したくなる気持ちも分かる。でもただジグはそういうの引き寄せる星の元に生まれただけなんだ……。

魔女と傭兵6

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「今度は弱いお前が踏みつぶされる番だ」

(略)

「来い半端者 覚悟も持たずにその道を選んだツケは大きいぞ?」

 

38~46話を収録。

ジグ、流石は「殺しを受ける」傭兵稼業出身というか。

辻斬りに染まった悪徳冒険者を的確に挑発して、才能は確かだと認めつつ、だからこそ腐ったと断じて切り捨てるまでの流れが美しい。

弱者はより大きな力に潰される、弱肉強食の理。それをしっかりと体現してる感じがして、ジグの覚悟の決まった姿勢好きなんですよね。

 

賞金首の魔物が現れたことで狩場が飽和して……。

ワダツミからも人が派遣されることになっていたようです。シアーシャが魔術開発で宿にこもっていて手が空いているジグが、たまたまその話を聞かされて……応援を頼まれることに。

彼の実力と、傭兵と公言しているけれど仕事には真摯な姿が認められている感じがして好きですね。

……案内役に付けられたケイン君、先日ジグに武器を壊されたばかりか、代わりの武器として振り回された青年だったのは……ご愁傷様というか。

 

ミリーナとセツ。ジグにはあしらわれてたり、通り魔相手に押されていたりとちょっと良いところなかったですけど。

一般的には有望株ではあるんですよね。番の賞金首自体はある程度の余裕をもって対処してましたし。

ただ残心が足りなかったというか、倒した魔獣により強い寄生型の魔獣が巣食っていたせいでピンチになったりしてましたが。

ジグを派遣した先輩方の判断は、保険として正しかった。セツも魔獣よりジグの方が怖いからとか言っていましたが、死にそうな場面で術を継続したり覚悟決まってるのが良かった。

 

ジグとシアーシャ、別大陸から来たこともあって偏見とかもとくには無くて。

魔術が残り続けている異大陸、獣や爬虫類の姿を宿した亜人と称される人も住んでいて。亜人排斥をうたう宗教なんかも広まっているようですけど。

そんな教えに囚われず交友関係を作っているのは、ジグ達ならではで良し。……その動きが気に食わなくて嫌がらせしてくるバカたちもいましたが、なんて阿呆なことを……。

魔女と傭兵5

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「……少し違うな」

「少し…と言いますと?」

「殺し“も”ではない 殺し“を”受けているんだ」

 

29話~37話を収録。

シアーシャは臨時パーティーを組んで冒険者として活動を積みに行くことに。

その間ジグは手が空いたわけですが……町では、冒険者が何者かに襲われる事件が発生。恐らくは同業者と思われるため、受付嬢に絡む輩も出てくるような状況で。

それでも誰か確定したわけじゃないので「情報を精査して、正統性が確認されたら連絡する」と答えられる受付嬢、強い。

 

斬られた冒険者が、クランに所属していたこともあって犯人探しに躍起になる仲間も当然いて。

凶器が双刃剣だと思われる事。殺しを請け負う傭兵稼業であることから、ジグに疑いが向くのは……まぁしょうがないっちゃしょうがない。

ジグも仕事に矜持があるから、依頼周りの情報に関しては口が重く、力づくで喋らせようとしたクラン・ワダツミ側の対応は、冒険者らしいけど悪手でしたねぇ、と外野からは言えますが。

 

仲間の仇討ちに燃える敵対者に囲まれて、自身は無手。

人数の利で武器を拾う隙すらない状況でも慌てず、「お前が武器になるんだよ」と人を振り回すのにはちょっと笑っちゃった。

仲間の為に武器をとった連中だから、盾で防いだりしたら仲間の頭が割れると動きが止まって、付け込まれることに。ちゃんと死ぬ前に放り出してる当たりは優しい。

ジグも落としどころを探り探りやっていたから、その後の交渉の場でも妙な空気になりかけてましたが。シアーシャがやってきて、ひっくり返してくれたのはまぁ良かったか。

話がまとまってしまってからでは、余計にこじれたでしょうし。

 

ワダツミが暴走してしまうのも分かるくらい、ジグは怪しい要素そろい踏みだからなぁ……。

でもギルドで受付やってるワダツミ関係者の姉が、「九分九厘そう判断できるとしても、迂闊な行動にでるべきではありません」と冷静であろうとしてるの、好きですねぇ。良いキャラが多い。



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ちゃか

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